韓国語#23.考えは深く、浅く、短くなることはあっても長くなることはないようです
不思議だなあと思う韓国語について――。
「考えが深い」を韓国語では 생각이 깊다 と言います。
생각 が「考え、思考」、깊다 が「深い」。日本語と全く同じ表現です。だとすれば、「考えが浅い」は 생각이 얕다 になるわけで、この表現もまた実際に使われます。
ただ、個人的には 생각이 얕다 よりも 생각이 짧다 の方が「考えが浅い」という意味でよく使う気がします。
얕다 は「浅い」ですが、짧다 は「短い」。
생각이 얕다 と同じ意味ですが、考える時間が短くすぐに行動に移してしまうことから「考えが足りない、分別がない」の意で用いられます。
そう、韓国語では考えは浅くもなるし、短くもなるのです。
じゃあ、長くなることもある?
いいえ、どうやらそれはないようです。
考えが深い(깊다)、浅い(얕다)、短い(짧다)の表現はあっても、생각이 길다(長い)とは言いません。
なんだか不思議だなあなんて思っていましたが、そういえば、日本語でも「考えが甘い」はあっても「考えが辛い、苦い」とは言いませんね。
これもまた不思議。
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