見出し画像

#3 風邪をひく。

 မင်္ဂလာပါ။(ミンガラーバー)カウンゾーです。12月になってしまいました。急激に2023年が終わる実感が湧いてきたところですが、実は先月末、虹の学校から帰ってくるなり体調を崩してしまいました。せっかくなので、こちらにきて何もかも順風満帆という訳ではなくちゃんとやらかしてますよ、というのを伝えておこうと思います(笑)
虹の学校の話はこちら↓

感じた違和感、誤魔化した日曜日

 サンクラブリーから帰ってきたのは土曜日の朝、ただこの日は本当に疲れていて、何もできませんでした。日曜日も少し体の重さと頭痛があったのですが、長いバス旅のせいだろうと思いバファリンを飲んでやり過ごしてたんですね。実際この時はバファリンでやり過ごせる程度だったのです。しかし、月曜日の朝。明らかに通常ではない体の重さ制御不能の咳に市販薬の限界を感じ、お母さんに最寄りの薬局へ連れて行ってもらいました。

薬局へ行く

 ここの薬局は、かつてメーソート病院で働いていた方が退職後に開業したお店らしく、症状を伝えてお母さんにタイ語で通訳してもらい、咳、頭痛、熱の薬をいただきました。

ビルマ語でも「薬局」と書いてあります
かなり大きくて飲みにくいサイズ、、、

 帰ってきてお粥を作ってもらって食べ、しょうが湯を飲み、薬を飲んで2時間ほど寝ました。お粥とかしょうが湯とか、お母さん流石です。頭が上がりません。大量の水を飲んで大量に汗をかいて、夕方起きると一気に体が軽くなっていて、熱も平熱に戻りました。なんだ余裕じゃないかと。薬効きすぎて怖いくらいじゃないかと。

 しかし、これで終わりではありませんでした。

どうして、、、

 火曜日の夕方に再び体がだるくなり、熱が出てきて焦り始めます。これまでの快調が嘘のように、月曜の朝に時が戻ったように体調が悪化し、夜8時ごろ、まだ眠く無いながらも仕方なく眠ることにしました。
 水曜日、そのまま昼まで寝ると再び午後には回復。日中は体調が良く夜になると悪化するという感じらしく、この日も夜しんどくなるのを覚悟していると、やはりこの日も夜再び熱が上がり頭痛が襲います。この時は「まあ、また明日の朝になれば和らぐだろう」と楽観的に考えていました。

病院に行くしかない

 もともと年に2,3回ほどは体調を崩すのですが、4日間かけて全く回復しないなんてことはほとんどなく、流石に焦りが湧いてきました。木曜日、発熱した月曜から4日目。朝になってもしんどさが増すばかりで頭痛の激しさもベストを更新し、この時、病院に行かなければならないと思いました。ただの風邪では無いかも、とも思っていました。
 Chularat Maesot Hospitalという病院に連れて行ってもらい、看護婦さんに症状を伝え(咳、頭痛、熱、日中は体調が良く夜に悪化することも)、案内してもらいました。何名か英語で対応してくれるスタッフの方もいて、外国人の私にとってはありがたかったです。ただ、やはりタイ語かビルマ語がわかる方が明らかにスムーズではあるな、と感じました。実際、ချောင်းဆိုးနေတယ်။ ခေါင်းကိုက်တယ်။ အဖျားလည်းရှိတယ်။(咳が出ます。頭が痛いです。熱もあります)と三文伝えて問診はすんなりと終わりました。
 ひとつ気になった点は、病院の案内全てに中国語表記があったことです。中国語圏の方、中国語話者も多いのでしょうか。

余裕がなさすぎて全然写真撮れていません。薬受け取るの待ってる時に撮った一枚。全ての案内がタイ語、ビルマ語、英語、中国語の4言語

その後…

 その後、薬を新しくもらって帰宅。保険で診察料や薬代がもらえるようにばっちり証明書ももらい、頑張って保険会社に電話をし、とにかく寝ました。夕方、お母さんに氷を買ってきてもらい袋に入れて氷嚢を作り、解熱を試みながら寝る、溶けたら冷凍庫に行って氷を取ってきて寝る、溶けたらまた冷凍庫に行って…を一晩繰り返しました(汗)
 最初は高熱のあまり寝付けなかったものの(39.6℃まで上がりました)、短い睡眠をとりながら少しずつ寝れるようになり、、、金曜日の朝、遂に長い戦いが幕を閉じました。最後の夜が一番キツかった、、、でも、薬がちゃんと効いて、お母さんのサポートもあって、なんとか乗り越えることができました。

 異国の地で体調を崩す、というのもまた貴重な経験なので、ある意味良かったのかなあとも思います。なんて呑気なことを言っていられるのもお母さんと病院のスタッフの皆さんあってのことですが、、ただ、さらに深刻な怪我や病気にならないように気をつけて健康的な生活を送っていきたいと思います。。。それでは、次回のメーソート滞在日記もお楽しみに!

次の記事はこちら↓


このブログについて

 このブログは、任意団体Listening to Communities(LtoC)の紹介を通じて、現地ボランティアの機会を得た日本人の学生が書いています。LtoCは、タイ国境で暮らすミャンマーの土地を追われた人々や、弱い立場にある移民の人々を支援する団体です。日本の学生と現地をつなぐ教育・交流活動も行なっています。団体の詳細についてはこちらをご覧ください。

 LtoCでは皆様からいただいた寄付金で支援を行なっております。いただいたご寄付は、子どもたちのGED(大学進学を目指す際に必要となる米国の高卒認定資格)の受験料をはじめとする教育支援に大切に使わせていただきます。皆様からのご支援をお待ちしております。ぜひご協力をお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?