見出し画像

最近見た映画

こんにちは

最近U-NEXTでたくさん映画を見ています。

学生の頃は月に何本かは観ていたのに、社会人になってからは時間はあっても映画を見るのが(字幕を読むのが)面倒で全然見ていなかったな。

映画を見たいと思えるくらい心にゆとりを取り戻せたのは、この海外生活のおかげだと思う。きっと日本に帰ってからも映画館に通う生活になれると今は思う。

ここ最近で見た映画の中で、すごく良かったものを書いておこう。
全部U-NEXTで見られます。


17歳のカルテ

ずっと気になっていたが、なぜか思春期の恋愛模様の作品だと思っていて初めて見た。

精神病棟に行った主人公の女の子がそこにいる少女たちと交わりながら自分を確立していく話。
15歳~17歳という少女から女性に移行する、親への失望や自己の不安定さを抱えながら殻に閉じこもってしまう姿と、スポンと栓が抜けるような体験が彼女たちを救うことがうまく描かれていた。

思春期特有の依存性質や、試し行動は全世界共通だった。

私が17歳の頃と言えば何も分からないくせに「ニーチェの言葉」という本を買ったくらい調子に乗っていた。当時の国語の先生がニーチェが好きで何かにつけて「ツァラトゥストラはこう言ったのですよ!」と力説する先生だったので、その影響を受けるような浅い少女だったのです。。。

ちなみにツァラトゥストラが何を言ったのか、30代になっても一つも知らない。

とにかくアンジェリーナジョリーの若いころが驚くほど惹きつけられるのでおススメです。


存在のない子供たち

レバノンで作られた映画。中東のスラム街で12歳の男の子が「僕を産んだ罪」で両親を告訴するところから始まる。

主演の男の子はシリアの難民の子が演じていて、表情も目も何もかもがリアリティがあり胸が苦しくなるほど現実みを帯びていた。

12月8日、シリアのアサド政権が崩壊した。ドイツはシリアの難民がたくさん住んでいて、私の住んでいるエッセンにも中東の移民がたくさんいる。
エッセン中央駅はこの日朝からシリアの国旗を背負った人と警察が100人ほどいて、大きな節目に喜びを分かち合っていた。

私はそんなことも知らず、何かまた暴動が起こっているのかと思った。
国旗を見てもどこの国かも分からなかった。

家に帰って調べてみるとシリアの人にとってこの日が政治的にかなり大きな通過点であることを意味し、エッセンに住んでるシリア人が14年ぶりに故郷に帰れる日が近いということを知った。すごく大切な日だったのだ。
どんなことも無知で恥ずかしくなるが、知ることができてよかった。

この映画はレバノンやシリアで生きる子供たちが、大人に対して感じる恨みや、それでも大人を頼らないと生きていけないくやしさがとても細かく描かれていた。
「大人たちに言う。世話できないなら産むな」と12歳の子が言っているのが、胸を打つし大人はしっかり反省しないといけいない。
ぜひ今見てほしい映画。すごく大事な作品。


君の名前で僕を呼んで

ティモシーシャラメの初主演、アカデミー賞をとったイタリアが舞台の作品。

男性の同性愛のストーリーですごく評価が良かったので見てみた。
同性愛の恋愛において越えないといけない、相手の気持ちを深く知らないと次の行動に移せないという異性愛にはない緊張感を感じた。

とにかく、とにかくティモシーシャラメが美しくて愛らしくてうかつに恋をしそうになる。

ラブシーンも多いが、それよりもティモシーがフランス語と英語と時々イタリア語を話すので完全にノックアウトである。。

話の内容的には今までみてきたゲイの女性みを感じるような言葉のかけひきがないので、今どういう状況・・・?と頭がこんがらがった。

「初恋の甘酸っぱさが染みる」みたいなキャッチコピーだったが、そんなわけはないだろ!!と言いたくなるほどずっと脱いでいた。

ティモシーシャラメは沼りそうなので、もう積極的には見ないようにする。


ノートルダムのせむし男(ノートルダム・ド・パリ)

フランスのノートルダム大聖堂が大火事から復旧し、やっと公開されたと聞きノートルダム大聖堂って何なの、と思い見てみることにした。

これはレミゼラブルを書いたヴィクトル・ユゴーの小説が原作らしい。
これが世の中に広まり、ノートルダム大聖堂の価値がぐんと上がり今でもこの作品とともに愛される存在になったとのこと。

ディズニーの作品にもなっているらしいが、全然知らなかった。

こんな作品まで扱っているなんでU-NEXTは素晴らしい。
1人の美貌の女性をめぐって終始事件が起こるのだが、相手の不細工な男性(設定)がずっと報われないし、最後までなんか嫌なやつだしよく分からない作品だった。

なぜここまで映画化・舞台化・アニメ化されているのか分からない。
だからこそ原作を読んでみたくなった。

高校生の頃にこんな作品に出会えていたら、卒論でこれをテーマに論文が書けたのだろうか。そのころなんてこんなクラシック作品がレンタルショップにあることも知らなかったな。あったのか?
パリのノートルダム大聖堂、ますます見たくなった。

ALWAYS 三丁目の夕日

いいな~。昭和っていいな~。

お金がなくても夢はあって、頑張ってる人がとにかくかっこよかった時代。
日本を作った人たちの全部がつまってる。

経験したことないのに「戻りたい」と思える。
何度見ても色あせないかっこよさと、なつかしさがあるな。

私はスマホは高校生から持っていたけど、できれば大学生になるまで世の中に出ないでほしかった。あの辺から私はバカになっていった気がする。(笑)

受験の時にスマホを触ってしまうことがつらかったし、自らフィルタリング機能を付けに行くほどスマホ依存から抜け出したかった。
今思うとmixiとシメジを引っこ抜くアプリしかやってなかったはずなのに、依存していたとは恐ろしいことだ。。

大好きな作品。


これから1日1本は映画を見よう。
ヨーロッパを旅行することも大事だと思うが、映画は動かずとも世界を知れる素晴らしいツールであると今更気が付いた。

ではでは





いいなと思ったら応援しよう!