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クラフトビール愛!中でもHAZY IPAが熱い!
クラフトビールが好きだ。
なにがいいって、冷たいビールを一気にクーっと飲まなくていいのだ。
ビールといえば、とりあえずビールで乾杯!!だった若かりし頃は、それもありだったかもしれない。
けれど、だんだんと、ビールを飲むとすぐお腹いっぱいになってしまう。さらに、のんびり飲んでいたらすぐにぬるくなり、ぬるいビールほどまずいものはない。
が。クラフトビールというものは違う。
種類によっては、飲み頃温度が、13度など、冷やしすぎない方が良いというのである。
とはいえ、最近流行りのクラフトビール風?!なビールはあやしいところ。はたして本当にぬるくても美味しいかというと、そこの保証はない。
私がラッキーだったのは、最初に出会ったクラフトビールが本物だったから、だと思う。なにを隠そうってなにも隠すことはないが、最初にハマったのが、かの有名な苦味の王様とも言われる「インドの青鬼」by ヤッホーブルーイングだったから。
衝撃だった。
一口とも言わず、ちょっとなめただけでも、苦い!なんこれ?!
もう少しチョピっとなめる。苦い!なんこれ?!
さらにいうなら、実はその前に、それはもう、香りが違うのである。いわゆるビールのにおい、、、ビールくささとは無縁の香りがするのである。
追って話すつもりのHAZY IPAにも通じる、柑橘系の香り。へ?!
なのに、予想を超える苦味があって、それでいて、いわゆる瓶ビールの苦味とかとはまっっったく違う、それはそれはクセになる苦味なのだ。
そんなうまみの強い飲み物なので、ちびちび飲んでてもおいしい。おつまみいらずなビールでもあり、キンキンに冷やしたビールとはまったくの別物なのだ。
とはいえ、当時は缶ビールが300円もするなんて、、、かなりの贅沢品!と思っていたので、特別な時だけ飲むようにしていた。少しでもお安くと、青鬼の顔が大きく描かれた箱に入った24缶セットをネット購入していた。
その頃、(最初にネット購入していたのは2018年だった)他のヤッホーブルーイング製品も気になり、有名どころの「よなよなエール」なども飲んでみたけれど、とにかく「インドの青鬼」の衝撃が強すぎて、他の種類に高いお金を出して飲むくらいなら、普通のビールや発泡酒でもいいやーってな感じでいた。
ちなみに普段飲むときは、350mlのビール系1缶と、赤ワインが基本の私。
もちろん、クラフトビールの時と通常のビール系の時とでは、飲むのにかける時間が違う。クラフトビールは、余韻までもがうまい。
さて。
それから数年経つ間に、ヤッホーブルーイングのメルマガやXなどから、作り手の皆さんの楽しそうな考え方や働きぶり、想いなどを感じることで、改めて「インドの青鬼」以外のビールも飲んでみたくなった。
近所のスーパーでも「よなよなエール」はもちろん、「水曜日のネコ」などは売っていたが、買えないビールの方がずっと多く、好きなものを自分で選べる「よなよな月の生活」も頼んでみたりするように。
いろいろ試すうちに、私の場合はIPA(インディアンペールエール)と呼ばれるタイプと、PALE ALE(ペールエール)というタイプが好みらしい。ま、単純に言えば、苦味がしっかりしていて、濃厚な感じが好きなのだ。で、セゾンや白ビールと言われるような軽やかなものは、それほどピンとこない。黒ビールは、昔から有名なギネスがあるので、それはやはり好きだったが、当時、料理と合わせるものではないなと、これだけ飲んでいられる時間っていつだ?と、ごくたまに飲むだけだった気がする。
(今思えば、黒ビールが一番身近なクラフトビールだったんだろうなぁ)
そうして気がつくと、月の生活では「インドの青鬼」と並んで「クラフトザウルスペールエール」もどんと頼み(近場ではまず買えない)、今ではローソンで有名な「僕ビール君ビール」の中でも、「満点クライマー」というBrutIPAが期間限定で出てた時は、こちらもずいぶん注文した。
あとは、常時変わったスタイルにチャレンジされている会社なので、ビールを選ぶのには事欠かない。さまざまなテイストが発売され、中でも「前略 好みなんて聞いてないぜSORRY」には、なんだよ、これがビールの名前かよっって、多分誰もがつっこんだと思う。しかも鰹節だとか柚子にあら塩だとか、想像もつかないものをビールの原料にしているというので、一体どんなビール?と、飲まないわけにいかない。
そうしているうちに、自分の味覚が変わったのか、青鬼のパンチに慣れすぎたのか、あれ?むしろ「よなよなエール」の方がおいしい気がしてきた、、、(しかもお値段も少々お手頃)。あれ?「水曜日のネコ」って、こんなに独特な味したっけ??とか。これまでピンとこなかったタイプのものにも、深い味わいが隠れていることにようやく気づきだしたのである。
そんな中、2024年の秋、テレ東BIZ「円卓コンフィデンシャル」でクラフトビールメーカー集結!なんて楽しみしかない特集があった。
ヤッホーブルーイング以外はどこも知らない、聞いたこともなかったメーカーで、もちろん近所では見たことがなかったので買えない中、ふるさと納税で発見したのが伊勢角屋麦酒!
そして、ここで、思いがけなくヘイジーIPAと出会ったのだ。
このセットには、ペールエール、ヒメホワイト、ヘイジーIPAという3種類が入っていたのだが、缶のデザインもちょっとこう、インカの壁画みたいな印象で、独特な深みのある色合いがまた、なんとも好みだった。
当然好みのペールエールから飲んでみた。納得の想像しうるおいしさ。
で、ヘイジーIPAはどんな感じかな、と飲んでみたところ、、、
このヘイジーIPAが、それはもう缶ビールとは思えない、フレッシュなおいしさにびっくり。ジューシーとは、このことをいう!というくらい。
え?ジュース?って思った次の瞬間、ガツンとしっかりした苦味、、、まちがいなくビールなのに、何これ〜〜〜とからだ中から悲鳴が聞こえる感じの衝撃だった。
実はこの「HAZY IPA」、名前はひとあし早く、ヤッホーブルーイングで見知ってはいたはずだった。ただ、フレッシュジュースのようなトロピカルフレーバーという説明に、苦味好きな私としては、なんとなく好みではないだろうと思っていた。ビールにジュースらしさは要らないしと。
それがどうでしょう。
もう、これまで飲んだどんなビールよりもダントツ!!と思えてしまった。そして改めてHPを見たら、これぞ1缶600円。ひゃー。ひゃー。
いやぁ、でも仕方ない、それだけのちがいがあるのは確か!が、いや、けど、そんな買えない、、、。
それはそれは大切に飲みました。とにもかくにも、これまでで、一番忘れられない味に。
それから、数ヶ月の間に、その名前をますます聞くようになった。
たまたま出かけた麻布台ヒルズで、うちゅうブルーイングというブルワリーがポップアップショップをオープンしていた。え、宇宙ビール?
さまざまな種類がある中、あ、ヘイジー!飲みたい!と思ったら、ノンアルでヘイジーを作ったとのこと。え?!さすがにどんなに素晴らしいヘイジーだとしても、あえてノンアルを選ぶ勇気はなく。
いろいろ説明してくれた中、飲めるのはここと山梨のブルワリーだけというおすすめの「宇宙パラダイス」を頼んでみた。
ジャーン!
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え?? マンゴージュース?
一口飲んでみるも、やっぱり、生のフレッシュマンゴージュース?!
1杯1300円という宇宙価格で買ったけれど、ちょっとかなり、思ったのと違った。ビール好きというよりも、マンゴーとか、トロピカルジュースが好きな人向け、こちらそもそもがインドの青鬼好きだし。
後々調べたら、こういうスムージータイプのビールも人気とのこと。生で飲むおいしさは格別とのこと、確かにそうだろう、そうであろう。。。
せっかくここまで来たし、ネットじゃすぐ売り切れで買えないと聞いて、看板商品である「宇宙IPA」と、その倍量ホップを使っているという「BIRTH」をお土産に買って帰った。(個人的には、宇宙IPAをその場で生で飲めたら理想的だった、かなり美味しかった!)
それにしても、いつから缶ビールが1缶1000円くらいになっていたのだろう?
そして先日、ご近所で、なんとクラフトビールイベントが開催されました。これもまさか!ここらで、しかも寒い12月に、外で!
そこまで人気あるのか、クラフトビール!
ちょっと、あなどっていたようだ。
11時スタートで、13時ごろに行ったところ、ちょっと驚くくらいの賑わい。
スパイスカレーやラーメン、ケバブといったキッチンカーと、3店舗のブルワリーテントが焚き火を囲んでいる。
既に売り切れている銘柄も!
でもありました、見つけました、ヘイジーIPA!
早速、KAZO BAKUSYUの「SessionHazyIPA【霞】」を目指して列に並んだ。一通り落ち着いていたようで、数人並んでいただけだったけれど、なんと注文して受け取った瞬間、霞終わりでーす!との声。
ラストの一杯にギリギリセーフ!
いやあ、泣くところだった。良かった!日頃の行いがきっとぎりセーフだった!!
程よい濁り具合に、一口。
あ〜、これこれ、ヘイジーIPA!
あぁこの味に会いたかった〜と心底思えた。今やヘイジーIPAというのは、定番なのか?!
ここでは、数々の賞を取っている本庄銀座ブルワリーの「DOLCE」というカカオとヘーゼルナッツを使った甘味と苦味のコラボビールと、同じくKAZO BAKUSYUの「Rin Coffee Ale」をいただきました。
もはやビールとは何ぞやな世界!!
それから、年越しの楽しみに買ってあった、ヤッホーブルーイングの極夢セットが届き、ようやく出会えたヤッホーの「HAZY IPA2024」!
そして時を近くして、夫がずっと富士山に行きたいと言っていた中、偶然目にした久保田一竹美術館に行ってみたいという私の希望もあり、ある日ふたりで山梨へ。
美術館を楽しんで、おいしいほうとうを食べて、さて次は、洞窟?!この辺りも洞窟がいろいろあるぞと調べたりしていたら、
はっ!ここは、、、
ここはもしや山梨県なのでは?!
たしか、たしか、ヘイジーチャレンジといって、ヤッホーブルーイングが「有頂天エイリアンズ」を限定販売している山梨県なのでは?!
と。なにはともあれセブンイレブンに行かないと〜と。
ありましたありました、山ほど積まれた「有頂天エイリアンズ」。
![](https://assets.st-note.com/img/1736299846-2KzGkPcbltFoBHh4XdjruaCO.png?width=1200)
改めて。
ヤッホーブルーイングの神価格に感謝!
300円少々で、こんな、こんなおいしいヘイジーIPAが飲めるなんて。
本当に、1人でも多くのクラフトビール好きに飲んでもらいたい。
ビールにジューシーさなんていらない!果物のフレッシュさなんていらない!というみなさんにこそ、飲んでほしい〜。
今、まちがいなくヘイジーIPAが熱い!!