恋人から夫婦になるとは?
付き合っている時はお互い好きで結婚したのに
いざ夫婦になるとケンカばかりで、
「なんでこの人と結婚したのかわからない」
とカウンセリングに来る人も少なくありません。
「恋人の時はあんなに気が合ったのに、夫婦に
なるとぶつかるのはなぜ?」
結婚(契り)って何?
言葉を読み解くと、実はちゃんとヒントが
隠れてます。
まずそこから客観的に紐解いていこうと思い
ます。
結婚の意味
「法的に認められた繋がり」とまぁさっぱり
した答え。
契りとは
1 ちぎること。約束。誓い。契約。
2 男女が情交すること。
3 前世から定められた宿縁。因縁。
つまり因縁のある相手と契約するという事に
なります。
(前世からの宿縁の意味は別の時に書きます)
因縁とは
因縁とは原因と条件のことです。
仏教では、結果を起こす原因は一つではなく複数
だとみます。
このときの主な原因・直接の原因を因といい
間接的な原因・条件などの因を助けるものを
縁といいます。
例えば、花は種だけでは発芽しません。
縁となる土や水や温度が必要です。
パンジーの花が咲いているという結果から
みれば、種は因であり土・水・温度などが縁で
因縁です。
夫婦に当てはめて考える
夫が因である場合、夫は沢山ある縁の中から
自分を助けてくれる妻という縁を一つ選び契り
(結婚)を交わします。これは妻も同様です。
では選ぶ基準はなんでしょうか?
それは因が行為・行動(業)を起こし、
1番心が惹かれる(心地の良い、助けになる)と
思う縁を選ぶのです。
でも心が惹かれるってあやふやですよね?
心が惹かれるとは
「引き寄せられる」だそうです。
つまり磁石と同じ法則で、プラスにはマイナス
が引き寄せられるように自分と違うものと引き
合います。
ということは、心が惹かれるとは互いが相手に
対しどれくらい注力できるか?
(相手にどれくらいエネルギーを注いで取り
組む事ができるか?)
を複数の引き寄せられるプラスやマイナスの中
から、強く引き合うものを選んでるということ
になります。
因が縁を引き寄せ(縁もまた因を引き寄せ)
しかも複数の因縁がある場合、1番強いものと
引き合ってしまう。
そして結婚(契り)をして生活すると、プラスと
マイナス同士なので分かり合えない居心地の悪い
ところがあると気が付いてしまうのです。
ケンカが増える要因は?
「分かり合えないところに気が付くまでは納得
いくよ。だからって結婚後ケンカが増える理由
にはならないでしょ?」と思いますよね。
そうなんです。ここからが一番の根深いところ
なのですが、とりあえず客観的な部分の問題
だけ今回は書きたいと思います。
(もっと深い部分は別の時に)
恋人の時は、いかに相手に注力できるかで
選んでいるのにもかかわず、結婚すると分かり
合えない部分が見えた時に向き合うのが面倒に
なり、いかにそこを「無視」する事で平和で
いようかとする為、お互いがどんどん理解でき
なくなります。
つまり恋人の時と真逆の行為をしているんですね
そしてさすがに修復しないとまずいとなった時点で、いくら向き合っても(注力しても)なかなか
お互い理解できず、最悪の結末になったという
方もいます。
これが結婚して夫婦になるとケンカが多くなった
り、相手が理解できなくて苦しくなるという言葉
から読み解く理由です。
追記
でも疑問湧きますよね。
※なんで全然違う相手をあえて選ぶんだ?
※1番惹かれるってどうしてわかるの?
※惹かれあったのに結婚すると気がつくって何?
※そもそも結婚しない方が幸せなの?
などモヤモヤと。
この辺はご縁も絡んでくるのでも別の機会に書こうと思います。