見出し画像

追い風それとも向かい風?大阪を取り巻く4つの不動産投資事情

こんにちは、ルシオンアンドカンパニーです。

前回、大阪で不動産投資を行うことのメリットについて、説明しました。
賃貸需要が高く、東京より利回りが高いこと以外にも、大阪には不動産投資家たちから注目を集める理由があります。

今回は、大阪の不動産投資事情と、それぞれが投資家に与える影響について説明していきます。

大阪を取り巻く3つの不動産投資事情~メリット編~

大阪の不動産投資を取り巻く事情のなかには、良いものも悪いものもあります。
このうち、良いほうの不動産投資事情は、主に以下の3つです。

・再開発が盛んに行われている
・地価の変動が安定している
・融資が受けやすい

ここでは、それぞれの内容について、説明していきましょう。

再開発が盛んに行われている

現在、大阪では、複数の都市開発プロジェクトが進行、または計画されています。なかでも、代表的なのが「うめきたプロジェクト」です。

うめきたプロジェクトは、約24haにおよぶ梅田貨物駅の跡地に知的創造都市を建設するという、大規模な再開発プロジェクト。
同プロジェクトは、1期と2期に、期間と区域を分けて開発が進められ、「うめきた1期」では2013年に、大規模な商業施設である「グランフロント大阪」が開業されました。

2024年には、「うめきた2期」として、4つの超高層ビルや、広大な都市公園を含む、街開きが計画されています。

再開発によって、利便性が上がることにより、大阪への人口流入数や、地価がますます上昇することが期待されます。
これは、大阪で不動産投資をしている人や、これから始める人にとって、大きな追い風となるでしょう。

地価の変動が安定している

大阪の地価が上昇傾向にあることは、前回お伝えしたとおりです。
地価に関わる、大阪のもう1つの特徴が、以下のように、価格変動が安定していることです。

画像1


画像引用:大阪市都市計画局「令和2年 都道府県地価調査結果について(大阪市)

地価が急騰すれば、物件を購入しようか迷っている間に、物件価格が上昇してしまう可能性があります。
しかし、大阪は地価の上昇が緩やかなため、慌てずじっくりとエリアや物件を選定できます。

融資が受けやすい

不動産投資では、物件の購入にあたって、金融機関から融資を受けられます。融資を受けるには審査をパスしなければなりませんが、大阪は東京に比べて、審査に通りやすくなっています。

東京には、大手金融機関の本社が集まっており、金融機関がお金を借りる人を選べる状況にあるため、審査通過の難易度はやや高めです。

その点、大阪には、四国や中国地方に拠点を置く、中小の金融機関が多く集まっています。こうした金融機関では、お金を借りる人が少なく、お金を貸す相手を求めている状況にあるため、融資を受けやすくなっているのです。

大阪の不動産投資事情~デメリット編~

大阪での不動産投資事情には、投資家にとって向かい風となる、悪いものもあります。それは、将来的に人口が減少すると予測されていることです。

大阪府の「大阪府人口ビジョン策定後の人口動向等の整理」によれば、将来的な人口は、以下のように推移すると予測されています。

画像2

上記は、あくまで推計なので、必ずしもこの通りに人口が減るわけではありません。
現に、2020年10月1日時点での大阪府の推計人口は約882万人で、上記の874万人より多くなっています。

また、少子高齢化が進む現代にあって、人口が減っていくのは、仕方ないことと言えるでしょう。
とはいえ、大阪でも、将来的に人口減によって、空室リスクが高くなる可能性があるということは頭に入れておきましょう。

まとめ

今回は、大阪の4つの不動産投資事情について、説明してきました。
大阪は将来的に人口が減少するリスクもあるものの、以下のメリットもあります。

・再開発が盛んに行われている
・地価の変動が安定している
・融資が受けやすい

前回と今回の説明で、大阪で不動産投資を始めるメリットは、十分に分かったはずです。

しかし、大阪で不動産投資を行うにしても、勉強もせずにいきなり投資を始めて、成功を収めるのは困難です。

次回は、不動産投資を始めるのにおすすめの勉強方法について、紹介していきます。