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松山ケンイチさんのおもしろさはどこから?!押しという訳でもなければ、ファンでもない私が思うこと。

いつから彼は、こんなにおもしろい人になったのか。
知っている人は、ずっとおもしろい人だと知っていたのだろうか。
今人気のドラマ『クジャクのダンス誰が見た?』では、もうそのおもしろさがダダ漏れである。
もちろん、そのちょっと前、いやもうほぼ半年前になるのか、天下の朝ドラ『虎に翼』でも、甘味大好きな裁判官を好演していた。

たぶん私が最初に気づいたのは、ドラマ『100万回言えばよかった』の刑事役だ。2023年前半の金曜ドラマ。井上真央主演で、佐藤健が出るとなれば、張り切ってみようと思ったのも束の間、え?佐藤健が幽霊?
でもって、その幽霊が見えちゃうのが松山ケンイチ?!

こんなはちゃめちゃなストーリーなの?となるも、見続けられたのは、間違いなく彼、松山ケンイチの存在感と茶目っ気がたまらなかったから。この役を松山ケンイチがやっていたからとしか思えない。

一人でも多くの人に見てほしい、ラブストーリーと思わせつつ、かなり重めの社会問題も含めたミステリー仕立て。さすが脚本は、安達奈緒子さんのオリジナルストーリー。三浦春馬主演の「大切なことはすべて君が教えてくれた」や「透明なゆりかご」などの脚本も担当されている。

話がそれたが、松山ケンイチ。
そもそもよく考えたらこの芸名がすべてを物語っていたのかもしれない。
ケンイチ
なぜ、カタカナなのだ?
ウィキによると、画数の問題でカタカナにしたそうな。しかも、略して松ケン。
マツケンサンバのマツケンだ。
いや、それはもちろん松平健さん。
マツケンサンバは、1992年ごろに作られたそうだが、松ケンは1985年生まれ。小学生の頃には、もしかしたら、マツケンサンバで盛り上がっていたのかもしれない。
とはいえ、派手な衣装で盛り上がったのは2004年頃のようだから、その頃はあまり関係なかったかもしれないな。ただ、マツケンが盛り上がったのは、きっと何か良かったに違いない。
昨年秋には、私も追いかけた彼のX(エックス)。「虎に翼」を後から追っかけ視聴され、つぶやいていた。この時ほど、リアタイして欲しかったと思ったことはないくらい、同時期にこのつぶやきを読みたかった、、、いっくら一日2〜3回見ていたとはいえ、各話についてのつぶやきに追いつくような記憶力はなかった。たぶんみんなそう思っていたはず。
そしてその最終回を終え、おむすび第一回を視聴して、おまけのつぶやきがこちら。そこではっきり言っている。
『マツケンと呼ばれたくありません!』

個人的には、松山ケンイチは何となく演技派なイメージで、とにかくデスノートで有名になった印象がある。当時はストーリーもたいして知らず、白塗りの暗い役なんだろうなーくらいしか思わなかったが。

実はその頃もおもしろい人ではあったのかなあ、きっと。
ある日突然おもしろくなる人なんていないもんな、きっと。

そして今絶賛放映中の『クジャクのダンス誰が見た?』

こちらは漫画が原作のようだが、この漫画の評判がまたとても良いようで。とても気になる!!
そして今回の広瀬すずちゃんは、最高にかわいい。今までのどんな役よりも、超絶に彼女の良さが前面に出ている。それを後押ししているのも、彼、松山ケンイチの存在だよなあ。

このドラマ、めっちゃおもしろいけど、ちょっとかなりハードな重さのある暗いストーリーなんだよね。そこが良いけど、見てて辛くなると、見たいけど見たくなくなる気持ちになりがちなところを、見事に昇華させているのがやはり松山ケンイチの存在だから。
サラリと軽やかなセリフの言い回し、声のトーン、声のない時の表情。とにかくみなさん、よく見て(笑)。間違いなく、この役どころを楽しんで演じているから。ふざけるのでもなく、松風という弁護士役を、この人の良いところを演じている。すごい。
たぶん人の良いところを見つけるのがすごく上手い人なんだろうな。どんな人のことも、ちょっと愛情深く見られる人なんだろうな。

別に彼のファンなわけでも、押しというわけでもないのだが。そんな私でも、これだけ言いたくなるくらい、今の松山ケンイチは良いのだ。
どなたかと、この嬉しい発見を共有したく、書いてみた。


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