機械でスケーリング
それはアラレちゃんが走るときの可愛い叫び声ではなく、聞いただけでもトラウマになりそうな歯科での機械音です。
今日、初めてスケーリング(스케일링)をしてもらいました。
歯石取りは経験あるものの、機械(超音波スケーラー)を使うのは初めてです。それでも今まで歯石を取る際に痛みを感じたことはなかったですし、機械を使うとはいえ歯を削るわけではないので、大丈夫だろうと高を括っていました。
が、そんな期待は一気に、あっけなく崩れ去ります。
もうね、スケーラーの音がこえぇ、こえぇ・・・。
ウィーーーーーーン!
キィーーーーーーン!
ジジジ、
ジジ、
キーーーーーーン!!
頭に響く厭らしい高音だけでなく、歯から伝わる振動が恐怖感を倍増させます。さらには歯石を削っているときの不快感が、突如として激痛に豹変するのではないかという強烈な不安となって襲い掛かります。
深緑色の布が顔に被さっている間に考えるのは、「早く終わって!!」のただそれだけ。違うことを考えようとしても、音と振動がすぐさま私を現実へと引きずり戻します。最終的には、「ちゃんとやってくれなくてもいいから、もう終わろうよ」とすら思う始末ーー。
将来無音の超音波スケーラーを開発した人には、個人的に、是非とも心のノーベル賞を差し上げたい・・・。
韓国では年1回のスケーリングは健康保険の対象になります。この場合のスケーリングは治療の一環ではなく、予防を目的としています。おかげで、今回は1500円程度の出費で済みました。
健康的な大人の歯であれば年に1度のスケーリングで十分だそうですが、人によっては3か月~半年に1回必要な場合もあるそうです。
無論、私はできる限りやりたくない・・・。
というか、もう2度としたくない。
でもそれは難しそうなので、とりあえず、日々のケアを頑張ります。
◆◆◆
スケーラーさん、
1年後以降にお会いましょう。
そのときは、無音は無理でも、脳みそに響かない優しい音になってくれていると嬉しいんだなあ・・・。
(…遠い目…)