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ルチアがルチアとして生まれ変わる瞬間〜死の淵から自分を取り戻すまでのライフストーリー19〜

第19話 これだ!私が探し求めていた学びは。〜長期講座への決断〜

病院を変えてから、みるみる薬は減っていった。少しずつ体調も解放に向かい始めていた。

そんな時だった。
毎日のようにアップされるくみくみのLINE@そこには、とても楽しそうな写真やライフストーリーが書かれたブログなどが載っていた。それを布団の中で読むことが日課だった。
LINE@には、くみくみの講座のお知らせなど1番に入る。
その日は、長期講座の為の説明会のお知らせがあった。
その長期講座の中に『未来創造メゾット』が入っている講座だった。その講座は、前からとても興味がありながらも体調や経済的な理由で参加を断念していた。

説明会に参加して、

『これは、私の為の講座だ!何としても受けなければ!』

そう勝手に思い込んでいた。
その講座は、半年間の長期講座で、対面とオンラインとで構成されていた。

当時の私には、これだけ長い講座、しかも対面もある。最後までやり通す事が出来るのだろうか?
費用に関しても貯金もなければ収入もない…
そこで、体調がよくなってきたことに調子に乗って『また、仕事に出て働いて払っていこう。』と仕事が見つかるかも分からないのにそう決めた。
だけど、そんな事受け入れられるものなのだろうか?ふつうは、そんな怪しい人受け付けてもらえないだろう。今まで、不安から行動に起こせなくなっていた私が絶対に大丈夫。と根拠のない自信とダメ元でくみくみへ直談判した。

答えは、YESだった。
信じられなかった。くみくみからは、「ルチアの熱い思いを受け取ったこと。ルチアを信頼して・・・」と言ったことが書かれていたと記憶している。
「信頼して」この言葉に胸が熱くなった。
「こんな私を信頼してくれるなんて・・・」余計にやる気が湧いてきて、「この思いに必ず応えたい。」そう思った。そのやる気が功を奏したのか、
あっという間に仕事が決まった。
その間、様々なことを考えてシュミレーションを重ねた。
体に負担になり過ぎないように、だけど、必要な収入が得られるようにと計画を立てた。体調が悪化しないように休息を十分取りながら、仕事と講座に集中できるように環境を整えた。
仕事も同じ区内で大好きなインテリアの仕事。だけど、まだ接客には恐れや緊張があった。そんな私に絶好の仕事が見つかった。
インテリアショップでの商品管理、検品の仕事。店頭に出入りしながらだから孤独になり過ぎず、ガッツリ接客をする必要もない。ワクワクするような素敵な商品をいち早く手に取ることができて品出ししたり、整理収納したり・・・
条件も週3日6時間の扶養内、シフト制で無理なく働ける。
準備は整った。

これから半年間、この講座にコミットする。月に1回の対面講座。2〜3回のオンライン講座。それに、毎日ホメホメクラブと言う宿題がでた。
ワクワクすると共に最初から、絶対にできない課題が言い渡され、頑なに拒否した。それは、
鏡に向かって自分に『愛してます』と言うことだった。鏡さえ見るのが苦痛なのに、自分の顔を見て「愛してる」なんて死んでも言えない。自分なんて消えて無くなって仕舞えばいいとしか考えていない自分がなぜ言えるのだろう・・・
ホメホメクラブも
①その日よかったこと
②その日の気づき
③褒められること
④叶えたい事のために今日やったこと

書けない・・・良いことなんて思う浮かばない。特に③は毎日書くのに1時間くらいかかった。他の人からしたらなんでも無いことがとてつもなく辛い、苦しい。でもやると決めた。どうしてもここから抜け出したい。
この底無し沼から這い上がりたい。その一心だった。

                           次回へ続く

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