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ヒトサガシV活動~ドラマツルギー編

るーしっどによるヒトサガシV活動第一弾、ドラマツルギー編。

ヒトサガシVって何!?って方は下記記事中の◆概要 をお読みいただきたい。そこだけ読めばなんとなく内容が掴めるだろう。面倒であれば、そのまま本記事を読むだけでも実は楽しめるので、無視してもよい。

◆はじめに…ドラマツルギー(曲)とは

2017年10月10日に投稿されたEve4作品目の楽曲。作詞・作曲はEve、編曲はNuma、映像はMah、Mixは棚橋"UNA"信仁と快晴Pがそれぞれ担当している。2017年12月13日にリリースされるアルバム『文化』の収録曲の一つ。動画説明文に「こんにちは、またおどりにきました。」とあるように、『ナンセンス文学』との共通性を感じるメロディに仕上がっている。YouTubeにも投稿されているが、これはEve自身の歌唱版になっている。2018年5月7日6時30分、VOCALOID伝説入りを達成。
          出典:ニコニコ大百科「ドラマツルギー / 初音ミク」

以下の動画が、Eve氏によって投稿された、いわゆる本家動画である。

・ドラマツルギー / 初音ミク

・ドラマツルギー - Eve MV

小さなハコ(社会)に囚われた人生(教師、母親、技術者、ビジネスマンetc…社会の中での一つの役割を演じること)から逃れられない苦悩に苛まれながら、自分らしさを求めてドラマチックな人生を歩もうと望む。そういったストーリーの曲である。「ナンセンス文学」同様に闇を描いており、文学的な要素を散りばめていることが各フレーズからも感じられる一曲である。

曲自体は、切なさを感じるA/Bメロからの一気に思いを開放するサビのメロディラインが熱いものとなっている。イントロのギターサウンドもとても印象的。男性も歌いやすい音域のため、歌ってみたには男性VTuberの方も多いのが特徴的である。

◆VTuber歌ってみた紹介編

では、ここから筆者が聞いてきたVTuberさんの歌ってみた動画について、簡単なレビューと共に紹介させていただく。

・燦鳥ノム

サントリー公式VTuber、燦鳥ノムさんによるカバー。VTuberのドラマツルギーといえば、この方というほどに浸透しているだろう。低いパートを爽やかに歌い上げており、カッコいいノムさんを垣間見れる。MVのセンスも非常に高くその世界観に没入してしまうため、ドラマツルギー巡回の入り口としてもおすすめである。

・ボヤッキー&バーチャルゴリラ

タイムボカン公式VTuberとして、カミナリアイと共に活動しているボヤッキーと、VEEMusic社長のバーチャルゴリラさん(トンズラーではない)による、見た目にも異色なまさかのデュエット。しかし歌唱力はまた別。ボヤッキーの甘い歌声とゴリラさんの渋い歌声が奏でる大人なハーモニーには、男性でも虜になることは間違いなしである。

・夜霧メイ

Re:Act所属VTuber、夜霧メイちゃんによるカバー。なんといっても魅力はハスキーで惹き込まれる歌声である。ここで紹介している女性Vの中でも低い部類であり、非常にかっこいい。メイちゃんを知らない方なら、特に驚くことだろう。普段はゲーム実況なども行う彼女だが、残念ながら2019年9月30日をもって、下記のシエルちゃんと共にRe:Actを卒業される。チャンネルそのものは残っているため、是非彼女の魅力を今からでも知ってもらいたい。

・多々星シエル

Re:Act所属VTuber、多々星シエルちゃんによるカバー。クールな低音をベースに時々現れる高音域の歌声が綺麗。ラフファッションなシエルちゃんのMVもGood。全体を通してすっきりとした大人チックな歌い方といった印象である。普段はゲーム実況なども行う彼女だが、残念なことに2019年9月30日をもって、上記のメイちゃんと共にRe:Actを卒業される。チャンネルそのものは残っているため、是非彼女の魅力を今からでも知ってもらいたい。

・Leia

韓国のVTuberで、日本の歌が大好きなLeia(レア)さんによるカバー。日本語による投稿だが、とても母語でないとは思えないくらいうまい。しかしなんといっても驚くべきは+6keyという高音でありながら、美しくはっきりと歌い上げているところである。特にサビは一聞の価値有りである。

・両声類Mika

両声類VTuber、Mikaさんによるカバー。その名は伊達ではなくクールな歌声の持ち主で、中でも筆者のハートがガシッと掴まれたのは「だから今」のフレーズ。ここにガっとハートを掴まれた。また、タイトルにもあるが、MMDダンスによるキレッキレのダンスも最高にクールである。後半手前の演出も必見。歌とカメラワークとのコンビネーションにも注目してほしい。

・雅 紅羽 (まじかるどーる)

UUUM所属、5人姉妹まじかるどーる次女の雅 紅羽によるカバー。本記事中で紹介した女性Vの中でも非常に低く歌い上げており、安定感のあるハスキーボイスは超絶イケメン。余談だが、普段は自他共に認めるふにゃふにゃボイスのため、そちらとの聞き比べによるギャップ萌えも体感してほしい。なお、まじかるどーるは2019年2月28日をもって一旦活動をお休みしている。卒業ではなくパワーアップして帰ってくるとのことなので、活動再開が待ち遠しいところである。

・ぴろぱる

バーチャル書家、ぴろぱるさんによるカバー。本記事中の男性Vの中でも特に低音で歌い上げている。押しつぶされるかの如くエネルギッシュなボイスは曲そのものとのシナジーも抜群。それがスピーディに放たれていくのはたまらない。力強い筆字の歌詞もその力強さに拍車をかけている。

・音羽ララ

upd8所属、ウタゴエ放送部で活動する音羽ララちゃんによるカバー。早口がんばったえらい。…真面目な話をしよう。優しく歌うAメロから一気にクールな低音へと切り替わるBメロは虜になる。また、ダンスとPVもハイクオリティかつおしゃれで見ごたえがあり、サビで手拍子を刻むところも気持ちが良い。

・KiARA

歌姫VTuber、KiARAさんによるカバー。感情を乗せた力のある歌い方が印象的で、ビブラートが非常に美しい。低音寄りの高音域をベースにしながらも放つクールなメロディには脱帽である。そんな彼女だが、2019年4月7日以降はとあるバーチャルプロジェクトの裏方側へと回っている。歌い手KiARAさんの、バーチャル界での活動自体は立場こそ変われど継続するため、そのスキルでV界隈をより高いステージへと運んでいってほしい。

・音崎リタ

歌い手からVTuberとなった音崎リタちゃんによるカバー。呑まれるほど圧倒的な高音の波、サウンドが最高。夢中になるほど優しく心地がいい。それでいてかっこいい。伸びるようなハーモニーにも注目だ。なお、上記動画が投稿されている歌ってみたチャンネルとは別に、ゲーム実況やオリジナル楽曲が投稿されるメインチャンネルも存在するので、そちらも要チェック。

・くまお

ぶいらいぶ所属、クマ型妖精系VTuberのくまおさんによるカバー。見た目に騙されそうだが、決してネタ枠ではない。めちゃくちゃかっこいい。熱い歌い方とシャウト気味なサビのフレーズは非常に爽快感がある。ちなみに中心となる配信PFは17Liveなので、トークや歌ってみた配信が気になる方は是非そちらの方へ行こう。

・少年兵Lioka

元少年兵VTuber、Liokaさんによるショートカバー。ショタボ好きは必見。少し怪しくも誘われてしまう歌声とMVにはついつい見入ってしまう。イラストなどクリエイター寄りの方であり、2019年9月3日には「一人のバーチャル、Liokaという個人でもっての活動は今年度の冬で一旦終わり、より自分らしいVクリエイターとして転生する」との宣言がなされている。「Lioka」としてはお別れになるものの、より幅広い形で創作活動を行っていくので、今後の活躍も期待したいところである。

・緑仙

にじさんじSEEDs、緑仙(リューシェン)によるカバー。高音と低音を使い分けるテクニックと、きれいなハモリが抜群に光っている。男女問わず聞いていてうっとりしうる中性的なメロディなので、迷ったらこのカバーもおすすめ。スカッとした、元気さが伝わってくる歌い方も聞いてて楽しくなる。

・琴みゆり

Re:Act所属のバーチャルSEアイドル、わいちゃんこと、琴みゆりさんによるカバー。なめらかな高音域のメロディがとても心地よく、うっとりしてしまう。それでいて要所要所の部分ではグッと低音域を引き出してくるため、そのギャップもたまらない。

・七瀬 百音

YouTuber665オーディションからデビューしたVTuber、七瀬 百音(ななせ もね)さんによるカバー。柔らかく弾むような歌い方が印象的で、爽やかである。高音域、低音域のバランスも良く、歌う際のお手本として聞いていたい。あくまで私見だが、その声質からはどことなくVOCALOIDのMEIKOを彷彿とさせる。

・犬山たまき

漫画家、佃煮のりお…が生んだ男の娘VTuber、犬山たまきによるカバー。うますぎィ!おふざけなしのガチ歌唱である。大人びたボイスの中毒性が非常に高い。またMMDダンスによるハイクオリティなMVもかっこよく、目もくぎ付けになるだろう。ちなみに2019年9月9日現在でclusterなどの3Dで活動を行う際に用いているモデルとは製作者が異なる。

・七瀬タク

TV東京公式YouTubeチャンネルなどでも活動しているVTuber、七瀬タクさんによるカバー。正統派イケメンボイス。高音寄りの甘く、熱い歌声にはつい聞き入ってしまう。かっこいい歌うま男性VTuberを探しているVTuberファン(特に女性の方)には是非おすすめしたい。

・奏手イヅル

ホロスターズ所属VTuber、奏手イヅルさんによるカバー。渋く、ややクセのある歌い方が非常にカッコイイ。またミックスとマスタリングも彼の手によって行われているため、その点にも注目して聞いてほしい。歌と合わせて、独特な世界に病みつきになるだろう。

・星乃めあ

バーチャルシンガー、星乃めあちゃんによるカバー。力強く、しかしクールな歌声はこの曲とも非常にマッチしている。スピーディなリズムに負けず、すーっと伸びていく歌い方も非常に爽快である。イケめあ。また、モノクロ世界で踊るめあちゃんのダンスもかっこいので注目だ。

・道明寺ここあ

ゲーム部プロジェクト、道明寺 晴翔の妹であり、ここあミュージックにて活動する道明寺ここあちゃんによるカバー。高音と低音とのパートの両方を爽やかに歌ってみせており、二回聞いて聞き分ける楽しみ方もできる。力強いサビにも虜である。また、世界観を意識したMVもセンスが高く、一つのストーリーを楽しめる演出となっている。

・かしこまり

upd8所属VTuberのちゃんまりこと、かしこまりによるカバー。サビに入っても力をこめ過ぎず、ぶれずにメロディを維持する歌い方はリアリティがあり、闇と希望のか細さをうまく表現している。丁寧にはっきりと歌ってみせる安定感はここにも存在。また、MV中のちゃんまりも曖昧な存在に見えるよう演出がなされており、曲中の主人公の心理面をうまく描写できている。

・NoA (Project A.I.D)

Project A.I.DでIo(イオ)さんと共に歌で活動している、NoAさんによるカバー。高音域と低音域の切り替えが良い。中性的かつパワフルな歌声がサビから一気に展開していく様は鳥肌モノ。モノクロベースでスピーディなMVもオシャレ。何もかもがマッチしたこの動画、とてつもなくハイクオリティである。また、ProjectA.I.Dは2019年7月20日に突如として現れながら、抜群の歌唱力とMVの数々が評価され、Twitterでも急速に話題を集めている。今後の活躍も見逃せないだろう。

◆おわりに

いかがであっただろうか。ドラマツルギーという曲だけでお好みのVTuberさんに出会うことはできただろうか。ここで紹介した方で全てではないため、もし更に探したいという方は是非探してみてほしい。また、不定期ながらこの曲でサーチをかけて、新しく気に入った方を見つけた場合は、本記事にて追記も予定していくのでお楽しみ(?)を。

◆番外編

・猫塚大翔

本記事執筆中(2019年9月9日)にリアルタイムで投稿された。まさかである。2019年9月2日にデビューした新人VTuber、猫塚 大翔(ねこづか たいが)さんによるカバー。蓋を開けてみれば驚き。やや緊張は感じる(?)ものの、高音のハモリは非常に綺麗であり、裏の低音域もかっこよく、ポテンシャルを感じるものがある。これからの活躍も期待である。

・熾燃トドメ

VTuber、熾燃トドメさんによるカバー。3Dモデルの見た目も歌声も含めて何もかもが癒し。勢いというのはタイトル通り。時折笑っちゃうせいで、こちらまでもらい笑いしてもらうのもミソ。ただ、踊りは普通にかっこいい。ネタ枠としての紹介になったためフォローするが、他の動画ではバシっとかっこよく歌っているものもあるため、是非聞いてみてほしい。筆者のおすすめはアウトサイダー。



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