$JEWEL ファーミングにおけるエポック毎のJEWEL排出率×アンロック率による実APR推移について @DefiKingdoms
今回はHarmonyチェーンで運営されているDefiKingdomsのファーミングについて紐解いていこうと思います。DefiKingdomsの特徴と参加方法については過去記事をご参照ください。
JEWELの排出量は毎週低下する
JEWELはLPトークンを預けることでファーミング報酬として得ることができますが、このJEWELはエポック毎にどれだけ排出されていくが決まっています。
エポックは約1週間(302400ブロック毎)で次のエポックに切り替わりますが、進むにつれてJEWELの排出量は減っていきます。
これはつまりJEWELの価格が同一の場合、APRも毎週下がることになります。
アンロック率は毎週上昇する
一方で、ファーミング報酬のうちハーベストですぐに受け取れるアンロック率は毎週2%ずつ上がっていきます。現在は9%のアンロック率です。あと1日ほどで11%のアンロック率に上がります。
すぐ受け取れる実APRはどうなるか
では、毎週の排出量の低下とアンロック率の上昇により、すぐに受け取れる分のみの実APRはどうなっていくのか試算しました。
これはJEWELの価格とTVLがいずれも一定であることを仮定して計算しています。
早期の投資家へ多くの報酬を渡すために、最初の方のエポックでは大量のJEWELが排出され、エポック1から2に切り替わるときには50%の減衰率となっていました。ですので、APRも約半分に推移した形に。
エポック4くらいまでは減衰率が割と大きく、ロック分も含めたAPRは大幅に下がっていくと思われます。
ですが、エポック5以降は排出量の減衰が10%台まで下がります。
それに対してアンロック率は毎週固定で2%上昇していくため、ロック分も含めた見た目のAPRは下がっているように見えつつも、実際に受け取れるアンロック分で計算するAPRはなだらかに推移していきます。
折れ線グラフで言うと、黄色い線の下げた方に対して、茶色い線はなだらかに推移しているのがわかると思います。
エポック切り替え時の見た目APRに注意
このように特にロックがあるDFKにおけるAPRはあくまで見た目上の指標に過ぎません。
もうすぐエポックが変わるから排出量は下がるし、見た目のAPRは下がるけど、アンロック率は上がるから実APRは〜と計算して立ち回るのがいいかなと思います。
TVLの増加やJEWELの価格変動などによってもちろんAPRは大きく左右されますが、それらに変動がないのにAPRが下がった時は予め決められた減少になります。
詳しくは公式のドキュメントを確認してみてください。