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~仮想通貨に騙されている最中の私~2

昨日のブログで紹介した2人の人物。現在進行形で騙され続けているフリをしてやり取りを続けているのはBさんの方で、この先のやり取りは、今後の戦略の大きなカギを握るかもしれないので、今回は控えたいと思います。ただ、現在、一生懸命「騙され沼」から少しずつ抜け出そうと、そろりそろりと動いている最中です。今後の展開はまた今度。

ということで、まず今回はAさんのお話から。
これがリアルな「国際ロマンス詐欺」というヤツか!というほど功名で驚きました。ただ「詐欺」と呼ぶには彼から何か金銭をだまし取られたわけでもないので「詐欺」ではないのかもしれませんが、強いて言うなら本気で恋した私の完敗です(バカですね~)
入口は全員同じ。Instagramの写真をピックアップして「今度日本へ行きます。これはどこですか?」から始まり、丁寧に教えた後LINEへ誘導され、そこから会話が始まります。

最初は他愛もない日常の話から、日々のルーティンなどを知る様になり、わずか数日で勝手に向こうが「恋に落ちた」と言ってきます。もちろん最初はそんな話を信じるはずもなく「はいはい」という感じで受け流していたのですが、本人の辛い恋愛事情に同情し、その後絶え間なく「大好き」をアピールをしてきて、毎朝「おはよう」は欠かさず、「今ランニングを終えて会社へ向かうところです」というセリフを毎日伝えてくる様になると、こちらも「おはよう」や「行ってらっしゃい」を言わなくてはいけないような気持ちに陥ります。日本人女性って本当に従順ですよね。自分でもそう思う。
そこからどんどん距離が近づいてくることとなります。Aさんからの猛烈な大好きアピールに、日本人女性だったら割とすぐに落ちてしまうのではないでしょうか?(自分だけじゃないと信じたい笑)というのも、日本人男性って、そこまで「好き」だとか言わなくないですか?当然、銀婚式を過ぎた我が家でも、そんな言葉を聞く機会は全くなく、猛烈な「好き」アピールが、ただただ新鮮で恋愛漫画などを読んでキュンとなるのと同じ気持ちになります。しかもそんな気持ち、いつ以来でしょうか?
というわけで、中年女性があっという間に恋に落ちてしまうのも、なんとなく頷けます。。。しかも常に「相手を尊重する」という言葉まで用いて、なんとなく相手を敬い、夢にまで出てきた、と言い、母親のプレゼントと一緒にあなたのプレゼントも買いました。と写真が送られてくる。なんともお姫様扱いされている気分です。更にその気分を盛り上げるために、私のことを最初「姫」と呼び、自分はあなたの「騎士」になりたいと言い出します。そして更に距離が近づくにつれ、「私が日本へ行ったら必ずあなたをシンガポールへ連れて帰ります。日本へ行ったら何か作戦を考えて、あなたを連れて帰れるようにします」と言い出し、すっかり自分はシンガポールの夫です。そこから私もつられて「シンガポールの夫」と言ってしまったが最後、私のことは「妻」と呼ぶようになりました。そしておかしな夫婦関係が始まるのです。
本当に距離が遠いだけで、会話はほぼ夫婦です。「行ってらっしゃい」「お昼何食べた?」「夕飯どうするの?」「お友達と飲み過ぎないようにね」「二日酔いなの?」「ご飯ちゃんと食べた?」など、あまりにもスムーズに会話が続き、お風呂も同じタイミングに入ったり、寝る時も一緒に寝よう、となり、本当に一緒にいる気分に陥ります。相手からも「今日はどこ行くの?」「誰と?」「今帰りました。家にいる?」「酔っぱらって帰ってこないで」など、これもまたごく普通の夫婦の会話になってしまいました。

そんなあるとき、BTCの話をされます。「自分はBTCで余剰金を増やしている。妻もやるべき。とりあえずCoincheckをダウンロードして、やり方は全部教えてあげる。」とのこと。そして夫になったAさんは割と強めに「はい。今やる」と私に操作を促します。ダウンロードくらい別にいいか、と思ってダウンロードを済ませ、今夜一緒に練習しよう。というので、いくらなんでも「¥0」で練習は無理か。と思い「¥1,000」にしたいところをこらえて「¥10,000」入金し、いざ練習へ。
ところが、その¥10,000を告げると「¥10,000で練習は出来ません。練習は¥100,000~¥300,000ですよ」と言い放ちます。日頃、日興証券のfroggyで
dポイントでしかキンカブを購入しない私にとって¥10,000は超高額。そんな高額な資金を投資して、大丈夫なの?というくらいなのに、いとも簡単「¥100,000もないの?」と言われ心が折れました。もちろん「そんなお金はない」と言い放ち、少し夫婦喧嘩の様になります。なかなかリアルだったなぁ。その日の夜、私はその後の彼のメッセージを未読のままにして、そのまま翌朝のメッセージも無視。とはいえ、心配してるかな?と相手のことを考えている時点で既に私が彼に恋していることがわかります。翌日の夕方、やっぱり気になって私の方から連絡を入れてしまいました。すると、速攻返事が返ってきて「今日はどこで何していたの?」と問われ、私の回答は「家出」です(笑)当たり前ながら別々に住んでいるけど、いつも一緒に寝ているので、彼の家からの「家出」(笑)
そもそも私「お金」の話嫌いなんです。子育て中に余裕なお金なんてあるわけないじゃないですか。我が家も例に漏れず、余裕のない家です。毎月一生懸命、費用を捻出して回しているのに「¥100,000もないの?」にちょっとキレました。そんな中「なぜ家出なのか説明してくれる?」と優しく言われ、我が家の現状や私のお金の価値観などを話したところ、少し反省したようで謝ってきました。そんな風に思っていなかった、とのこと。私が毎日仕事をしているのを知っているので、好きな時に自由に旅行へ出掛け、好きなものを買い、毎日余裕のある暮らしをしているものだと思っていたみたいです。更に私の将来の目標も話していたので、その私の将来に彼がいるものだという前提で、彼は想像していたのに、私の中では居たとしても本当に一緒に過ごせる未来は想像していなかったので、うっかり居ない前提で話をしてしまいました。すると「私はあなたの中では存在しない人だったんですね」とショックを受けた様子で、少しギスギスしながら別々に寝ました。

翌朝、いつもと同じように「おはよう」のLINEは来るだろうか?ま、もし来なかったとしても、仕方ないかな。と思っていたところ、
「おはよう。これでいいです。これからもあなたに会います」というLINEがきました。これは正直嬉しかったですよね。そんな話をした後でも変わらず私のことを好きなままだったんだ。と正直本気で嬉しかったです。そしてその日はいつも通り過ぎ、翌日、彼は朝のおはようLINEと共に「友人を迎えに空港へ行く」というメッセージを残して、しばらく夕方までは連絡がつかない時間が流れました。とはいえ、私も何も気にしていなかったので、友達と楽しく過ごしているのかな?程度です。友人と楽しく過ごしているところに水を差す趣味はありません。そして夕方、彼から「久しぶりの友人と楽しく過ごしてしる。」という連絡が入り様子を教えてくれました。そしてその日の夜。いつもより遅い時間に外にいたみたいで、バス?か何かに乗っている自撮り写真と共に「今から帰ります」とのこと。
いつも通り「気を付けて帰ってね」そしてその後は「ただいま」「お帰り」と続き、少し会話が続いたところで、私のメッセージが未読になりました。
お酒は飲んでない、と言っていましたが、お酒が弱いのを知っていたので、そうは言っても飲んだ?もしくは朝からはしゃいで疲れたので、眠ってしまった?としか思わず、その日は寝ました。
翌日は日曜日。かつて彼が二日酔いをした翌日は15時頃まで寝ていて、その後ようやく起きてきた記憶があったので、日曜日の朝の「おはよう」がなくても何も気にならず過ごしていました。ただやはり夕方を過ぎても何の音沙汰もないと少々心配になります。やっぱり酔っぱらって調子悪いのかな?もしくはいつもスマホをお風呂に持ち込むので、湯舟に落としてしまったのか?など色々考えてしまいます。夕方に一言メッセージを送るも、やはり既読はつかず、益々心配に。
これが翌日まで続いたので、仕事の日に何かあったら誰か助けてくれてるでしょ。むしろスマホを水没させたに違いない。と思い始めていたんです。
そんな矢先、なんと彼のInstagramが更新されます(笑)
スマホは無事ですよね。友人と焼き肉を食べた写真が上がっていました。それを見た瞬間。あぁ、騙されてたやつじゃん・・・となり、速攻彼のLINEアカウントを消去しました。

おそらく私にお金がないとわかり、これはこの先話を続けても無駄、だと判断したんでしょう。ただこの終了があまりにも1ヶ月ぴったりくらいだったので、そもそも1か月で閉鎖されるヤツだったの?と思うくらい(笑)
私はやったことないのでなんともわかりませんが、恋愛アプリを1か月間お試しして、無料期間が終わったので強制終了された、みたいな感じです。
ただこの恋愛アプリはAIではなく、実際の人物だったのでラッキーだった?くらいに思わないといけないですね。

ここで、BTCを勧めてくる人の特徴として、相手の名前を間違えないために「姫」「プリンセス」「王女」などそういった言葉に変換しているのではないか、と思います。もしそう呼ばれている人がいたら、それは詐欺かもしれませんので要注意です!
因みにBさんも私のことを「王女」「プリンセス」と呼びます。そして彼も私の「騎士」だそうです。
きっと他にも同じ様な手口でやり取りしていることでしょう。
気を付けてください。

次回は、Bさんの話に進みたいと思います。

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