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国際交流団体の運営を担ううえでの、自分なりの信念

国際交流団体「日本青年国際交流機構(IYEO)の事務局長に就任して、気が付けば2期目になりました。
今回は、自分の改めての決意表明として、記事を書き残します。


会報誌「HUMANO」。まさかの表紙デビューをしました。

事務局長2期目の想い

日本青年国際交流機構(IYEO)は1985年の誕生から40周年を1年後に控え、第二創業を宣言しました。

「40年目の大改革」。

特別なスキルも、カリスマ性もない私にできることは何だろう、と日々眉間にしわを寄せながら考えを巡らせていますが、

「IYEOに出会えて良かった」
と、一人でも多くの方に感じていただきたい。

そのために、
「組織が障壁となって、みんなのやりたいことができない」
「工藤らが、若者たちの挑戦を阻んだ」
という事態は、絶対に起こしたくないと思っています。

とはいえ…歴史が長く、組織の層が厚いからこそ、課題も山積み。
皆さんが輝けるように、私にできることはやっていきますので、
引き続きご指導をいただきながら、応援していただけますと幸いです。
皆さまいつも本当にありがとうございます。

日本青年国際交流機構(IYEO)とは:
日本青年国際交流機構(International Youth Exchange Organization of Japan 略称 IYEO)は、内閣府青年国際交流事業の既参加青年、および活動に賛同する会員で組織されており、会員数は約10,000人に達しています。

沿革をたどると、昭和36年、「青年海外派遣」事業の既参加青年組織として「日本青年海外派遣青友会」が結成され、次いで昭和43年「青年の船」の既参加青年組織として「青年の船の会」が組織され、昭和60年には活動組織としての確立を目指して両者が統合し「日本青年国際交流機構」が発足しました。

事務局長就任時(2022年)の想い

初心に帰ることも大事だと思い、事務局長に就任した当時にSNS(facebook)に投稿した文章を再掲してみます。

【決意を新たに】2022年度より日本青年国際交流機構(IYEO)の事務局長を務めさせていただくことになりました。
I am pleased to announce that I became the Secretary General of the International Youth Exchange Organization of Japan (IYEO).

稲妻のような推進力を持つ方や、懐も知見も海のように深い方がチームに加わり大変心強く、
組織で新しい事に挑戦するなら今だと思っています。
こんな世の中だからこそ、国際交流を継続してまいります。

IYEOは、歴史的には1959年からつながりがある、
国際交流活動を基本とした社会に貢献しうる活動を目指す団体です。
47都道府県すべてに拠点があり、会員数はのべ12,000名にのぼります。

目にもとまらぬ速さで変わっていく時代と社会。
IYEOも、課題が色々と山積みな状況ですが、
私は「組織の活動が難航していくのを、時代のせいにしたくはない」
と思っています。
向かい風は追い風に変えていければと考えています。

…と、ちょっとあつく決意を示してみましたが、
まずは先輩方、全国IYEO関係者の皆さま、組織運営者の皆さま、国際関係団体の皆さまから学ばせてください。
なるべく時間をつくって、全国の皆さんに会いに行って、お話を聴きたいと思っています。
最初は不勉強なところもあり、頼りなくご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれませんが
皆さんが「IYEOと関わってよかった」と思っていただけるように、
やれることはやっていきたいと思います!

ご指導どうぞよろしくお願いいたします。

私のfacebook 2022年4月1日の投稿より

この投稿には、596名の方から「いいね!」等のリアクションをいただき、また、100件を超えるコメントをいただいたほか、
個別にも沢山の方から激励のメッセージをいただきました。

歴代の事務局長さんからの応援メッセージも頂戴し、
「この人たちのように、なれるのだろうか」
と緊張しつつも、大変嬉しかったことをよく覚えています。
メッセージは消えてしまわないように、スクリーンショットとして画像化してとっておいてあります。
今でも挫けそうになったり、自分の進む道に迷いが生まれたりした時には、
大事に大事に、画像を開いて勇気をもらっています。

「IYEO 40年目の大改革」とは

時を現在に戻します。現在、IYEOは「今の時代に合った組織」になるべく
来年2025年に向かえる「40年目」に向けて、組織の転換点にいます。

大改革でやりたいことは、IYEO現会長の白木さんが、会長就任時のマニフェストにまとめてくださっているので、引用させていただきます。

コアメッセージ:「C h a l l e n g e  f o r  C h a l l e n g e r s !」

未来に向けて、挑戦している会員や活動G
挑戦したい会員のために、思う存分挑戦でき
る環境、挑戦した分だけやって良かったと
報われる活動や組織を私は作りたい。

白木IYEO会長 マニフェストより(2024年8月)

IYEO第二創業宣言:マニフェスト公約:向こう3年間で入会率のV字回復

01. 若者ファースト
日本青年国際交流機構の名前の通り、青年たちのために活動・存在しているということを明確に打ち出し、若者たちのキャリアや事後活動を第一に考えていきたい。

02. グローバルネットワーク活用
内閣府事業以外にも様々な国際的な取り組みがありますが、海外参加青年を含めたこれだけの国数と参加者数と長年の活動の積み重ねのある団体は類を見ない。その強みや特徴を最大限活かしたい。

03. コレクティブインパクト
会員の専門性や繋がりを活かして、戦略的・集約的に活動を行うことにより、会員のやりがい創出や社会価値共創に繋げていきたい。

白木IYEO会長 マニフェストより(2024年8月)

「もがき楽しむ」航海を続けていく

なぜ今のタイミングで、この記事を書いたのか。

強いて言うならば、
「特別なスキルも、カリスマ性もない私にできることは何だろう」と迷いがちな自身を奮い立たせたくなったことと
これからも、自分の言葉に嘘をつきたくない、
迷い悩みながらも、自分の活動を楽しみたいと改めて思ったことでしょうか。

2022年の投稿には、「稲妻のような推進力を持つ方や、懐も知見も海のように深い方がチームに加わり」と記載しました。
2期目は、そこにさらに、「春の風のように暖かさと強さを持ち、そして新しい始まりをもたらすような存在」のメンバーがチームに入ってくださりました。

私ひとりでは、大きなことはできないけれど、
周りの皆さまに助けていただきながら、活動を推進してまいります。

国際交流の先に見たい世界

最後に、少し…いやかなり大きな話なので、気恥ずかしさもありますがちょこっと書かせていただきます。

なぜ国際交流を続けるのか。

「友がいる国に向けて、核のボタンを押すことができるだろうか。」

例えば、国際交流プログラム参加者がその後、国の代表になったら。
プログラムで切磋琢磨した仲間たち
ホームステイで出会ったファミリー
そんな人たちがいる国に向かって

あと一歩のところで、攻撃するというタイミングで、最後にそのボタンを踏みとどまる

そんなことが、きっと、あると信じて止みません。

それを信じて、IYEOという立場で、今後も国際交流を推進して、支えて、いきたいと思います。
偉そうなことは言えませんが、私にできることを、やっていきます。

余談

本記事のカバー画像は、IYEO広報誌「Humano」です。後ろ姿ではありますが、まさかの表紙デビューしましたドキドキ。
2023年度IYEOの全国大会実施地である鳥取県の米子市に行った際、米子城跡地まで足を伸ばしました。米子城に向けて登る途中、市街地の先に広がる日本海の水平線に感動しておりました。
この時私が撮っていた写真も、添えておきます。

市街地の先に広がる水平線に感動しました。


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