[ドラフト攻略]リミテッドデータ分析 /ダスクモーン/7勝デッキパターン/一週目
この記事は17landsのトロフィーデッキをまとめ、データ分析を行い
各アーキカラーの関係やデッキパターンを可視化しようとする記事です。
1.どんなデータ分析を行うのか?
7勝したトロフィーデッキを数値するために主成分分析を行い、それをグループ化していくためにクラスター分析を行う。
↓
主成分分析を行うとデッキを要約して数値化することができる。
数値が近いデッキは内容が似ていることを示す。
さらに、主成分分析で得られる二つの数値を用いて二次元のグラフに描画すると各アーキの関係性が可視化されて各アーキの関係性が理解しやすくなる。
2.全体の分析結果
第一勢力はR(赤)
R(赤)系が大きく分布しており第一勢力となっている。
RG、WR、BRと大きく分布されていて強い色である。
ただし、URは小さな分布であり他のR系の分布と離れている為、URは求められている物が他とは違う為、注意が必要である。
第二勢力はG(緑)
対抗馬の第二勢力はG(緑)系
対抗馬といっても第一勢力Rとの相性が悪い訳ではなく、RGの点描は大きく分布され良好でありカードの選択幅が広いことが伺える。
同じくUGも大きく分布している。
BGは勢力を形成出来てないBを使用している割に点描を多く形成していて緑を中心にして成果を上げているのだろう。
G系の中で一番点描が少ないのがWGであるが、これはいつものG系ミッドレンジとW系アグロでやってることが反発してる問題が発生していそう。
第三勢力はU(青)
第三勢力であるU(青)系は
WU、UB、URが密接していて共通のカードが多そうだ。
UGは大きく分布しているがUGとUB間に空白が存在しており離れている為、他とは利用しているカードが違っていそうだ。(これらの相違については事項の各アーキのデッキパターンにて)
第四勢力W(白)とその他B(黒)
第四勢力W(白)と銘打ったがW軸の頂点が形成出来ておらず勢力と呼ぶには微弱。Wが強いのであれば、もっとWGとWBの分布が下に引き延ばされているはずだ。
その他B(黒)は今回は完全に補佐でファーストチョイスの色ではない。
勢力のラベリング
全体の分析結果のまとめ
RとGが強く人気になるのはこの二色であり、そこを避けて強いアーキにできるのがUである。
3.各アーキのデッキパターン
青が優勢で青を中心に構成されている。
白いカードでエンチャントシナジーに寄与していないのは4マナ22の「薄気味悪い双子」のみ。
赤が優位
アグロアーキであることもあるが1マナが優秀な為、普段より1マナの採用率が高い。
また、2マナまでのカードが半分を占める。
土地を除く半分以上が2マナ以下。
2マナで生存が発生するカードが1枚しかなく言うほど生存アーキといった印象ではない。
白優位であるはあるはもののアグロで肝心な優秀な2マナ生物が白に少ない。調べてみると白緑のコモンで生存を持っているカードは2枚しかなく生存シナジーに寄せるといったことはしないで良いのではないかと思える。。
白が優位かと思いきや各マナの2番手、3番手を見ていくと黒い。
白は2マナが不足してるのはWGで記載したがそれ以降のマナでも不足しているのかもしれない。
白は強いカードと弱いカードと二分されている印象だ。
WBに関しては黒をベースに強い白のカードを足しているようだ。
強いRと強いUを組み合わせれば最強といったことにならず低迷している。
考えられる要因としては部屋シナジーといったURのアーキに沿った弱いカードを使っていることがある。
さも使ってくれといったカードが弱い!
同様に部屋も強い部屋と弱い部屋があり取捨選択が必要だ。
もう一つの要因としてはURがコントロール系のアーキであることだ。
数が多い標準的なリミテのデッキはクリーチャーを繰り出しダメージを与えるデッキが大半でありプレイヤーがコントロールデッキに慣れていない可能性がある。
2~3マナの選択肢が多く強いアーキであることが分かる。
ただし、アンコモンのマルチのカードの採用率が高めで7勝まで至るにはこれらが必要なのかもしれないという懸念点がある。
青軸エンチャントを中心にピックをした時に青白に行くか、この青黒に行くかの二択になる。
青白を狙っていたが白の流れが悪い時やカイトの様な使いたいレアが出た時に選択するアーキである為、デッキパターンは覚えとく必要がある。
強いカラーRと強いカラーGの組み合わせ
クリーチャー中心のデッキであり、スペルアーキのURと違って弱いことはなく無難に強い。
それならばカードの選択肢が多いかと思えばそうではなく、2マナは潤沢ではあるがそれ以降のカード種類は少ない。
赤が優位
赤軸ピックをした時の選択肢になるアーキ
サクリファイスアーキ用のカードは大半が専用カードとなる為、二周目で拾えることができ黒も弱いと認識されいてカードが揃いやすくピックが思ったように行かなかった時のアーキとして押さえておきたい。
コモンで抑揚するカードは黒緑合わせて2枚だけ、戦慄予示を使えば墓地に土地を落としやすくなる為、達成条件の4種類は容易であり特段に意識する必要はない。
墓地回収やリアニメイトはアンコモン以上なのでアーキタイプというほど墓地利用といった感じではない。
321のムカデや土地サイクリングを使う分、マナフラに気を付けたい。
土地は17枚いらない(体験談)
4.各アーキ内でのデッキパターン
各アーキで全て同じデッキのパターンしか存在していない訳はなく各アーキ内でもデッキのパターンは複数の種類に分類することができる。
ここでは各アーキをさらに主成分分析してアーキ内でデッキパターン出してグループ化させる。
まだ十分なサンプル数が足りない為に今は参考程度にして欲しい。
総括
前回のブルームバロウのドラフトと比べ大分シナジーが薄い。
WUやBRといったいかにもアーキタイプが分かりやすいデッキは組みやすいがWG、BGといった設定されているアーキカードの枚数が確保できないアーキはデッキがぼやけがちになる。
アーキタイプを重視するかカード単体のパワーを重視するかアーキにより選択していくことが勝利への道になりそうだ。
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