コミュニティづくりのために児童館に行く【子育て】
最近、児童館に通い始めた。
上の子の時はとにかく憂鬱だった児童館だが、下の子の時には楽しくて仕方がない。
コロナの影響もあると思う。上の子の時は、我々が住んでいた地域では、ほとんどの児童館で収容人数を○組までと決められていたので、行ってもすぐに入れないことが多かった。場所によっては、1時間前に行って予約を入れないといけないところもあったし、ネットでの予約なんてもちろんできない。あるいは、列に並ばなくてはならないところもあったが、列に並ぶところはさすがに子供が耐えられないので、ほとんどの人が並ばずすぐに帰っていた。
しかも、下の子のいる幼稚園ママ(上の子が同級生同士)たちが集団で入室したり、予約していたりする日もあり、入りづらかった。
しかし、下の子の児童館通いをしている今はコロナによる規制もほとんど撤廃され、残っていてもネットで予約ができるようになっていたりなど体系化されている。以前と比べて格段に利用しやすくなった。
また、子供を遊ばせるだけでなく、ママ同士の交流の時間が増えた。
例えば、以前は休止していたらしい、クラフトタイムのようなものが復活した。クラフトの内容自体は、紙に動物の形の画用紙を貼るなど大したことはないことが多い。逆にほとんどが0~1歳なので、それで十分だ。しかし、みんなでテーブルを囲むことによって他の人とお喋りする時間が生まれる。
上の子の時は自由タイムのみか、みんなでお歌・みんなで読み聞かせのみで、交流の時間が一切なかった。ひたすら上の子に付き添い、ひたすら相手をしていた。もちろん時々おしゃべりすることもあったが、人数制限も厳しかったので、前に会った人に次会うことが少なく、ほとんどが初めまして、あるいは良くて2~3回会ったことがある人なので、会話の内容も浅くて無難だった。時には楽しいこともあったが、面白くもなんともないことの方が多かった。
たまに行く分には気分転換になったものの、私にとっては家で相手をするのとあまり変わらなかった。
上の子と同い年でも、他の地域などは交流できるような児童館もあったと聞く。実際に別の地域に住んでいたママ友は、児童館のママ友同士でお茶をしたりなどがあったようだ。しかし、私の住んでいた地域ではあまりそういった交流は生まれていなかった。実際に、保育園に入園してからできたママ友に聞いても、みんな同じようなことを言っていた。
かといって、電車に乗って少し遠い児童館に行ったこともあったが、時間がかかるため生活に余裕がなくなり続かなかった。
児童館は何のために行くか。
もちろん、子供がお家とは違ったおもちゃや遊具で遊ぶためというのもある。
しかし、ママ同士のコミュニケーションやコミュニティ作りがないと、連れて行くママとしてはちょっと辛い。上の子の時はそんな感じだったから、毎日児童館に連れて行く人が信じられないと思っていた。
しかし、今、児童館でコミュニティができるようになってからは、むしろ楽しくて仕方がない。子供がいなかったらきっと繋がらなかっただろうな、という人とも仲良くなれた。
毎日通う人の気持ちも分かったし、もっと他にいい児童館はないかな、と貪欲に探すようにもなった。
通い続けるという意味では家からの距離も重要なので、近所に良い児童館がなければどうしようもないのだけど、コミュニティづくりに力を入れている児童館の方が多少遠くても通う価値はあるように思う。
児童館はママにとっては、コミュニティづくりの場所なのだ。