祝日の街宣車
私たちは既に日本に8ヶ月住んでいます。言葉の壁があるという問題がありますが、中国とは異なる生活習慣にかなり慣れてきました。日本のあらゆる面で非常に満足しており、特に日本人の丁寧さや真面目で辛抱強い態度は、私たちに深い印象を与えました。
ただ時間が経つと、社会で様々なマナー違反に出くわすことがあります。例えば、先日妻がスーパーに買い物に行き、買い物袋を自転車のカゴに入れました。出てくるときに、カゴの中身が他人に取られてしまったことに気づきました。
今回話したいのは、祝日に何度も出没する街宣車のことで、かなり困惑していることです。
最初は天皇誕生日の時でした。この日は休日でしたが、私は勉強していました。午前10時ごろ、突然窓の外から大きなスピーカーの音が聞こえてきました。
ベランダに出なくても、あの音が街宣車だと分かりました。音がどんどん大きくなっているので、その車が私たちの位置に向かってくるのだと思いました。
スピーカーからは、日本の国歌や知らない曲も流れていました。曲が終わるたびに、中年男性が大声でスローガンを叫び、他の4、5人の男性が大声で声を合わせました。私は彼らが叫んでいるスローガンの内容を理解できませんでしたが、おそらくその祝日に関係しているのだろうと思いました。
この車が私の近くに来たとき、音の強度を測定しました。すでに80デシベルを超えていました。この種のスピーカーの音質は非常に悪く、明らかな爆音が聞こえて、耳に刺激を与えました。
もしこの宣伝車が一回だけ通り過ぎていったら、せいぜい数分間の耐える時間になるでしょう。しかし、その日は私がいた地域の周りを、午前10時から午後3時まで中午に1時間休憩を挟んでグルグル回り続けていました。
その期間、10分くらいの間隔で、耳に「攻撃」を受けてしまいました。ほとんど一日中、勉強や仕事に集中できませんでした。
今日は昭和の日で、またこの車が現れたことに驚きました。
前回と同じく、この宣伝車は午前10時頃から現れ、爆音で同じ歌とスローガンを轟かせながら、周辺の道路を一周回っていました。
正午前、その車がまた来た時、私は自転車に乗ったおじさんがその車の人たちと口論しているのを見ました。たぶん彼らの行為に抗議していたのでしょう。
午後になって雨が降り出しました。天気が原因だったのか、それともあのおじさんの抗議が効いたのか、その後宣伝車は二度と現れませんでした。私もやっと静かな環境を楽しめるようになりました。
このような広告の方法が合法かどうかはわかりませんし、合法であったとしても、この方法を支持する人はどれくらいいるのかもわかりません。
とにかく、私自身はこのような街宣車に再び遭いたくないです。