健康な身体は宝だぞ!~バセドウ病になっちゃった!?~


食べても太らないのは病気のせいでした!

食べても太らない身体。魔法??
特定の方にとっては羨ましいと思うかもしれませんが、実は良くなくて病気の可能性があります。

私は、母が若い頃に太りにくかった、父が運動をしていて身長が高くスラッとしている両親の元に生まれました。
なので、私が太りにくいのも体質なんだろうな~と軽く考えていました。
仕事でデスクワークになり、絶対に動く時間は減ったはずなのに増えない体重…健康を気にして少しでも体重を増やそうと(適正体重以下でも病気になりやすくなる)、朝ご飯抜きから何かしら口にする生活に変えても体重が増えませんでした!
ちなみにダイエットアプリのあ○けんを使って1ヶ月くらい2000kcal~2500kcalとってました!
結局体重は増えないのに食費がかかるのでやめましたが笑

正直、病気は嫌だけど今までの不調の原因がわかってすっきり!

Twitterでは病名を書かなかったけど、ここでは書いて説明しようかなと思う。
ちなみに私は医者ではなく、普通の人間です。
自分で調べたものや、先生から説明されたことを記入していますのであしからず。

バセドウ病って?

バセドウ病とは、甲状腺機能亢進症とも呼ばれています。甲状腺から出るホルモンが、通常より過剰分泌されます。それによって起こる症状はまたのちほど。
逆に通常より分泌が不足して身体に不調が出る橋本病(甲状腺機能低下症)というものもあります。

甲状腺というと聞き慣れないのでどこにあるかわからない人もいるかと思います。甲状腺は首にあり、位置は喉仏の下、鎖骨の上くらいにあります。
蝶のような形をしています。

これらの甲状腺に関わる病気は圧倒的に女性が多いと言われています。
月経に伴ってホルモンバランスが変化するのでそれが関係しているとも読んだ気がします。

甲状腺ホルモンは、元気の源です。
様々な機能や新陳代謝を活性化させる役割を持っています。
先ほど記載したホルモンの分泌が不足する橋本病になると、だるい、脈がゆっくりになる、体重が増える、寒がりといった元気がない状態になります。
分泌が過剰になるバセドウ病は、「寝てないけど活動できる!」「元気!」と一見よさそうに見えますが、「常にエネルギーを消費している」状態になります。
座っていても寝ていても、心臓はフルマラソンを走っているような、ドクドクと強く脈打ちます。なので、心臓に負担がかかり、心臓の合併症を引き起こしやすくなります。
バセドウ病は甲状腺ホルモンの数値を元に戻す以外に、この心臓のドキドキを「薬」や「動悸が起こるような行動を控える」で抑えなければいけません。亡くなる確率がグンとあがるからです。

そして、身体はフルマラソンを走るためのエネルギー=口から入れた食物の消化が完了すると、自分の筋肉さえもエネルギーのために消化しにかかります。(=筋力低下の原因)
また、骨を作るより壊す代謝が強くなり、骨の成長スピードが追い付かず、骨粗鬆症になりやすいみたいです。

心臓が早く脈打つ=生涯で心臓が脈打てる回数を前借りしているので、「寿命が短い」とか「人より老化のスピードが早い」のかなと感じました。(想像力が豊か)

どうしてバセドウ病になるの?

甲状腺は、自分自身でホルモンの分泌を過剰にしたり不足させたりしている訳ではありません。甲状腺は、指示がないと動けない工場なのです。
「どこが指示を出しているのか?」というのは、脳の視床下部や下垂体と呼ばれるところです。
下垂体にはTHSと呼ばれる甲状腺刺激ホルモンというものがあります。
脳にあるTHSが指示して甲状腺がホルモンを作り、THSに納品して…という風にやり取りをして基準値を保っています。
バセドウ病は、THSに対する「THS抗体」というものができ、この偽物が本物のTHSになりすまします。しかし、甲状腺は指示を出しているTHSが本物かどうかは判断できず、THS抗体の指示通りにどんどんホルモンを作ります。(=バセドウ病)
本物のTHSは、甲状腺から納品の連絡がありませんが、「稼働しているからいいか」とどんどん働かなくなってしまいます。
こうして成り代わったTHS抗体ですが、当たり前ですが自然にできるものではありません。俗に「自己免疫疾患」と呼ばれ、自分の免疫を攻撃するようになる抗体がなんらかの原因により作られます。
その原因は今のところ解明されておらず、ストレスや過労、環境が関わっていると言われています。
(脳はストレスに弱いみたいですね)

素人の私が説明できるまで詳しく、理解できたか確認しながら説明してくれた先生は神様だよね。


バセドウ病の治療方法

バセドウ病は完治しません。
ですが、薬や手術によって基準値に戻して健康な人と同じように生活できるようになります。また、「控えるように」と言われていた運動もできるようになります。

治療方法は3つです。

1.薬
日本で一番実施している方が多い治療方法。
一番気軽に始められますが、副作用もあり、
血液検査の通院などが大変。数値が良くなって医師の指示のもと薬を中断しても再発する可能性があり。また、薬が効きにくい体質だと数ヶ月、数年経っても数値が下がらないことも。

2.アイソトープ治療(放射線)
欧米では薬より実施している方が多い。主流の治療法だか、日本では放射線による健康被害を心配し、薬より行っている人が少ない。(もちろん、健康に害はない)
放射線薬を飲み、放射線で甲状腺を壊します。
壊したあとは甲状腺でホルモンが作られず、甲状腺機能低下症となるので足りないホルモンを補うために経口ホルモン剤を生涯摂取しなければいけない。
そして、甲状腺眼症という目が突出する症状がある場合、悪化する恐れがあるのでアイソトープ治療はできない。
また、眼症を調べるためにMRIを実施する必要があるのでできる病院が限られる。

3.手術
手術で甲状腺を取り除く。
アイソトープ治療と同じように甲状腺機能低下症になる恐れがあり、そうなった場合は生涯ホルモン剤を摂取しなければいけない。
日本では一番最初の治療に手術が選択できない決まりで、1や2の効果がない場合にしか行うことができない。また、首に傷痕が残るので見た目を気にする人は注意。


自身の症状

私の場合は「甲状腺肥大、動悸、息切れ、暑がり、食べても太らない、すぐにお腹が減る、筋力低下、身体が痒い、不眠、イライラ、不安感が強かったり鬱っぽい、月経不順」などでした。(書き出してみると多いですね)

中でも動悸や息切れ、イライラはバセドウ病と診断される1ヵ月前から発生した気がします。(覚えている範囲だけど)

元々生理前の不快症状があるタイプで、不眠や動悸、鬱っぽいなどの精神症状などがありましたが、バセドウ病のせいで発症するor悪化してるのかなと思ったので治療をしたら症状が良くなるのか、様子をみたいと思います。
しかし、生理が終わったのに鬱っぽかったりイライラしたりしている自分がいて少し引いたというか、怖かったですね、自分じゃないみたいで…

症状は人それぞれですか、不調だと感じる項目がとても多く感じました。
これらの症状は、糖尿病や鬱病、更年期障害、認知症に間違われて上手く治療できないということもあるみたいです。
しかし、正確な治療ができると、橋本病の場合は甲状腺を治療したら認知症かと思っていたものがよくなったという話がありました。

そして、診断されるまで「動悸」というのがよくわからなかったのですが、「心臓の脈打ってる音や動きを自分で感じることができる」みたいです。健康な人は感じてなかったんだね、これ。

上記の動悸や息切れから「常にフルマラソンを走っているよう」なので、食べても全然太りません。そして、食べても食べてもすぐお腹が減ります。
私は甘いものが好きでたくさん食べていたので、最初は糖尿病かと疑いましたが24年の健康診断の数値は問題なく、内科の先生にも「糖尿病は違う」と言われました。
ここで、24年の健康診断の問診で医者に喉元を念入りに触られたことを思いだしました。

健康診断での疑問

実は3年前くらいにも健康診断で医者に触診され、「甲状腺が大きいのではないか」と言われ、要検査になりました。病院に行って血液検査をしたところ、異常はなかったのですか、改めて調べると「食べても太らないのは甲状腺の病気の可能性」というものが出てきました。

そしてもう一つ、自分が甲状腺の病気を疑った要因がありました。

血液検査のコレステロールの数値です。
24年の悪玉コレステロールが基準値「以下」でした。
悪玉コレステロールは、脂っこい食事をとったり運動不足だったりして数値が高くなると身体に悪さをするあれです。「少ないならいいじゃん?」と思うかもしれないですが、少なすぎるのも問題のようです。
調べたところ、「悪玉コレステロールが低いと栄養不足や甲状腺機能亢進症が疑われます。」とありました。

病院での検査

異常が出た健康診断は24年10月ですが、25年1月に別の病院を訪れて、甲状腺の病気がないかどうか血液検査をしてもらいました。(引っ越したから元の病院には行けなかった)
よくあるコレステロールやヘモグロビンの他に甲状腺ホルモンに関する項目も検査してもらいました。弊社(というか病院による?)では健康診断の血液検査項目に甲状腺がないんだよね。それがあればもっと早く気づけたかもしれないのに、なんでだよ…。

結果としては、甲状腺ホルモンの数値が高くて「バセドウ病が疑われる」というものでした。そして、総コレステロール、善玉コレステロールの数値も初めて基準値より低くなっており、「病気が進行しているのかな」と感じました。
「疑われる」というところですか、まだ超音波検査ができておらず、バセドウ病か腫瘍か判断できなかったので後日、超音波検査をしてもらいました。
超音波検査は甲状腺の大きさの他に甲状腺に流れる血流もみているのかな?「血流シグナルの著明な亢進が認められます」という診断をもらいました。(「著明」がミソで「明らか、確実」ってとて強調されました笑)
ということで、腫瘍はなく、バセドウ病という診断を正式にもらいました。

それからというもの、意識するようになったのもありますが、階段は少し登っただけで動悸がする、今まで通りのスピードで5分歩いたりするだけで動悸や息切れで辛いです。

これから薬漬けだし安静にしなきゃ~

小さな不調を見逃さないこと

私の場合、健康診断の数値に異常が出た1、2ヵ月後くらいに不調を感じていました。

・通勤で徒歩区間が20分あるが、会社に着いたあと、動悸と息切れで「こんなに歩くの辛かったっけ?」と感じた。

・デスクワークで座っているだけなのに、疲れて横になりたくなる。集中力がない。

・話すときに息切れしてしまい、区切りいいところまで上手く話せない。

・背中、足、脇腹などが痒すぎる!!
下着の締め付けとか服の化学繊維かなって思ったんですけど、今まで全然なんともなかったんですよね。本当に異常な痒さ!

・生理が終わったのに不安感が強い、なんか鬱っぽいのが良くならない。

とか。
これだけ挙げると、「ちゃんと病気では?」って思うけど、当時は全然わからなかったよね。

だから、健康診断だったり生活していたりする中で少しでも「あれ?」って感じたら病院行ってね!異常無ければ無いでわかっていいから!
個人的に「健康に関しては心配性なくらいでいいんじゃないかな?」と思っています。

伝えたいこと

・ストレスを溜めないこと
「どうしてバセドウ病になるの?」でも書いた通り、ストレスが脳の機能を低下させて自己抗体ができる説があります。
自論だけど、「どうしよう」「私なんか」って自分を責める言動が身体でも起きてそのまま自分を攻撃しちゃうようになるのかもね。「自責他責」ってあって他責ばかりではいけないし自責も必要だけど、あまり自分を責めないようにね。私もそうだから難しいのはわかるけど、時には「どうしようもなかったしな~!」って開き直ることも大切だよ。

・健康診断でも甲状腺を検査をしてくれ~!
これはみんなに言ってもしょうがないんだけど、国的に検査するようにしてくれと思います。私ももっと早く気づけて早く治療ができたかも。
甲状腺の検査項目が追加された血液検査が高かった(気がした)から健康診断でやるには高価なのかもしれないけど…症状が出ていなくても病気になっている人もいるみたいなので、早めに知って早めに治療が開始できたらいいよね…

・自分がなった系統の病気に気をつけること
先生に言われたこと。人間って生きている中で色んな病気にかかるけど、かかりやすい病気とか痛めやすい部位が人によってある程度決まってるみたい。
免疫疾患系の病気にかかったことがあれば、今後もかかりやすいだろうから気をつけてねって。
免疫疾患の病気を調べたら間接リウマチ、全身性エリテマトーデスとか聞いたことある怖い病気があって絶望した笑

・パートナー/家族の異変を見逃さないこと
自分のことはさっき書いたから、彼氏、夫、パートナーにお願いしたいこと。母親、祖母、姉、妹をもつ人にもお願いしたい。(患者数は女性が多いから男性向けでごめんね。でも男性でもあり得る病気なので女性もパートナーを観察してみてね)
この病気は何歳でも発症することがあります。18でも25でも33でも40でも。家系にこの病気がいる人はそうでない人の何十倍もかかりやすくなるんだって。そういう人はなりやすいことをわかっているかしれないけど、私みたいに突然、家系でぽっと出っていうことあるのでね。
当事者じゃないから橋本病はわからないけど、バセドウ病は一緒に買い物行ったり遊びに行ったりしたときに「息があがっている?」とか「歩くのつらそうだし疲れたそうにしている」とか観察しててわかることもあると思う。
私の場合は、女の子と1日遊んだときに「私だけ」やたら疲れていることがあった。当時は筋肉つきにくいし無いから疲れやすいんだなぁって思ったけど、友達も家でお仕事してたから条件はそんな変わりなかったのかも。

それと、バセドウ病は不妊と言われているのでもし子供が欲しい場合は治療中は難しいです。もし妊娠できても早産、流産したり胎児に甲状腺の病気・薬の効果が移って悪影響になったりすることも。これはあんまり書かれていなかったけど、母体に危険が及ぶこともありそうだよね。だから慎重に、気をつけてね。

終わり

いや~、私がこんな不治の病になってしまうなんて~…

治療方法はとりあえず薬にしようかなと思っています。
アイソトープも良かったけど、調べてみたら家族と洗濯分けなきゃとか一緒に寝れないとか条件付きだったので…あとやっぱり一生薬飲まなきゃいけないのもなんかなあって。慣れるのかな笑

仕事は、デスクワークだけど座ってても疲れちゃうし集中力無くなっちゃうし、時短勤務にしても結局往復40分は歩かなきゃいけないから「いっそ休みたいな~」と思いながら「これくらいじゃ休めないのかな」とか…どうなるかわからん!

あとは、これからの趣味どうしようかな~って考えている。

今まで好きだった音ゲーは、ゲーセンまで歩くの厳しいし、身体を動かすのが激しい機種もあるのでお家でできるゲームかな~、原神とかブルアカみたいな!

あとは美味しいもの食べるのもいいかなって!

「(お腹が減りやすい病気だから)たくさん食べたいんですけど糖尿病になるのが怖いです」って先生に相談したら「糖尿病の数値は大丈夫ですので、逆に太らない今のうちにいっぱい食べてください」って言われたから、この身体を満喫しようかな!って思ってる◎

みんなも健康に気をつけてね~、健康じゃないとなにもかも始まらないからね!

では!


※正式なレポート・論文ではないので調べた元のページなどは貼りません。(ここまで書いて引用元メモするの忘れて面倒だった)
「~みたい」「~らしい」と記述しているところは先生から受け売りorネットで検索したら出てきますのでそこまで興味が出た方は自分で調べてみてください。



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