我が家に「緑のあの子」がやってきた
ダイヤルを回して郵便受けを開けると、宅配便の不在通知が入っていた。
「宅配ボックスもあるのになんだろう?」と不思議に思いながら、スマホを取り出しQRコードを読みこむ。
再配達の日程は、最短で明日の午前中。仕事は休みだ。電話番号を入力し、依頼を完了する。
翌朝、オートロックの玄関から呼び出し音が鳴った。インターホンの画面には、青色のボーダー服のお兄さん。
「〇〇さん、おはようございます!お荷物が届いてます!」
「はーい!お願いしまーす!」
抜群に爽やかで朝から清々しい気分になる。もし今が真夏だったら、キンと冷えた麦茶の一杯でもご馳走したいところだ。
少し間が空いた後、部屋のチャイムが鳴る。ガチャっと鍵を外し、扉を開ける。
(え、、段ボールでかっ)
目に飛び込んで来たのは超特大ダンボール。ドラム式の洗濯機が入りそうなくらいの大きさ。洗濯機を頼んだ覚えはない。
「こちらにサインか印鑑お願いします!」
宛先を見ると、確かにうちだ。
言われるがままサインをし、荷物を受け取る。それほど重くはない。ぎりぎり玄関を通る大きさで、手を挟まないように注意しながら室内に引き上げる。
おそるおそる段ボールを開けると、ビニール袋に包まれた物体が姿を現した。見慣れない鮮やかな色が、袋越しに透けて見える。
いざ、開封。
ガサガサゴソゴソ、、、
、、、!!!!!!!
が、ガチャピン!?!?
…そうだ、思い出した!3ヶ月前スーパーで買った「料理酒」。そのボトルの首に掛けられていたキャンペーンに、何気なく応募したんだった!!
「日の出本みりん」や「純米料理酒」でいつもお世話になっている「キング醸造」さん。創業120周年ということで実施された「おうち時間グッズキャンペーン」。
このA賞のヨギボーミニが、先程のガチャピンの正体だ。
まさか当たるとは…。ありがたや〜!!
同じ大きさのヨギボーを1つ持っているが、新品ということで弾力が段違いだ。
ガチャピンのヨギボー、「ガチャボー」と命名。
早くバフっと座ってみたい。
ハリのある肌に全身を包まれてみたい。
その誘惑に耐えながら、さっそく妻に喜びのLINEを送る。ファーストバフっは彼女にあげるためにとっておくことに。
「おいおい、こっちは準備できてんのにおあずけかい」
そう言わんばかりに、ガチャボーの表情が険しくなる。
夜中に目があったら泣いちゃうよ〜(;▽;)
あんまり怖い顔すると、予備のカバーに変えちゃうんだからね!!
キング醸造さん、ステキなキャンペーンをありがとうございました🙇♂️ガチャボーと共に、これからもお世話になります!