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なぜ、愛知大ローは合格率が高いのか?〜“少数精鋭型”ロースクールの実態〜
割引あり
1. はじめに
今回私が書く記事の内容は、私が現在在籍しているロースクールの同期が、前に通っていたローで実際に体験した内容を取材したものです。私のローには、同じような体験をした者が2人もいました。
そのうちの1人に、前ローのリアルを赤裸々に語ってもらったので、実態を詳しくお伝えできる内容になっていると思います。
この記事のねらいは、ロースクールの進学を考えている人に対して、この記事に書かれているようなロースクールが実際にあること、またそうしたロースクールの現実を伝えることにより、ロースクール選びの参考材料にしてもらうことです。
それではご覧ください。
(ライター:そうたLAW/The Law School Timesライター)
2. 前提知識
今回私が取り上げるのは愛知大学法科大学院です。
このロースクールの特徴を一言でいえば「少数精鋭型ロースクール」となるでしょう。
「少数精鋭型ロースクール」とは、入学者が未修・既修併せて20名前後と少数でありながら、司法試験の合格率が悪くて50%、高いときは80%という驚異的な合格率を叩き出しているロースクールのことです。
今回私が取材した愛知大学法科大学院のような少数精鋭で高い合格率を叩き出しているロースクールは他のロースクールと比べて異質な特徴を持っています。
その最大の特徴としてあげられるのは留年率が格段に高いことです。特筆すべきなのは、一定程度の法的素養をもつ既修者(未修者3年)の留年率が高いことにあります。
実際にデータとして3年生の留年率をみてみると
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