神様と憑依の話
ご相談に乗ってると、時々憑依かな?と
思う人に遭遇します。
そして鑑定してるうちに、無意識に占い師
が貰ってしまうなんて事も。
今回は私が体験した憑依のお話しです。
きっかけは友人Aさんにぜひ会ってほしい
人がいると頼まれた事からでした。
それがBさん。
2度ほどお会いしたのですが、1度目は偶然
の出会いでした。
その方の祖先は誰でも知る宗派を作った方
の家系で、嫁ぎ先もそういう流れのお家で
した。
(今思えば引き合わされたんでしょうねぇ)
Bさんは私と初めて会ったにも関わらず、
「私視えるんです」と。
そして「あなたとAさんは前世でも友人
でしたね」とか「高次でうちに来ましたよね?」とか「三角の帽子被っている人が
大鎌持ってあなたを狙ってる」など私が引
くくらいの勢いで色々話し始めました。
最初はまぁそういう話がお好きな方なのか
と思いながらお話してたのですが、そう簡単
な話ではないというのにすぐ気がつきました。
なぜなら、ほんのちょっと私の記憶から取り
出してる情報を散りばめて話していたからです。
その日は30分程度の会話でお別れしたので
すが、後日やはりAさんからBさんと3人で
ランチしませんかとお誘いが来ました。
当日は現地集合にし、Aさんがなぜ私とBさん
を合わせたかったのかの確認をしました。
やはりBさんの様子が最近おかしいから、私
の意見が聞きたいという事でした。
Aさん同様、私も普通じゃないと感じた事は
伝え、ただ今回はお仕事ではないので、あく
までもBさんのお話から私が思う事を本人に
お伝えする事しかできませんが、それでもい
いのならと確認しランチが始まりました。
Bさんのお話しは多岐に渡りました。
ご自分が嫁いだ家系に対しての不満や、この
世の仕組みがおかしいとか、お上の話など
(時折私に対して恐怖を抱かせる為の言葉な
ども)。
ただ話の全てにおいてベースとなるものが
怒りでした。
とりあえず私はBさんのお話から、Bさんと
は違う視点で疑問の答えを全て出すように
話してみましました。
「いつになったら1番聞きたいことを話して
くるのかな」と思いながら....。
そんな事を4時間ほどしたのち、もう少し話
たいと言われたので、喫茶店に移動しました。
そこからBさんはようやくご家族の心配や、
ご自分の本当の思いなどを話し始めました。
私はその思いに対し聞こえる事全てをお伝え
したら、Bさんは涙をポロポロ出しながら
「わかりました。ありがとうございます」
と初めて柔らかい表情で言いました。
その様子からもう大丈夫と判断しその場を
お開きにしました。
自宅へ帰りそのまますぐに洗面所で手を
洗おうとした時、物凄い獣臭が体に付いて
いるのに気がつき、これはまずいなとすぐ
対処しましたが、やはり久しぶりに数日
ダウンしました。
ダウンしてる間、Bさんに憑いたものがなん
だったのか探っていたら「狐憑き」と降りて
きて.....。
「なるほどー」と納得でした。
Bさんの様に家系で宗教などと深い関わり
がある方は時折こういったことがあるので
すが、今まで視てきた憑きものの中でも珍し
く少し神様の様な周波数が残ってる感じがし
ました。
Bさんの本当の悩みはご家族の事だったの
ですが、変えられない環境というところで
苦しんでいました。
本来のBさんであれば、神様の声が聞こえて
いたはずなのですが、その時のBさんは少し
陰に偏ったんだと思います。
そこにつけ込んできた違うエネルギー体が
隙間に入ってしまい、不本意ながら低い
周波数を帯びた形になって憑依に近くなって
しまったと推測できました。
(神様でも物理次元の方が陰になると、そっち
が引き寄せられて周波数が変わってしまう事
があるんですよね)
なので私がレストランで4時間話してたBさんは、Bさんという物理次元の個体(入れ物)の中
に複合体の憑依があり、そいつら(すみません)と私は問答していたという事になります。
そして一通り納得した後の移動した喫茶店で
ようやくBさん本人が表面に出てきた....という
何とも疲れた日でした。
後日談ですが、Aさんから「Bさんはあれ
から顔つきが元に戻って穏やかで優しく
なったよ!あれやっぱ何か憑いてたよね」
と連絡が来ました。
私はお祓い事などはできないし、やりたく
ないとずっと思ってました。
なぜなら祓ったところで本人が納得してな
ければ元に戻るし、何より自分がもらう
可能性もあるのが嫌だったから。
でもAさんの連絡で、私はやはり無意識に
やっているんだというのに気がつきました。
それからは、面倒で今までやってこなかった
防御も勉強したり、タイミング良く結界の張
り方を教えてくれる方にも出会ったりと色々
学んでゆきました。(あの臭い匂いは二度と
持ち帰りたく無いですしね(-_-;))
こう振り返ると、もしかしたらBさんとの
出会い自体が、神様から私へのメッセージ
だったのかもしれないですね。
人との出会に感謝です。
Lucia