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なぜコーラにメントスを入れると噴き出すのか?

YouTubeの実験動画や学校の自由研究でもおなじみの「コーラ+メントス噴射実験」。
メントスをコーラに入れると、一瞬で泡が吹き出すのはなぜなのでしょうか?

実は、これは単なる「化学反応」ではなく、物理的な現象が大きく関係しています!

1. コーラには「炭酸ガス」が溶け込んでいる

コーラのシュワシュワの正体は、炭酸ガス(CO₂)です。
コーラの中には、この炭酸ガスが水に溶けた状態で含まれています。

炭酸ガスは水に圧力をかけることで溶け込む
ペットボトルのフタを開けると、圧力が下がり、少しずつガスが抜ける
そのガスが「泡」として出てくる

ただし、フタを開けただけでは、すぐにすべての炭酸が抜けるわけではありません。
この「炭酸が溶けた状態」を一気に崩してしまうのが、メントスなのです!

2. メントスの表面がポイント!

メントスの表面をよく見ると、小さな凸凹(ザラザラした無数の穴)があるのがわかります。

炭酸水の中では、泡は「凸凹した表面」から発生しやすい
メントスを入れると、その無数の穴から一気に泡が発生!
泡が一気に増えることで、コーラが勢いよく吹き出す!

つまり、メントスが「炭酸ガスが逃げるキッカケ」を大量に作り、爆発的な泡の発生につながるのです。

3. さらに噴き出しやすくする条件は?

メントス噴射をさらに強化する方法もあります!

「ダイエットコーラ」を使うと噴き出しやすい!
→ 砂糖を含まないため、表面張力が低く、泡が発生しやすい!

メントスを一気に入れる!
→ たくさんの泡が一瞬で発生するほど、勢いよく噴き出す!

コーラの温度を上げる!
→ 温度が高いと炭酸ガスが抜けやすく、泡が発生しやすくなる!

4. まとめ

コーラには炭酸ガスが溶け込んでいる!
メントスのザラザラした表面が、泡を大量に発生させる!
温度やコーラの種類によって、噴き出し方が変わる!

メントスを入れた瞬間に起こる爆発的な泡の噴き出しは、**化学反応ではなく「物理現象」**だったんですね!

次に実験する時は、**どんな条件が一番噴き出すのか?**を試してみるのも面白いかもしれません!

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