韓国語#19.이번에と다음에~今回は「次」で、次は「次の次」~
今回は、知らないと少々ややこしい韓国語について。
これを知らないでバス(버스)や地下鉄(지하철)に乗ると戸惑うことがありますので、ぜひご参考ください。
次の停留所/停車駅に関するアナウンス
韓国では今月から外国人観光客の受け入れが始まりました。金浦-羽田線の運航も28日から再開される予定だそうで、今後は日本からの観光客も増加することが期待されています。
韓国を観光する際の交通手段として、空港鉄道や地下鉄、シャトルバス、市内バスを利用する方も多いと思います。その際に重要なのが、停留所/駅を伝える車内アナウンスでしょう。日本では一般的に「次は〇〇~、〇〇です」と次に停車する駅を案内しますが、韓国では少し異なります。
つまり次の停留所/駅だけでなく、その次に停車する駅も案内します。
さらに訳を見ると分かる通り、日本語で言う「次の停留所/駅」は韓国語では「今回(이번에)」にあたり、「次(다음)」ではありません。そして韓国語の「次の停留所/駅(다음 정류소/역)」は、「次の次の停留所/駅」を意味します。
間違えたことあり
この違いのせいで、韓国に来てまだ間もない頃に降りる駅を間違えたことがありました。1度だけではありません。少なくとも3回は記憶しています。
特に疲れているときは要注意です。その日はへとへとで、地下鉄に乗車して席に着いた途端にウトウトし、眠りこけてしまいました。すると突然、「次は、〇〇駅~(다음에 내리실 역은은 〇〇역입니다)」と聞こえてきたのです。私は咄嗟に「降りなきゃ!」と思い寝ぼけ眼で人込みを搔い潜って降りたわけですが、そこは降りるべきはずの1つ手前の駅でした。
いつもと違う駅の風景に、一体何が起きたのだろうと、ぽっか~んとしてしまったあの日のことは今でも覚えています。段々と正気を取り戻してようやく「ああ、そういえば 이번(今回)じゃなくて 다음(次)って言ってたなあ・・・」と、間違いに気づいたわけです。
間違えないために
最近は地下鉄でも空港バスでも、英語、中国語、日本語の案内が流れます。これらの外国語は次の停留所/駅しかアナウンスしないため、単純に日本語の案内に注意していれば間違えることはないでしょう。
逆に言うと、韓国語を全く知らない人よりも、ある程度理解して聞き取れる人の方が注意が必要です。しかし、それは言い換えると、万が一間違えたとしても「韓国語が分かるからこそのミスだ!(エッヘン)」と思って、堂々と開き直ればいいということです。
あとは、地下鉄であれば、ホームに書かれている駅名を確認すると間違いないです・・・が、乗客が多い場合は降り遅れる可能性があるので、ドアの近くで確認しましょう。
ではでは。