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セッションあれこれ: ボーカルセッション


セッションも色々あるので、その時の予定、気分、体調、テンション、友達関係などで行き先を決める、という贅沢な楽しみ方をしています

今回は「ボーカルセッション」について、自分の限られた経験から…

大体の仕組みですが、お店にホストミュージシャンが来て(ピアノ、ギター、ベース等)、参加希望者は入店時にノート等に名前を書き、順番に呼ばれて前に出て歌います
自分のキーの譜面を3〜4枚用意していきます
参加人数により、2曲ずつ2~3周するときもあれば、1曲ずつ2周で終わるときもあります

私の行きつけの店では、週一で昼のボーカルセッションがあり(毎週ホストが違う)、都合がつけば参加しています

時間帯的にもリタイヤされた年配の方が多いのですが、皆さん歌が大好きで、様々なジャンルの色々な歌が聴けるので、とても楽しいです
ジャズ、ボサノバ、ブルース、カントリー、ハワイアン、ラテン、シャンソン、ポップス、歌謡曲、etc…
特に10歳も20歳も年上の方が楽しんでいらっしゃると、まだまだ人生これから、と希望が持てます
ボーカルスクールに通っている常連の方も多く、皆さん大変真摯に歌と向き合っていて、頭が下がります
他店のボーカルセッションの常連や、自身でライブをやっている方が来ることもあります

私はだいたい新しい曲や久しぶりの曲の仕上がりを確認しにいきます
ホストの好意で譜面のおかしいところを指摘してもらえることもあります
大変ありがたいです
自分の歌は録音して、改善のために聞き直して反省材料にします

敬愛するピアニストを追って、他店のボーカルセッションに行ったこともあります
ただ、初めて行く所だと、それこそ「道場破り」のように、得意な歌(勝負曲)でアピールしたくなったり、またそんな自分に疲れてしまうので、結局元のお店に落ち着きました

昔の「歌声喫茶」もこんな感じだったのかな、と想像します
皆お互いの歌をよく聞き、拍手し、良かったところを褒め合います
内輪で固まるイヤな感じもなく、初めての人や若い人も大歓迎
とても優しくて居心地の良い時間と空間です

たまに、人の歌を聞かない人、自分の歌ばかり気にしている人、おしゃべりが多い人も来ます
稀に、人が歌っているときに一緒に歌ってしまう人もいます
ある時、「今日のあの曲ははうまくいった!」と喜んで録音を再生してみたら、隣席のお婆さんの調子外れな歌がフルコーラス入っていて、泣きたくなりました

そういうのは反面教師にしています

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