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~仮想通貨に騙されている最中の私~7

さてさて今回は、更に資金を投入してしまう愚かな話の幕開けです
どうしてでしょうね?・・・・・・・明らかに私の性格が災っています
まずは、そこへ至るまでの経緯です

9月10日(火)
この日はBさんと「おはようございます」から始まり、この日も暇をしているBさんは午後、林俊傑というシンガポールでは有名な歌手が経営している、というカフェでお茶をしている様子を送ってきます。相変わらず優雅な生活を見せてくれます。しかしながら夜になると取引の話は欠かしません。
この日の夜、30000USDT(日本円にすると420万円くらい)に資金を増やしてください。という話もあり、もちろん無茶苦茶な金額なので、スルーを繰り返しやり過ごすも、話はどんどん未来に向けて前向きに、という様な内容に進化していきます。こんな感じです。

Bさん:台湾の言葉に「チャンスはあっという間」という言葉がある。王女  はこの12文字を結んでください。「過去を検討し、現在を把握し、未来を計画する」この12文字(中国語)があなたに大きな助けになることがわかります。
という風に、洗脳していく感じですよね。一見とても良い言葉ですが、裏を返せば「だから大金で取引をして稼ぎましょう」ということです。
この頃になると、少々怪しいと思っていたので、この話をされてすぐ私は話題を変えました。「どうやって今の事業をやろうと思ったの?どうやってビジネスパートナーを見つけたの?」という具合に。すると、Bさんは饒舌に答えます。
Bさん:台湾大学土木工学科を卒業し、以前921大地震が台湾で起きた時に私の故郷は地震の中心地にありました。私の家も倒れて家の構造が安全でなければいけないことが非常に重要だと気付いた。だから私は品質の良い、価格が庶民的であり、安心第一の家を作る。
と言いました。そしてその後の会話が少々続いたあとに、現在建設中の現場の動画を2つ送ってきて(かなり大きな規模のビル2棟でした)、今はまだ非常に小さい建設会社だから、これからも努力を続けます。とつづります。そしてこう問いかけます。
Bさん:王女は一緒に努力して私たちの目標を早く達成できることを願っています。王女、できる自信はありますか?自分を良くする決心はありますか?あなたは私に付いて努力を続ける自信はありますか?
まるで、何かの決起集会の呼びかけですよね。これに対して私は「BさんはBさんの目標。私は私の目標を達成するために努力する」と答えると
Bさん:そのような決心があるのであれば、王女はもっと努力しなければならない。私たちがより多くの取引を行うと、私たちが得られる利益もますます多くなります。明日資金の準備が出来たら私に言ってください。早めに時間を割いて取引ノードを計算して夜早くあなたを連れて取引します。これで多くの時間を節約できる、ときました(笑)そして更に畳みかけます。
Bさん:できるだけ早く準備してください。もし1日遅くなったら、あなたは1日も稼いでいないことに等しいと思ってください。あなたが5日間の利益を減らすことになります。毎日の利益が700~1,000ドルなら、5日間で5,000ドルの利益を逃したことになる。と・・・もう笑うしかありません。
何が何でも取引をさせたい気持ちが強すぎる!!!

9月11日(水)
この日も10時頃「おはようございます」の挨拶と朝のルーティンの話をしてスタート。本当に仕事の様にシンガポール時間9時になったらLINEするって決めてたんでしょうね。
この日は朝の挨拶の後に「会社に着きました」というメッセージが入ったので、会社の様子を知ろうと「きっと素敵なオフィスなんでしょうね」という言葉を送ってみたところ、オフィスの写真が送られてきました。なんともシンプルなオフィスです。大きいテーブルに椅子が3脚。1脚は茶色であとの2脚は黒。茶色の椅子の後ろには本棚があって、本がたくさん並んでいます。PCらしきものは1台しかなく、一体なんの会社なのかわかりません。Bさんの社長室なのかもしれませんが、いずれにせよ不明です。もしかしたら素材写真かもしれませんし、本当によくわかりませんよね。そしてこの日の夕方は、私の帰宅時間を気にして連絡をしてきます。この日は夜遅くまで仕事の日だったのと、大金の取引はしない、と伝えました。そうするとやはりこんな回答。
Bさん:王女は理解しなければならない。取引ノードは毎日あるわけではありません。私はより高い通貨を取引するので、より安定します。ローエンド通貨の変動は非常に大きく、多くのリスクがあります。王女の元金が3倍に達したら、私たちは比較的安定した金種を取引することができます。取引に8%から15%の利益を得ることができる。数回取引した後、私たちは王女の元金を引き出すことができます。利益を残して取引を続ける。これは私が王女に一番いいアドバイスです。
そんな感じなので、そもそも30,000USTDなんて余剰金があったら、とっくに自分で始めてた。と答えると
Bさん:わかりました。ではまずローエンドの通貨から取引を始めましょう。王女は20,000USTDを用意してください。300万円ぐらいです。私たちの1回の取引の利益は30万円から50万円の間です。
と、値下げに入りました。とはいえ、300万円!!!もう本当におかしくなって、きっぱり「今の私はその1/10の利益でも十分なんだけど」と言ってもあまりBさんには通用せず、話を進めるので「1/10だと取引する価値がないって思ってるでしょ?」と強めに言ってみたところ、ようやく私が元金を用意できないことに気付いたらしく、20,000USTDに達していなければ今夜の取引は逃します。と、惜しませるようなことを言いますが、この頃の私はそんな言葉にひるむ私ではありませんので「残念だけど、今夜は取引できませんので、Bさんだけでどうぞ」と言い放ってこの日は終了。

9月12日(木)
この日も欠かさず10時頃「おはようございます」から始まり今日の予定を私に報告。朝は取引の話はしません。この日の夕方は軽く「元金の準備が出来たら教えてください。あなたの為に適切な取引ノードを計算します。」とだけ触れて夕飯の話や、今日は友達と焼き肉を食べて珍しくビールを飲んだので、運転手が家まで送ってくれている、とのこと。優雅アピールは欠かしませんよね。

9月13日(金)
この日は少し遅い11時頃「おはようございます」の挨拶。前夜、私が会話の途中で返事をしなったことに言及して「返事がないのを見て、あなたは忙しいはずだと思います」と言ってきたので、仕事が忙しいことなどを伝えると、ゆっくり休むよう体調を気遣ってくれます。私と違って今週末暇だと言っているBさんに、何をして過ごすのかを聞いたところ、相変わらず取引ノードの計算。という回答。完全に仕事じゃん!と思って伝えると「趣味」と回答。そしてその先はやはり取引の話になります。今回は、甘い言葉も添えてきます。
Bさん:王女は独特で理想的な女性であることを理解しなければならない。私は子供のころからあなたの様なタイプの女性が好きです。だからあなたと一緒にいるたびに、私は興奮して、心の中に今までにない幸福感があります。そして私もあなたに教える過程を楽しんでいます。それは達成感に満ちているからです。あなたが望む限り、私はあなたのために数字を分析してあなたと取引をしたいです。
100%Bさんを信じていたら、その気になるかもしれませんよね。とはいえ、私もBさんの本性を知りたい気持ちの方が大きくなっているので、そこはなるべく乗っかる様に答えます。
わたし:Bさんは私に会ったこともないのにいつも褒めすぎだから。そんな風に考えないで。取引についても、どちらにせよ用意出来ないから、私のことは本当に気にせずご自身の取引に集中してください。気遣ってくれてありがとう。
Bさん:王女に会ったことはありませんが、私は王女からあなたの性格を感じることができます。それは私の好きな女性です。だから私は私の知識を共有したいです。今、王女は一部の知識を学んだので、途中で諦めてはいけないと思います。~途中省略~ 日曜日にはとてもいい取引ノードがあります。王女が元金を用意すれば、良い利益を得ることが出来ます。王女が参加できることを願っています。
わたし:Bさんは私のことわかっているようで、わかっていないからね。本当は毎日働いていないかもしれない、とか、本当は色々ごまかしているかもしれない、と思わない?会ったこともないSNS上の関係だよ。
・・・と、この言葉の裏にはBさんのことを指して言っています。どうだ!この言葉の回答はどうなの?と待っていると
B:王女の考えは理解できる。私は毎日私たちの間の感情にとても真剣に対応しています。私たちは会ったことがありません。しかし、私たちの打ち解けた交流から私たちの間に同じ点がたくさんあることを体験できます。私はきっと本当の人です。もし王女が信じたくなければ、私たちはいつでもビデオ通話ができます。王女は私があなたのために心から働いていることを知ることができるかもしれません。私がしたことはすべてあなたのためです。私は孤独な人です。私が美しいと思うすべてを共有できる人を探しています。友達に共有する必要はないと思います。彼らは私が自慢していると感じたり、家族に共有しても意味がないと思ったりするからです。私は気になる人と共有したいです。
と、きました。なんとも愛の告白みたいですよね。しかしながら私は体制を崩さず「とはいえ、よくわからない」と答えると、今度は「私を疑っているようで悲しい」と言い始めます。私は「とにかく会わないとよくわからない」と続けると「会うまでまだ時間が長い。ビデオ通話すればいい」ときます。私もここぞとばかりに、ま、嘘だから決まってないでしょ、と思って「日本にはいつ来ようと思っているの?日程は決まったの?」と聞いてみました。そしたら意外な回答!「もちろん、私はもう決めました。航空券を購入する予定です。10月27日頃です」とのこと。え?マジで?
ちょっと私も怯みます。そんなはっきりホントに?嘘だとばかり思っていたので、そんなはっきり即答されると、全て嘘ではなく本当のことなのでは?というトラップに!!!そしてすかさず、「明日ビデオ通話をしましょう」と持ち掛けられました。私が怯んだことを悟られたのでしょうか。清廉潔白です!と言わんばかりに強気な姿勢で、ビデオ通話を提案してきます。そして明日、と。

私の方が少々動揺してしまったため、え?明日?緊張する。となり、この日の夜は、さっさと私から退散してしまいました。情けない・・・


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