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心の器とは

最近ふと、ある人と話していて心の器が目に見えたような瞬間があった。

その時感じたのは、「ああ、この人は今いっぱいいっぱいなんだな」ということ。

悪気があるわけじゃないんだけど、わたしのリクエストはもちろん自分で言ったことさえも忘れてしまうし、叶えたい気持ちがあってもとにかく叶えられない。

頭では優先順位が違うような気がしても、心では優先できないような。

それでその人の心の中にあるコップのような器がもうパンパンで、今にも溢れそうになっている様子がイメージで浮かんできたのだ。

ここで言う心の器とは、よく言うキャパ=capacityのようなものかもしれない。

簡単に言うと、キャパオーバー状態。

じゃあその器は何でいっぱいなんだろう?

わたしはそれが、愛だと思った。

一見するとそれはタスクのような、やらなければならないことのように思える。

けれど心の目で見ると、それは家族への愛、友達への愛、社員への愛、お客様への愛。

自分のその時もてる愛情タンクの容量は決まっている。

そして宇宙の法則として、与えたものが返ってくる。

返ってきたら、元の器には入りきらない。

なぜなら空になった器は、自分で満たすこともできるから。

自分が喜ぶものを見せ、聴かせ、嗅がせ、触らせ、味わせる。

そうすると、自分で満たした愛と与えて返ってきた愛で、愛情タンクの容量が自然と大きくなる。

つまり、自分の愛する範囲がまた広がっていく。

わたしが思う心の器とは、愛の範囲なのかもしれない。

そう気付くと、「そっか、今は仕方ないね」って腑に落ちたような気がした。

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