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2日で420倍!?トランプコインから見えるトークンと影響力の時代

こんにちは。ルキフェルです。
僕は2022年11月にMetaKozoというNFTコレクションをローンチし、今ではトータル出来高540ETH(日本円換算で2億7000万円)を突破し、NFT売り上げもトータルで約4000万円を超えることができました。

昨年2024年は4月と11月で西武渋谷でアパレルグッズのPOP UPを開催したり、実店舗の飲食店「貝心のいち撃」を熱海にオープンしたりNFTから始まり現実世界での展開もしています。
今6000人規模のコミュニティ規模に拡大し、日々アクティブで個性豊かなメンバーと共にMetaKozoを世界的なキャラクターブランドにするべく活動をしています。

MetaKozoについて気になる人はこちらの記事も読んでみてください💡

トークンと影響力について

さて今日はトランプコインから見えるトークンと影響力について僕の見解を話していきます。
あくまで個人的な見解なのでご了承ください。

今なぜこのテーマで記事を書くかというと、直近で起こったアメリカのトランプ大統領のmemeコイン$TRUMPの爆誕です。

1/18の午前11時44分に突如トランプ次期大統領(就任前なので次期大統領)がツイート。初めはアカウント乗っ取りかと騒がれましたが公式のツイートでした。

そしてなんとこのトランプコインは0.1824ドルから始まり、その日の夜には33ドルまで上がりました。約180倍です。
10万円をすぐに入れてたら1800万円になっています。
トランプコインの勢いは衰えることなく、次の日の11/19の夜には最高値で77ドルをつけて上場価格から420倍です。10万円をすぐに入れてたら4200万円です。労働とは?となるレベルの上昇です。

11/21には大統領就任後に仮想通貨について言及されなかったこともあり30ドルまで価格は下がりました。

1/18DEX上場価格0.1824ドル

1/19最高値77ドル

1/21 30ドルが今のところの底値

ジェットコースター相場です。
ボラティリティが凄すぎて、価格とは価値とは?となるレベルです。
ここから僕が感じた今回のトランプコインのポイントを記していきます。

①常識の破壊とイノベーションの本質

トランプが、アメリカ大統領に返り咲くわずか2日前に公式でmemeコインをローンチしたという出来事は、アメリカの歴史上でも前代未聞の一大事でした。
日本で考えてみてください。首相になる2日前に石破さんが突如ツイートして「memeコインをDEXでローンチしました。」あり得ないですよね?
あまりの突拍子のなさに映画の脚本としてさえ「リアリティがない」と突き返されるでしょう。
そしてもし現実に起ころうものなら変化を受け入れにくい日本では大バッシングを食らうでしょう。

「リスクが高くボラティリティが激しいコインを首相が出すなんてどういうおつもりですか!?」と。

ですが、これこそがイノベーターの真骨頂であり、アメリカという国の本質を象徴する行動です。
トランプの今回のmemeコインローンチはそんな既存の常識さえ覆す出来事になりました。

②影響力を持つ人間とトークン

今回のトランプコインは上記のデータのように爆上がりし、たったの2日で2兆円の時価総額を作りました。仮想通貨の時価総額ランキングでも最高で15位まで到達しました。何のユーティリティも開示していないトークンが次期アメリカ大統領が公式で発行したという”信用”のみでこれまでの資金を集めたのです。

memeコインとは、元々インターネット上のミーム文化に由来するトークンです。その多くは、特定の目的や実用性がないにもかかわらず、熱狂的な支持やコミュニティの結束力によって価値が生まれ、成長を遂げるという独特のカルチャーを持っています。

そしてトークンのパフォーマンスの凄さも証明しました。これが株式だと話は複雑になり、短期間でここまでのパフォーマンスは出せないでしょう。

トークンの特性である「誰でも買えて誰でもすぐに売れる」という即効性と流動性の利点がいかされました。今回の事例から今後も影響力があり、信用が高い著名人やブランドのトークン発行は増えていきそうです。
トランプコインの事例は、トークンが単なる投機商品ではなく、新たな資金調達の枠組みとしての可能性を示すものであり、影響力のある個人が経済に与える変革力を改めて浮き彫りにしました。

③ ブロックチェーンを受け入れるアメリカ、慎重な姿勢を見せる日本

今回のトランプ氏の動向を観察すると、アメリカは仮想通貨を単なる投機資産としてではなく、国家戦略の一環として取り込もうとする明確な意図がうかがえます。中央集権的な統制を国の基盤としてきたアメリカが、ブロックチェーンを脅威として排除するのではなく、むしろそのポテンシャルを活用し、新たな武器として育てようとしているのです。この柔軟性と適応力こそ、アメリカが世界の先頭を走り続ける理由でしょう。

ブロックチェーン技術は、その分散性ゆえに、いかなる国家や個人、さらにはその創始者とされるサトシ・ナカモトや世界一の大富豪であるイーロン・マスクでさえ、完全に抑制することはできません。ブロックチェーンを止めるには、インターネットそのものを停止させるか、あるいは世界が滅びない限りは不可能です。

この技術の力を理解し、アメリカは仮想通貨ユーザーにとっても有利な法制度の整備を進めると同時に、国家の準備資産としてビットコインを組み込む議論さえ始まっています。規制で抑え込むのではなく、逆に国家が自らビットコインを積極的に集める時代の到来を予感させます。

1971年、アメリカは世界で初めて金本位制を撤廃しました。この歴史的な決断は他国の金融政策に影響を及ぼし、やがて金本位制は世界的に姿を消しました。同様に、アメリカが国家資産としてビットコインを採用することになれば、多くの国々もその動きに追随する可能性があります。アメリカの革新性は、常に世界の経済構造を再構築してきました。

一方で、日本の現状はどうでしょうか。仮想通貨の利益は依然として「雑所得」として扱われ、総合課税の対象となり、最大55%もの税率が適用されます。これに対して、株式の配当や譲渡益は分離課税で一律20.315%と大きな違いがあります。この税制は、仮想通貨で利益を得たとしても、より大きなリスクを伴う現状を作り出しています。さらに、多くの人々が仮想通貨を「怪しい」「危険」といった固定観念で捉えていることも課題です。

しかし、過去数年のパフォーマンスを見れば、資産防衛の観点でビットコインが果たした役割は明白です。例えば、2023年1月に円をビットコインに変えていれば、その価値は約7倍に増加していました。同じ期間に円の価値は下がり続け、物価上昇による生活コストの増加と相まって、日本円を保有するリスクが浮き彫りになっています。

この現実を直視し、日本が仮想通貨をイノベーションとして迅速に取り入れることができるかが、未来の競争力を左右するでしょう。そして僕たち個人も、これまでの常識を疑い、資産防衛のための新しいポートフォリオを構築することが求められています。

ブロックチェーン技術を規制するのか、それとも受け入れるのか。この選択が、国家や個人の未来に大きな影響を与えることは間違いありません。変化を拒むのではなく、可能性を活用する柔軟性こそが、今の日本に必要な視点ではないでしょうか。

④ チャンスを掴んだ人たちの共通点

今回のトランプコインがわずか2日間で生み出した壮大なドラマ。その舞台で資産を大きく増やしたのは一体どんな人たちでしょうか?
おそらくトランプ氏のツイートを昼に見つけ、その真偽をクリプト仲間に即座に確認し、「やるなら今しかない、いくぞー!」と思い切って特攻した人たちでしょう。

取引開始の場が中央集権型取引所(CEX)ではなく、分散型取引所(DEX)だった点も重要です。SOLチェーンに対応したウォレットを持ち、SOLチェーンのトークンをすでに保有していたユーザーは、他の人より一足早くこのチャンスにアクセスできました。Xのタイムラインを振り返ると、早い人たちで4ドルや5ドルという価格で購入していたようです。もし、5ドルで100万円分購入し、最高値の77ドルで利確していたとしたら、その100万円は1540万円へと化けていました。

この機会をものにした人々に共通していた要素とは何でしょうか?

  1. チャンスを見極める目

    • チャンスは目の前を一瞬で通り過ぎます。気付けるかどうかが勝負の分かれ目です。トランプコインを5ドル以下で拾えた猶予はほんの数時間でした。

  2. 特攻する勇気

    • 時には深く考えず「とりあえず行け!」という姿勢も大切。もちろんリスクは伴いますが、成功には大胆さが不可欠です。
      ブルースリーの「Don't think feel(考えるな、感じろ)」精神も時には必要です。

  3. 日頃の準備

    • ウォレットを整備し、主要なチェーンのトークンを持ち、DEXの使い方を熟知していることが、いざという時の対応力を決めます。

  4. 潤沢な資金力

    • どれだけアンテナが高くても、行動を起こすには資金が必要です。少額でも余剰資金を準備しておく習慣が大切です。

  5. 常にアンテナを張る習慣

    • 情報が命。タイムラインをこまめにチェックし、業界の動向に敏感であることが重要です。

これらのすべてを備えていた人々が、今回の一大イベントをチャンスに変え、成功の果実を手にできました。

⑤まとめ

今回のトランプのmemeコインの発行は賛否が分かれると思いますが、僕個人としては常識の破壊とイノベーションの本質であり、誰もが資産を大きく増やすチャンスでもありました。自分たちの価値観はいい意味で疑って時代に適応できるようにアップデートしていく必要があると思いました。

仮想通貨の世界はこのように普段の常識ではあり得ないことばかりが起きます。チャンスにはリスクはつきものです。
来たるべく今後の大トークン時代に備えましょう。
最後までありがとうございました。
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