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minne・Creemaでハンドメイド販売を始めたい方へ!最初にやるべきことをまとめました。

こんにちは!ハンドメイド作家のnacoです。

これからminne・Creemaで作品を販売していきたいと考えている作家さんに向けて「最初にやるべきこと」をまとめてみました♪

実際にショップを作る前に、意識すること、確認しておくこと、決めておくこと、準備しておくことをお伝えできたらなと思います☺︎

想像以上に長文になりましたー笑

minne・Creemaで作品を販売してみたい
最初は何をすればいいのかわからない
効率的にスタートさせたい

という方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います!


minne・Creemaで最初にやるべきこと

  1. 成長型マインドを意識する

  2. 販売可能かチェックする

  3. 事前準備:決めておくこと

  4. 事前準備:準備するもの

  5. ショップを整える

1.  成長型マインドを意識する

具体的な方法に取り組む前に、大前提としてこの「成長型マインドを意識すること」が、売れるためのファーストステップ。

「成長型マインド」とは、ここでは「ハンドメイド販売で成果を出すための思考や心得」のことだと思ってください。

最初からマインドを意識する作家さんってあんまりいないと思うのですが、これがいちばん大事ってくらい重要なので、先に伝えておきたいです。

いくら知識を蓄えてノウハウを実装しても、ノウハウの使い手である作家さん自身のマインドが「固定型マインド」だと、成果が出ないばかりか、諦めてしまうことにもつながります。

「固定型マインド」とは
たとえば、「今のクオリティではお客さんに満足してもらえない」という思い込みから、なかなか販売をスタートできない、といった自身の成長を妨げる思考のことです。

ハンドメイド販売は、思ってる以上に作家さんのマインドにかかっています。

取捨選択と行動の全ては、
作家自身に委ねられているからです。

間違ってる方向に行っても、会社のように軌道修正してくれる先輩や上司はいません。

すべては自分次第。
ここが自分の力だけで売る難しさだなと思います。

「成長型マインド」は、意識するだけでも少しずつ変わっていけるので、成功にグッと近づきます。

ハンドメイド販売に大切な成長型マインドってたくさんあるんですが、初心者の作家さんに伝えたいものを3つ選びました☺︎

お客さん目線で試行錯誤する
行動を優先する
最初から「売ろう」と思わない

お客さん目線で試行錯誤する

「お客さん目線で試行錯誤する」ことは、
いちばん重要なマインドです。

ハンドメイド販売はどこか、作品が素晴らしければ自然と売れていくように思われがちです。

しかし、
販売の本質は「お客さんへの価値提供」であり、
その対価として「お金という価値」をいただくこと。

お客さんに「価値」を感じてもらわないと、
作品は売れません。

何に「価値」を感じるかは人それぞれなので、作家側は「お客さんにとっての価値」を知り、提供していく必要があります。

フォロワーが増えれば売れるとか、
そんな単純なものではなかったりします。

なので、
お客さん目線で商品づくりやショップづくりをしていくことが重要になります。

  • お客さんの見やすい販売ページってなんだろう?

  • どんな作品写真があったらわかりやすいだろう?

  • お客さんはどんなキーワードで検索するんだろう?

などなど、お客さん目線になって考えると、
やれることがたくさん見えてきます。

私も最初は「お客さん目線って言われてもよくわからない。とにかくこの作品を売りたいんだけどな」って感じでした。

だけど自分視点になってるときって、何をしていいかわからなくなるんですよね。自分の頭の中でぐるぐる考えちゃって。

ある日を境に、騙されたと思って(?)「お客さん目線」でいろいろ試していたのですが、びっくりするくらい売れるようになりました。

お客さん目線って、お客さんのためだけじゃなくて、自分のためにもなるんだなってことを身を持って体験しました。

なので、常に「お客さん様目線」とても重要な成長型マインドのひとつです☺︎

行動を優先する

二つ目は「行動を優先する」ことです。

初めてのことって、わからないことだらけで不安ですよね。

なので作家さんによっては、「もっとスキルを上げてから販売しようかな」とか、「写真がもっとうまくなってから」など、

インプットする方に偏りがちに。

今は、ハンドメイド販売の方法についてネットで調べれば、いくらでも売るための情報は手に入ります。

しかし、あまりにも情報が多くて「何が正解なのか」がわからなくなります。

しかも、知識が増えれば増えるほど、動けなくなります。

私も、ブログで文章をうまく書きたいと思ったとき、書籍で「文章の書き方」を勉強したんです。他にもネットで調べたりしました。

そうすると「PREP法で書かなきゃ」とか「1文が長すぎる」「てにをはがおかしい」「表現が~」などなど、

知識入れすぎて「ああしなきゃ、こうしなきゃ」が頭の中に浮かんできて、記事が一向に書き終わらない(;'∀')

でも結局のところ
ブログの記事もハンドメイドも、

自分が完璧と思って出したものが反応悪かったり
これでいいの?っていうものが反応がよかったり

ってことはあるあるなんです。

結局、出してみないとわからない

自分の評価と第三者の評価は違う。

失敗したくないとか、不安があると、「知識を入れて完璧に準備してからやろう」となりがちなんですけど、

時間をかければかけるほど、
うまくいかなかったときのダメージはデカイです。

なので、最初から完璧を目指そうとせず、一通り自分なりにやってみる。

わからないことが出てきたら情報を求める、でいいと思います。

行動できずにノウハウコレクターになってしまう現象はよく起こるので、完璧主義にならず行動を優先するようにしてください♪

最初から売ろうと思わない

「売ろう!」とやる気にになるとはとてもいいことなのですが、最初は思ったように売れないことがほとんどです。

結果を急ぎすぎると、
販売自体が嫌になってしまうこともあります。

ハンドメイド販売は、
最初がいちばん忍耐力がいります。

ここをいかに乗り切るかが大切なので、

最初は「売るぞ!」とか「売らなきゃ」というより、「私はこんなスキルでこんな作品作れるんですよ~」と披露する感覚でいることがポイントです。

販売はお客さんとの信頼関係を構築する必要があります。お客さんも、いきなり知らない人から物を買うのは怖いですし。

なので、まずは自分の作品を知ってもらえればOKくらいの気持ちで、作品をどんどん出していく。

「こんな作品展開よさそう♪」
「こんなショップにしたいな~」と、
作家自身が楽しむ。

この「作家自身が楽しむ」ってことが大事なんですよね。楽しくなきゃ続かないし。これも成長型マインドですね☺︎

自分自身が作ることを楽んでいると、
興味を持ってくれる人が現れます。

興味を持ってくれた人が、
あなたの作品を購入してくれます☺︎

2. 販売可能かチェックする

販売する前に、あなたの作っている作品が販売しても大丈夫なのか、今一度確認するようにしてください。

商用利用不可の素材を使用して、著作権侵害等で訴えられてしまっては、販売どころではなくなってしまいます。

訴えられるまではいかなくても、アカウント停止などもあるので注意が必要です。

販売NGなものは、主に下記があります。

キャラクターやブランドロゴを使用したもの
キャラクターやブランドロゴを模したもの
ブランドの生地を使ったリメイク作品
商用利用不可の素材を使用
作家さんの作品の模倣
既製品(例外あり)
レシピ本に載っているデザイン(要確認)
YouTubeの作り方動画のデザイン(要確認)
お教室で習ったレシピやデザイン(要確認)
100均の素材(要確認)

キャラクターやブランドロゴを使用・模倣したもの
キャラクターやブランドロゴを使ったものや模したものは、言わずもがな販売禁止です。作品説明文に「◯◯◯(キャラ名)風」と記載するのもNGです。

ブランド生地を使ったリメイク作品
たとえば、ブランド服をリメイクして販売することにも注意が必要です。有名ジーンズブランドのロゴを残した状態でリメイクバッグとして販売した女性が逮捕されている事例もあります。
以下の記事がとても参考になったので、気になる方は▼
https://www.fashionsnap.com/article/2024-03-22/remake-law/

商用利用不可の素材を使った作品
素材の商用利用の範囲は、ブランド・メーカーによって異なるので確認するようにしてください。生地で言うと、マリメッコは商用利用不可。リバティは個人が販売する範囲で商用利用を許可しています。
分からない場合は直接、製造元や販売元に問い合わせるようにしましょう。

作家さんの作品の模倣
もちろん、他の作家さんのデザインをそっくりそのまま模倣することもトラブルになります。リサーチをしていると、いつのまにか影響を受けていて模倣になってしまうことも無きにしもあらずなので、注意してください。

既製品について
たとえば、中国から安く既製品のアクセサリーを輸入して、そのまま販売することは禁止されています。パーツや梱包材・ラッピング用品は既製品でも販売が可能です。
また、作家さん自身がデザインしたものを、工場に生産してもらう場合も販売が可能です。

レシピ本に載っているデザイン
YouTubeの作り方動画のデザイン
お教室で習ったレシピやデザイン
レシピ本やYouTubeの作り方動画は、商用利用可否の記載があると思うので確認しましょう。記載がなければ、出版元や動画制作者元に確認するようにしてください。
また、お教室で習ったレシピも、そのまま商用利用可能なものなのかを確認してください。

100円ショップの素材
100円ショップにあるキャラクターものはもちろんNGです。素材に関しては、100円ショップによって異なります。

ダイソー: ダイソーの商品は、個人で加工し販売することが可能とされています。ただし、ダイソーの名前を用いての販売は控えるよう求められています。また、販売に伴うトラブルについては責任を負わないとのことです。

セリア: セリアの商品は、基本的に商用利用が禁止されています。ただし、製造元によっては商用利用を許可している場合もあるため、使用したい商品の製造元に直接確認することをおすすめします。

キャン★ドゥ: キャン★ドゥの商品に関しては、商用利用に関する明確な情報が見つかりませんでした。そのため、特定の商品について商用利用を検討される場合は、製造元や販売元に直接お問い合わせいただくことが望ましいです。

各店舗や製造元のポリシーは変更される可能性があるため、最新の情報を得るためには、直接お問い合わせいただくことをおすすめします。


3. 事前準備:決めておくこと編

販売可能かチェックができたら、事前準備です。

ショップづくりがスムーズになるので
事前準備をしておくのがおすすめです。

ここでは「決めておくこと編」を
簡単にお伝えします^^

▼決めておくことチェクリスト
ショップ名
発送方法
ショップのルール

ショップ名
もしショップ名を今から決める場合は「長すぎず、読みやすい」名前をつけるのをおすすめしています。お客さんに覚えてもらいやすいからです。
同時にロゴを決めてもいいのですが、どんなロゴにするか、自分で作るか、誰かに依頼するか等、悩んで時間がかかってしまうので、最初はなくて大丈夫です◎

発送方法
発送方法は、作品のサイズと重量で変わってくるので、一概に「これがおすすめ」と言えないのですが、お客さんの安心感とお互いのトラブルを防ぐ観点で言えば、「追跡番号」のある発送方法がおすすめです。
また、minne・Creemaでは、お客さんが複数点購入したときの「追加送料」の設定が難しいので、1人のお客さんに数点購入されても、同じ送料で発送できる方法を選ぶのもポイントです。

ショップのルール
お客さんとのトラブルを未然に防ぐために、ショップのルールはしっかり決めておきましょう!

以下5点を決めておけば、
概ね大丈夫かと思います◎

  • キャンセルポリシー(キャンセル不可、発送前キャンセルOKなど)

  • 返品ルール(お客様都合の返品不可など)

  • 修理対応に関すること(あれば)

  • 発送に関する特記事項(土日は発送お休みなど)

  • 連絡に関する特記事項(土日は連絡していない、返信に〇日要することがあるなど) 

▼キャンセルポリシーについて深掘りした記事はこちら


4. 事前準備:用意するもの編

事前準備、続いては「用意するもの」編です。物理的に用意するものです。任意のものが多いかも。

▼用意するもの
minne・Creemaのアカウント登録
ラッピング・梱包資材・梱包道具
ショップカード・サンクスカード
銀行口座(任意)
パソコン(任意)
プリンター(任意)

minne・Creemaのアカウント登録
minneまたはCreemaのアカウント登録をしましょう。どちらのサイトも登録方法がわかりやすいので、画面に従って入力すれば、問題なく登録できると思います。
売上の振込先の銀行口座が必要になるので、ハンドメイド活動用の口座を新に開設するか、お持ちの銀行口座を登録してください。

ラッピング・梱包資材・梱包道具
「決めておくこと」編で、発送方法がなんとなく決まったら、必要な梱包資材を用意します。また、作品をラッピングする資材も用意します。
今は100円ショップで可愛いラッピング用品がいっぱい売ってます。単価は高くなりますが、まずは100円ショップで少量から購入するのがおすすめです。

ショップカード・サンクスカード
ショップカードは、お客さんにリピートしてもらうための大切な販促ツールです。ショップカードにはお礼のメッセージと、発信しているSNSなどがあれば、SNSのQRコードなどを記載しておきます。SNSをやっていなければショップのQRコードでもOKです◎

ショップカードを用意する方法は、
・自作する
・依頼する
の2つがあります。

自作するのは時間がかかるので、依頼するのがおすすめです。依頼した方がクオリティの高い素敵なショップカードが早く準備できます◎

依頼する場合、minne・Creemaで「ショップカード」と検索すると、作ってくれる作家さんがいるので、頼むのもいいと思います。あとはココナラでもいいと思います◎

銀行口座(任意)
絶対ではありませんが、お金の管理がしやすいようにハンドメイド販売用の銀行口座を開設することをおすすめします。今はネットで簡単に開設できます◎
ネット上で入出金や残高の確認が出来たり、振込できる銀行がおすすめです。(今はほとんどできるのかな?)。
楽天市場でよく資材を購入する方は、楽天銀行もおすすめ。ポイントが貯まるので^^

パソコン(任意)
パソコンがない方はぜひ、先行投資として購入することをおすすめします。作業効率が大きく変わります。minne・Creemaのアプリではできないこともあります。(Creemaの作品並び替えなど)
スマホのブラウザでできなくもないのですが、画面がかなり小さいので、作業がしにくいです。
インターネットが使えるパソコンなら安いもので大丈夫です◎

プリンター(任意)
パソコンと一緒にプリンターもあると、何かと便利です。
毎回手書きで宛名を書くのも大変だし間違いやすいので、プリンターで印刷した方がミスを防げるし効率的です。
また、オリジナルのラッピングシールを少量で安く自作できたりします。おしゃれなラッピングは顧客満足度もアップします◎
私は、納品書を入れる派なのでプリンターは必須です。

5. ショップを整える

ショップの「見え方」はとても大切です。設定できる箇所、記載できる箇所は埋めておくと、ちゃんとやっているショップなんだなという印象を見込み客に与えることができます。

プロフィールを書く
アイコンを設定する
カバー画像を設定する(minneのみ)
販売ページを作成し、作品を登録する

プロフィールを書く
ショップのプロフィールは、お客さんに安心感を与え、作家さんや作品の魅力を伝えるための大切な場所です。

以下のポイントを押さえて書くと、信頼感が増し、購入につながりやすくなります。

作家の自己紹介
どんなスキルを持っているのか
・今の作品を作るきかっけやストーリー
ショップのコンセプト
どんな人に届けたいのか
・作品を通して何を伝えたいのか
作品の特徴とこだわり
こだわっている素材など
実績
・イベントの販売経験や販売実績
・他のサイトで販売実績があれば記載

プロフィールって、何を書いたらいいか悩むところなので、完璧を求めなくて大丈夫です◎思いつかなければ書けることだけ書いて一旦おいておきましょう。

⚠️注意点⚠️「ご購入時の注意点」は書かない
minneのプロフィールにご購入時の注意点を記載している作家さんをよく見かけますが、プロフィールの本来の目的は、お客様にショップや作家の魅力を伝え、安心して購入してもらうために活用する場所です。
しかし、「ご購入時の注意点」を書いてしまうと、ルールや制約が目立ち、お客様が購入をためらう可能性があるので、記載しないようにしましょう。

minneの場合、ご購入時の注意点を書く欄が用意されているので、そこに記載しましょう。Creemaは専用の欄はないので作品説明文に記載します。

アイコンを設定する
ロゴがあればベスト、なければ作品写真で全然大丈夫です◎ここにあまり時間をかけないようにしましょう。

カバー画像を設定する
スマホのアプリでは表示されませんがブラウザで見た時と、パソコンで見た時は、カバー画像が表示されます。
ショップの世界観を表現できるような画像を設定しましょう。ショップのイメージカラーがあれば、それでもいいですし、作品を集合させて撮った写真もいいと思います◎

販売ページを作成し、登録する
いよいよ販売ページを作成するフェーズです。
minne、Creemaで入力内容は多少異なりますが、大体以下の項目を入力します。

・作品写真
・作品タイトル
・作品説明文
・オプション
・ハッシュタグ、キーワードタグ
・販売価格
・在庫数
・発送方法
・送料
・発送までの日数
・ご購入時の注意点

販売ページに関しては、上記の各項目をひとつひとつ説明すると文字数が膨大になるので、各項目を深掘りした記事を複数に分けて書こうと思います◎


チェックリスト

チェックリストを作ったので、
ショップ準備にご活用ください☺︎

▼PDFダウンロード(印刷用)

▼Googleドキュメント(共有リンク)

おわりに

しょっぱなから長い記事になりました(笑)

書いていたら、ひとつひとつ深掘りして書きたくなって、おそらく何万文字とかになりそうなので、短い記事をたくさん書いていきたいなと思います^^

何か参考になれば幸いです♪
ではまたー(^o^)

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