いまさら、さよなら、たりないふたりを観て
朝のゴルフ練習が終わり、朝マックしながら書いてます。ゴルフを始めてから、休みの日が早起きになった。個人的にとても有意義な時間を過ごせている。
本題に。昨日、たりないふたり(南海キャンディーズ・山里亮太とオードリー・若林正恭による漫才ユニット)のライブ、「さよなら、たりないふたり」をHuluで観た。
最近、若林熱が高熱で、取り憑かれたようにいろんな媒体から吸収しようとしている(気がする)。Huluも以前加入していたが、ご無沙汰になっており、久々に出戻った。ただいま、Hulu。
たりないふたりは、テレビではよく観ていた記憶はあるが、Huluでメイキング?含めガッツリ観たことはなかった。記憶も曖昧である。
「さよなら、たりないふたり」は2019年11月3日に横浜ランドマークタワーで行われた。
序盤、ホワイトボードに設定を書きながら、漫才を作っていく段取りだが、再会(若林、山里は9ヶ月ぶりとのこと)もそこそこになんと、若林さんがいきなり漫才開始のボタンを押した。
めちゃくちゃ狂気だ笑
やられた側である山里さんはたまったもんじゃないですよね。また、スタッフのこの時の思いが聴きたくなった。
そこから、1時間20分にも及ぶ、長尺即興漫才を繰り広げるのである。入りから「設定どうしようかなぁー?」と言いつつ、いろんな設定を繰り出す若林さん、それらのボケを的確に山里さんがツッコミで返していく様を観て、これを本当にパッと出来るってほんと脱帽である。
漫才の要所要所で、若林さんが腰を振っており、山里さんの結婚記者会見の設定では「持たざる中年男性のためのポータルサイト『ジョーカー』」という記者が出てきて、とジョーカー🃏が要素が溢れていた。
「JOKER」の公開が2019年10月4日ということで、当時観ていた若林さんが影響を受けていたようだ。
偶然にもつい先日俺も「JOKER」を観ていたため、タイムリー過ぎたし、若林さんがジョーカーにしか見えなかった笑
当時蒼井優さんと結婚したばかりの山ちゃんの結婚を軸に漫才が進んでいき、「汚ねぇヘリコプター」というパワーワードが伏線として選ばれた。普通の漫才ではあり得ない、漫才の構造を説明し、「今から伏線はります」「8分後にこれ出てきます」というの若林さんがぶっ飛んでておもしろかった!!
漫才終わって、反省会ゾーンに入ったかと思ったら、「できなかった設定がいくつかあった」という若林さんの話の流れからまさかの2本目。
この2本目の漫才の中盤から終盤にかけて俺はグッときた。
山里さんが、「これまでの妬み嫉み、リア充への噛みつきを武器にしていたが、得意な武器を捨ててもいいと思える好きな人が出来た」と話し、
「妬み嫉みだけではない笑いの取り方、頑張んなきゃいけないってポイントが出来たレベル0で一から頑張ろう」と決心するところがものすごく良かったです!
それに対して、結婚おめでとうございますー!!!と叫ぶ若林さんも。(実際この時、ずっと若林さんはオチのヘリコプターのことを考えてたみたい)
漫才は、SMや手コキといった少し下ネタ多めで、俺は家族がいるリビングでこのライブを見ていたが、ヘッドホンで聴いていて良かった笑
5年ぶりということで、2人もレギュラー番組をたくさん持ち、既に"たりない"ものなんてないんだろうなと思っていたが、"新しいたりなさがある“という言葉に妙な納得感があった。部下や後輩としてはたりていても、上司や先輩となった時に新たなたりなさを俺自身も感じているからだろう。
"満ち足りている"ということが幸せかどうかわからないが、"たりない“ということが不幸せであるということは違う!と断言できる。
だりないを補おうと努力する原動力になる気がする。
あ!そろそろ家に帰らないといけない!
失礼します。(縄梯子を掴んで)
ブリブリブリブリ……
汚ねぇヘリコプターだなぁ!