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バラとサボテンとダジャレと。
再びミニバラたちがやって来た
先週末にミニバラを買ってもらいました。何年も前のバレンタインデーに旦那からミニバラを貰ったのを思い出したからです。そのバラは1,2年前に枯れてしまうまで、毎年可愛らしい花を咲かせてくれました。私はその間韓国にいないことが多かったので、結局バラを育てたのは彼でした。ただ、今後は長期で海外に行くこともないだろうと思い、今度は私が大切に育てるぞと思ったのです。そんな気合とともに、枯らしたらどうしようという不安もやって来てはいますが、それでも可愛らしいミニバラに今のところ大満足です。
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色選びの基準
近所にある花屋の店先には、3種類の色違いのミニバラが置かれていました。その中から彼は黄色を選び、私はピンク色を選びました。私がその色を選んだ理由は、昨年亡くなった祖母の家で育てているバラの1つがピンク色だったからです。
地植えされて大きく育ったバラたちは、今でも春先から冬に入るまでの年に2,3回、花を咲かせます。祖母は透析をしていたので、週に3回病院へ通っていました。昔から足が悪くて歩けなかった祖母ですが、温かい日には車椅子で外に出て、庭の花を眺めるのが日課でした。
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サボテンの花
そんな祖母はサボテンの花も大好きでした。サボテンの花は1日しか咲きません。満開となると、ほんの数時間で終わってしまいます。だから、私が祖母の家にいる時にサボテンの蕾ができたりたりすると、必ず写真を撮って祖母に報告していました。「明日の朝には咲きそうだよ」って。
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10個集めよう
ーーある日のこと。いつものように車椅子を押しながら庭の花を見ていると、祖母がこう言いました。
ほら見てみんね、サボ。きれいかよ~!
・・・ん?
・・・・・・サボ?
なぜか突然、その日からサボテンを「サボ」と呼ぶようになったのです。サボテンをサボと言う人を見たのは初めてです。祖母は一体どこでそのような呼び方を習ったのでしょうか。当たり前のように繰り繰り返されるサボ。時には「サボちゃん」なんて呼ぶのも可笑しくて、私もその日からサボテンのことを「サボ」と呼ぶようになりました。
その話を、早速韓国にいた旦那にも伝えました。「ばあちゃん、サボテンのことをサボって言うんだよ。今朝もね、サボテンの花を見ながら、サボは綺麗かね~って言ってた」
すると、こんな返事が返ってきました。
10個集めたら完成だね^^
ん?
あ~~~~~~、サボ10(テン)!
ぷぷぷ。いつもなら「親父ギャグかーい」と反応してしまうところ、今回はとても可愛らしい発想だったので、いらないでしょうけど、100ポイントほどあげておきました(※貯めても使い道はありません)。
サボが10個で、サボテン。
ぷぷぷ。うける。
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それから祖母が亡くなるまで、サボはテンどころかハンドレッドくらいの花を咲かせたように思います。サボテンは1年のうちに1日しか花を咲かせないといいますが、写真を見ても分かる通り、1つのサボテンに1つの花だけを付けるわけではありません。多いときには、10個以上もの花を咲かせるサボテンもいます。また、すべての蕾が同じタイミングで生まれるわけでもありません。1つの花が役割を終えた後に新しい蕾が2つ、3つと顔を出すこともあるのです。おかげで、毎年たくさんの花を鑑賞することができました。
サボテンの花の数は、祖母がサボを楽しんだ回数。
今年もいっぱい咲くのかなあ。
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あれ、ミニバラの話をしていたのに、気が付けばサボテンの話に・・・。まあ、そういうこともありますよね。
サボよ、永遠に。
そして一応、「頑張ってミニバラを育てます」宣言でもしておきます。