用がないと話ができない大人になってしまっている?
会社の事務(年齢が一回り年下の女性)と話していて、ふと自分が社会人になって、もう14年経ったことに気づいた。時間経つのが早すぎる。
2010年に大学を卒業し、社会人3年目の25歳に結婚して、その翌年に転職し、今の業界に飛び込んだ。それについては過去の記事をもしよかったらどうぞ。
その当時から比べて自身の中で感じることは、
「用がないと人と話せないってなんなんだろう」という思い。
この思いに共感してもらえる人がどれぐらいいるだろうか。
大学の頃は、友人と授業、部活、バイトや恋愛の話など他愛もない話をして時間が過ぎていた。時には夜中まで電話したり、深夜にファミレスで喋り明かした日もあった。
どんな話をしたかあまり思い出せないけど、ただ"楽しかったなぁー"という気持ちは残っている。
今の自分はどうだろう。2児のパパとなり、家庭があって仕事をしていたら自ずと学生時代のようなことはなくなる。
友人に連絡することも減り、意味のないLINEをすることも無くなっていく。
逆に用がないと連絡ができなくなっていた。
最近の友人とのLINEを見返してみる。
友人
久しぶり!8月〇〇日、▲▲(別の友人)がこっちに戻ってくるんだって!昼頃会えないか??
俺
連絡ありがとう!
その日妻が仕事だから子ども2人見ないといけなくて😅連れて行って問題なければ、行けるよ!
友人
昼ご飯たべるから一緒に食べれば!?
俺
了解!そしたら予定入れておくね!
以上
業務連絡のようなシンプルなやり取りである。
後日、何時にどこに集合という連絡が来て、実際当日会って、その後「この前ありがとうね!」というLINEをして日常が戻る。
会って話している時は当時の気持ちに戻って、楽しく騒ぐのだが、どこか違和感を覚える。
あの頃の俺にはもう戻れないのだとどこか寂しさを感じる。
事務との話に戻します。
彼女はコロナ禍が大学3年生で、卒業旅行も行きたい海外には行けなかったそうだ。(旅行先を国内に変えて、彼女なり楽しめたそうだ)
ついコロナなんて俺からすると30歳過ぎた頃の出来事。
彼女に「用がないと連絡できない、会話できないよ」とおじさんヨロシク、で話をしたら、
えー話しかけちゃえばいいじゃないですか〜〜
とあっけらかんと返された。(社会人になるとどんどん必要最低限になっちゃいますよね。とは付け加えられたが)
とても清々しい返しに、なんか考え過ぎていたかな?と思わされる。
その後、彼女の友人の彼氏の行動がムカついた、男女の友情は成立しないと思う、女性は気になる人の他人への態度や運転を見ている など学生の頃のように仕事に役に立たないであろう(良い意味で!)くだらない話をした。
今も昔も変わらない。
くだらない話にも価値がある。
拗らせおじさんに付き合ってくれた彼女に感謝である。