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ドイツ 我が家の年末年始 2025

2024年の年末は12月23日から休暇を取り、クリスマス・年越し・お正月と自宅で静かに過ごしました。

世の中はクリスマスマーケットなどの年中行事が開催されて盛り上がっていたようですが、我が家は至って通常通り。僕は教会で洗礼を授かったクリスチャン(プロテスタント)で、今年は12月24日に降誕日礼拝に教会に行きたかったのですが、身体の疲れがあり今年は自宅でオンラインで礼拝に参加しました。

クリスマスの後は、12月29日までは家事をしながらほぼフルタイムで自宅で研究関連の仕事をしていました。こちらでは12月31日の午後から1月1日いっぱいまでスーパーなどのお店が閉まるため、仕事は29日でおしまいにして、30日は買い物などの家事を済ませることにしました。

31日の大晦日は自宅で静養。大晦日のカウントダウンの時間にはあちこちで花火が上がります。同居しているわんこのリックは花火の破裂音が大の苦手なため、カウントダウンの時刻には窓のシャッターを全て閉め、室内に少し音楽を流して防音対策に努めました。おかげでリックはパニックにならず、1時間ほどして花火の音が鳴り止み、静かに眠ることができました。

1日の元旦は、ウィーンフィルハーモニー交響楽団の新年コンサートのライヴ放送(インターネット配信)を楽しみました。これは我が家の例年の慣わしです。コンサートを楽しんだ後は自宅でのんびり過ごしました。

僕の住んでいる地方は1月6日が祝日のため、今年は1月2・3日を休暇にして(ドイツには三が日はなく元旦のみ祝日)土日と祝日を含めて1月6日までお休みです。僕はあれこれ仕事が多いため、休暇中の1月3日から机に向かって仕事を始めています。

クリスマス・大晦日・お正月といってもとりわけ特別なことはなく、こんなふうに至って普通な(そしてとても静かな)年末年始の日々を過ごしました。あえて特別なことといえば、大晦日にかき揚げ天ぷらとお蕎麦を作って年越しそば(冒頭の写真が年越し天ぷらそばです)を食べたくらいですね。

クリスマスや年越し・お正月の時期は、ドイツでも家族や友人知人と過ごす人が多いです。その反面、この時期を一人で過ごす人は「かわいそう」と言われることがあります。また、この時期を一人で過ごさなければならない人の中には、孤独感や寂しさで体調を崩す場合もあるそうです。

ぼく個人としては、誰かと一緒にいて話をしたり食事をしたりするよりは、一人で自宅で過ごす方が良いですね。静かに本を読んだり音楽を聞いたり散歩したり家事を済ませたり、また自分の考え事(物理の研究)を自由に進めたりできます。

誰にも会う必要がなく、何も話す必要がないのは、僕にはとても気楽で快適です。