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京都ライター塾 受講レポ【vol.6】最終回

最終講義(6回目)&プロフィール写真撮影会が京都にて開催された。3月も終わりに近づいてきた頃だというのに、この日の京都は日中6°前後。冷たい雨が降っていた。そんな中、全国各地から10名の受講生が全員集合!この3か月間、画面を通して交流してきた皆さんと初めて対面するのは不思議な感じがした。大変楽しい一日で、やっぱり直接会うことでぐっと距離が縮まるという感覚を味わった。講師の江角悠子さんにも生で初、お会いできて感動した。さらに、webライターの「なつみと」さんも来ていて、江角さんのお友達兼先輩ライターということで、この日一日お手伝いをしてくださった。


フリーライターのメリット・デメリット

フリーライターのメリットがいくつか挙げられた中で、何といっても一番のメリットは、「時間と環境を自分でコントロールできる」という点かなと感じた。例えば、会社員として働くとすると、大抵は8時から17時というように決まった時間拘束されることとなるが、フリーライターは、原稿を書く時間も取材に行く時間も、基本的に自分で決められる。子供がいたとしても、「16時以降は仕事をしない」とか「夏休みは子供と一緒にいたいから仕事の量をおさえる」とか、家族の生活に合わせて働く時間を調整できる。また、満員電車が大の苦手だという江角さんにとって、満員電車に乗らないでいい人生の方がずっと魅力的と言える。
 
一方、デメリットは、収入が不安定(←長期連載の仕事を獲得する。クライアントを増やす。などで解消)。保証がない(←共済など自分で探して加入する)。事務作業も自分でやる(←年末調整など自分でやる)。一人で作業する孤独感(←SNSを通してライター仲間を見つけられる)。など挙げられたが、解決方法も合わせて教えていただき、やってやれないことはない、という感じを受けた。しかし、私が一番気になるところは、収入だ。サラリーマンをしていると、(満足している額かはともかく)定収入を得ることができるし、保証も付いてくる。そこが突然無くなるのはとても怖い。江角さんが言うには、「会社員をしながら副業でライターをするのが最強」。その言葉を聞き、私の未来に光が差した。
 

仕事の依頼


仕事を依頼してもらうためにできること。「公式サイト(ブログ)を持つ」が大事、という話は、本講座を通して教えてもらった。文章をブログに載せるだけに終わらず、XやInstagramなどSNSで発信するところまでやって、ブログに見に来てもらうことが重要だという。自分の書きたいジャンルのことを書いて発信しておくと、それを読んだ人から、この人ならこのジャンルについて書けるなと思い、仕事のオファーが来ることもあるようだ。
 
また、「クラウドソーシングに登録して応募してみる」というのもまずはやってみるといいとのこと。ここで「なつみと」さんから、ご自身の講座で教えているという内容の貴重なアドバイスをいただいたが、この場で書くのは控えておく。
 
そして、江角さんが「是非やってみてください!」とお薦めする「企画提案」。書きたい媒体を見つけ、過去記事を研究し、媒体と読者にとってメリットになるテーマで企画書を作り、持ち込む。持ち込むってどうやって?と疑問が湧いたが、答えは意外にも、お問い合わせフォームから送るということ。お問い合わせフォームでは仕事の提案も受け付けているのか!と驚きだったが、ちゃんと読んでもらえるようだ。雑誌に企画書を送る時は、最後のページに記載されているお問い合わせ先へ連絡すれば良い、とのことだった。
 

自分理念~これからの自分~


京都ライター塾では、書くノウハウを教えてもらえる一方で、自己分析ノートを使って、本当に自分のやりたかったことを見つける作業をしてきた。これがなかなか難しいところではあったが、書いていく中で、忘れていたけど好きだったことを再認識できたり、ペアワークを通して、自分でも気付かなかった一面を引き出してもらえる瞬間があったりと、大変有意義な時間だった。一通りノートを書き終えて、この講座の最後に一人一人自分理念を発表することとなった。私は、今時点でこれからの方向性が明確に決まったわけではないものの、書くことは続けていきたい。やはり「会社員をしながら副業でライターをする」という形が理想なので、そのために今の生活をどうシフトしていくか、前向きに考えていきたい。そして、この先の人生で岐路に立った時は、「誰かのためではなく自分がどうしたいのか、自分の気持ちを大切にする」という自分理念を思い出したい。
 

京都ライター塾を受講してよかった点


◆その一
発信することを始められたこと
今まで、なんとなく気恥ずかしさから出来ずにいた「自分を発信すること」を始められたのは、私にとって大きな変化だった。まだ発信デビューの入り口に入ったばかりだが、確実に自分の殻を破れた!と思いたい。最終講義の後、撮影してもらったプロフィール写真が出来上がったら、その写真と一緒にプロフィールを整えて、また一歩未知の世界へ足を踏み入れることとなる(はず)。
 
◆その二
ライターを目指す仲間ができたこと
受講生それぞれ、すでにライターとして活動している人、私と同じく初めて取り組んだ人、など経歴も年齢も色々だったけれど、皆さん共通して優しくて思いやりがあり、全国各地から京都まで講座を受けに行ってしまうくらい、行動力のある人たちばかり。色んな話を聞いて刺激を受けることがたくさんあった。刺激を受けたと言えば、今回カメラをやっているという方が多くて、私も以前から興味があったので、これを機に始めてみようと思った。楽しみが一つできて嬉しい^^
 
◆その三
自分と向き合える時間を持てたこと
3か月間、「書くこと」と「自己分析ノートを書き進めること」で、自分の気持ちと向き合う作業ができたのはとてもよかった。受講前、「日常の忙しさから自分の気持ちに蓋をして生きているのでは・・」という思いが心の中にあったので、「書いてしあわせになる」というテーマのこの講座に惹かれて、受講を決めたように思う。
 

これからの私


今学びが終わり、いい経験だったな~で終わっては意味がない。江角さんが言うように、「大切なのはアウトプットすること」。私たちがライター塾での学びを活かして「書いてしあわせになる」こと、たとえ書くことが自分のしあわせではなかったと気付いたとしても、それぞれが自分のしあわせを見つけられたら、主催者の江角さんもしあわせを感じてくれるだろう。みんながしあわせになる流れに私も乗っかっていこうと思う。
 
江角さん、受講生の皆さん3か月間本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。


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