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#188 昔遊びのひとつ ぽっくりとは

子どもの頃、ミカンやパイナップルなどの缶に
紐を通して、その上に乗って歩いた記憶は
ございませんか?

現代では、なかなか昔懐かしい遊びは
やらなくなってしまっている
のではないでしょうか。

私自身は、うっすらではありますが
幼稚園や小学生低学年の時に
遊んでた記憶があります。

私が普段使っているものはこちらになります。

この呼び名は材質などによって色々あります。
また、地域などによっても呼び名が違うようです。

・パカポコ
・缶ぽっくり
・竹ぽっくり
・缶うま
・缶下駄
・紐缶

パカポコは、
丈夫なプラスチック製のカップを逆さまにして
両足を乗せて歩く道具のことをいうそうです。

缶ぽっくりは、缶にひもを通して足をのせて遊ぶ
昔遊びの名称で、正式名称はないようです。

これらは竹馬よりも低年齢から使用でき、
バランス感覚や脚力、手と足の協応運動などを
養うことができます。

缶ぽっくりは、空き缶を活用して作ることで、
親子で工作をしながら遊ぶことができます。

缶に絵を描いたり穴をあけたりすることで、
遊びを深めることもできます。

缶ぽっくりには、次のような効果があると
言われております。
・バランス感覚や姿勢の良さを養う
・同じ方向の手と足を同時に動かす動作を
身につける
・足裏の感覚を養う
・身体操作が向上する
・重心のコントロールが身につく
・手と足を同時に動かす必要があるため、
リズム感が良くなる

正しい歩き方のためには、
足裏が安定して重心は真ん中が良いと
いわれておりますが、
現代人は重心が後ろに
下がりがちであったりします。

ぽっくりに乗って歩いてみますと、
自然と重心が後ろから前の方へ
移動するのがわかったりします。

普段歩く際も、重心のコントロールは
必要となりますので、
お子さんだけでなく現代の大人にも
やってみていただきたいと思っております。

また、ぽっくりで移動するためには
同時処理の力が必要になるので、
思ったより難しかったりします。

手と足を上手く連動して動かさないと
一歩を踏み出せないので、
手足の協調性を高める運動としても最適です。

個人的な感覚では、
定期的に歩いたりしてますと
普段の身体の使い方がスムーズに
なったように感じます。

バランスよく乗れるようになり、
スムーズに歩けるようになりますと
この先は、軽く走れるようになったりですとか
バックしながらの移動、サイドステップなど
自由自在に動くことができるようになります。

子どもにもオススメですが、大人こそやったほうがいい遊び、トレーニングだと思います。

是非、興味がある方は、手に入れてみてください。