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ファッションから見る黒という色

神秘的で、洗練された印象の黒という色は
ファッションでいうと都会的、圧倒的存在感、強烈な個性といった雰囲気です。

黒はすべての色を含んだ極端な存在で、ほかのどんな色も飲み込んでしまい
個人を超えた<何者でもない>色なのです。

何者でもない=未知である

ということから、
ミステリアス、孤高な雰囲気、高級感や重厚感を演出したり、
また強い意志や自己の確立を表現します。

未知である闇や死など、ネガティブなイメージと結び付けられますが
黒は他の色を際立たせたり、肌の色を綺麗に見せてくれたり
女性を艶っぽく魅せてくれもするのです。

落ち着く色でもあります。
一日の終わりである夜には、自然とリラックスしたり、心地よさを感じるのではないでしょうか。

ファッションで取り入れる時のポイントとしては
ニットやベルベット、ナイロン、レザーなど
様々な素材で取り入れると同じ黒でも表情豊かになり、
重くならずに楽しむことができます。

デザインがフリルやギャザー、花模様など
甘口ムードなアイテムを取り入れるのにハードルを感じる場合、
黒をベースに選べば大人っぽい雰囲気に。

黒という色は、強さを表現するのにうってつけですが
ファッション視点から見るだけでも、色んな側面を持っていることがわかり
とても器の大きい、懐の深い色なのです。

意味は様々ありますが、
捉え方によって<何者でもない>黒は、
意味が大きく変わります。

黒は未知であるからゆえに
神秘感やミステリアスな雰囲気、存在感などの
魅力を感じるようです。

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