
【015】LステップPlus+の新サービスL-CAST(エルキャスト)を5,611文字で完全解説【2024/11/02更新】
令和6年7月24日(水)にLステップの開発会社である株式会社Maneql(マネクル)さんから「LステップPlus+(プラス)」というサービスを展開されると発表がありました。
概要については当日に速報として記事を上げているのでご確認ください。
その中で3つの新サービスについての説明があったのですが、本記事では「L-CAST(エルキャスト)」について解説していきます。
L-CASTって何?であったり、L-CASTの8つの機能などかなり詳細に解説しているので、本記事を見れば「L-CAST」について深く理解することが出来ます。
2024年11月2日追記
2024年11月1日(金)にL-CASTに関する先行説明会が行われました。
その中でL-CASTの基本機能が8つ→9つになっていたので更新しています。
詳しくは最後までご覧ください。

L-CAST(エルキャスト)とは
まず初めにL-CASTの概要について説明します。
L-CASTとは
まるでライブ・生放送みたいな録画ウェビナーと自動セールスで驚くほど進化するウェビナー戦略
LINEではじめるオートウェビナーマーケティング
簡単に説明するとLステップ上でウェビナーが出来るようになるサービスです。
ということですぐにL-CASTの説明をしたいのですが、まずは「LIVE」「ウェビナー」「オートウェビナー」などについて順序立てて説明します。
理由はL-CASTの説明だけ聞いてもメリットを感じなければ意味がないからです。
かなりボリュームがありますが、ご覧ください。
ライブを導入したら有効な業種一覧
まずはざっくりですが、ライブを導入することで売上を見込める業種を一覧で記載します。
コーチ / コンサルタント
デジタルコンテンツ
お教室などカルチャースクール
健康食品
不動産
人材採用・派遣
美容室
エステ / サロン
治療院 / 整体
格闘技
クリニック
BtoBのシステム販売
物販ビジネス全般
美術品
旅行 / ツアー
飲食業
オーダースーツ
もちろん記載していない業種でも活用可能です。
なぜLIVEを活用すると売上が上がるのか?
では、ここからは「なぜLIVEを活用すると売上が上がるのか?」について説明します。
理由は大きく4つあります。
見逃し恐怖症による視聴率・視聴数UP
臨場感やエンターテイメント性から視聴維持率UP
動画配信と比べるとリアクションが数倍〜十倍獲得可能
緊急性 / 希少性 / 限定性を作りやすい
1.見逃し恐怖症による視聴率・視聴数UP
1つ目の理由は「見逃し恐怖症による視聴率・視聴数が上がる」からです。
LIVEというのは、その場でしか見ることが出来ないので「見逃したくない」という感情が働きます。
例を上げると格闘技の試合などは、4−5時間という長丁場ですが、見逃したくないのでワクワクしながら見ることが出来ます。
このように見逃し恐怖症を利用することでLIVEの視聴率や視聴数を上げることが出来るので、売上UPにつながっていきます。
2.臨場感やエンターテイメント性から視聴維持率UP
2つ目の理由は「臨場感やエンターテイメント性から視聴維持率が上がる」からです。
1つ目の理由と似ていますが、その場でしか得ることができない臨場感をLINEでは感じることが出来ます。
今回のLステップPlus+のLIVE配信を聞きつつ、Xに速報として情報を出している方もたくさんいました。
これはLIVEに参加しているからこそ出来る技です。
このようにLIVEでは臨場感やエンターテイメント性を出すことが出来るので視聴維持率が上がり、その結果売上につながるということです。
3.動画配信と比べるとリアクションが数倍〜十倍獲得可能
3つ目の理由は「動画配信と比べるとリアクションが数倍〜十倍獲得できる」からです。
例えばYouTubeの動画を見たとしても、いいねを押したりリアクションする方は非常に少ないですよね?
ただ、LIVEとなるとリアクションを取ったり、コメントを入れてみたりします。
特に最近ではzoomなどを使っている方も増えているのでLIVEでのリアクションが非常に高いです。
リアクションを誘発することで前向きになってもらいやすくなり、その結果、LIVEを活用したほうが売上の見込みが立ちやすくなります。
4.緊急性 / 希少性 / 限定性を作りやすい
4つ目の理由は「緊急性 / 希少性 / 限定性を作りやすい」からです。
例えばYouTubeの動画で「今から10分以内に申込した方に限定プレゼントをお渡しします」とあっても動画公開日が1ヶ月前であれば「絶対嘘でしょ?」となりますよね?
ただ、LIVEであれば、その場でしか伝えない情報(緊急性)を出すことが出来るので、結果的にLIVEに希少性や限定性が出ます。
LIVEでしか伝えない情報などを事前に告知しておくことでLIVE参加率が上がり、売上にもつながっていきます。

ウェビナーの圧倒的なメリット
では、ここからはLIVEをウェビナーで行うことで出てくる圧倒的なメリットをお伝えします。
それは「ウェビナーはリアルセミナーに近い成約率も出すことが出来るが、視聴数はリアルセミナーの数倍以上獲得出来る」ということです。
例えば「〇〇会場」でセミナーしますとなっても定員が30名であれば最大で30名しか呼ぶことが出来ません。
ですが、ウェビナーにすることで300名参加してもらうことも可能になります。
リアルセミナーに比べると、成約率は多少下がるかもしれませんが、圧倒的に参加人数が違うので、最終的な売上はウェビナーに軍配が上がります。
しっかりとリアルセミナーとウェビナーセミナーの違いを理解して活用することで売上を上げることも可能になります。
LIVEをビジネスに導入するメリット7選
ここまでで、なんとなくLIVEについて理解できたはずですが、ここからはビジネス導入することで得られるメリット7選を説明します。
商品・サービスの価値を高めることができる
顧客のエンゲージを高めて継続率を伸ばすことができる
オンラインで高額商品の販売もできる
新規集客ができるようになる
商圏を広げて店舗販売の売上を上げることができる
人材採用の教育などの工数を削減することができる
感情的な繋がりを生み、口コミや紹介を増やすことができる
職種によって得られるメリットは異なりますが、LIVEを活用することで大きなメリットが得られます。
オートウェビナーをビジネスに導入しよう
ここからはウェビナーの中でも「オートウェビナー」について言及していきます。
まずオートウェビナーはいろいろな業種や場面で活用することができます。
上手に取り入れることで、これまでにない活路が手に入ります。
1.店舗販売
1つ目は「店舗販売ビジネス」です。
美容サロン
エステサロン
クリニック
健康食品販売
フィットネスジム
ペットショップ
アウトドア用品
スポーツ用品
サプリメント
販売したい商品があっても忙しくてウェビナーができなかったり、単価の問題でウェビナー開催してもコスパが悪かったりします。
ただ、オートウェビナーを活用することで店舗販売も効果的に行えるようになります。
2.アップセル / クロスセル商品の販売
2つ目は「アップセル / クロスセル商品の販売ビジネス」です。
通販事業:単品商品を購入いただいた方に関連商品や定期販売商品を提案
コーチ / コンサルタント:教材を購入いただいた方にスクールを提案
学習塾:受講者に個別指導コースを提案
3.集客のフックにオートウェビナー活用
3つ目は「集客のフックにオートウェビナーを活用する」ことです。
ここで私が携わっている不動産業界などが入ってきます。
不動産:不動産売却の正しい進め方ウェビナー開催
工務店:理想の家探しの方法のウェビナー開催
住宅メーカー:完成見学会のウェビナー開催
4.エンゲージ向上にオートウェビナー活用
4つ目は「エンゲージ向上にオートウェビナーを活用する」ことです。
SaaS企業:システムの使い方について
オンラインサロン:入会時の流れについて
美容サロン:髪のメンテンスについて
ジム:トレーナーによるワークアウトについて
5.採用や入社後の説明にオートウェビナー活用
5つ目は「採用や入社後の説明にオートウェビナーを活用する」ことです。
学生向けのオンライン説明会
お客様対応の基本マナー
会社製品の説明
入社後の流れ
L-CAST(エルキャスト)9つの機能とは
2024年11月2日 8つの機能→9つの機能に変更
かなり前置きが長くなりましたが、しっかりとLIVEやウェビナー、オートウェビナーについて理解いただけたかと思います。
ここからはL-CAST(エルキャスト)の9つの機能について説明していきます。
LINEログイン認証
疑似LIVE機能
ウェビナー開催日程設定機能
自動セールス機能
自動リプレイ(再放送)機能
リダイレクト機能
イベント・リスナー分析
Lステップ連携
1.LINEログイン認証
1つ目の機能は「LINEログイン認証」です。
お客様がL-CASTに参加するためにはLINEログイン認証をしないといけません。
その結果、個人のLINEアカウントと紐づくので見せかけではない正確な計測が可能になります。
また、しっかりと個別判断されたカウントダウンをセッティング出来たり、申込していない方は見れないなどの対策も可能です。
2.疑似LIVE機能
2つ目の機能は「疑似LIVE機能」です。
ここでは掲載出来ませんが、セミナー中に見せてもらったLIVE機能はかなりLIVE感がありました。
オートウェビナーですが、参加者は個人LINEでコメントができますし、他の参加者のコメントも見れるので、本当にその場で行われている体験が出来ます。
もちろんPCや携帯によってUIも変わるので、どちらからでも参加可能です。
3.自動定期配信機能
3つ目の機能は「自動定期配信機能」です。
※項目がウェビナー開催日程設定機能より変更となりました
定期ライブや即時ライブなどを複数設定出来るので、日程調整を行うだけでかなりの数のウェビナー受付が可能になります。
これまで人力で行っていたウェビナー受付を自動化することで圧倒的に工数削減が可能です。
しかもウェビナーの申込ページも日程調整やタイトルを変えるだけで即日に立ち上げできます。
4.自動セールス機能
4つ目の機能は「自動セールス機能」です。
オートウェビナー開催中に画面内にオファーボタンを表示させることが出来ます。
その結果、気になる方はセミナー中に自動で申込してもらうことが可能になります。
チャット誘導する必要がないので、個別クロージングに集中することが出来ます。
ただし、ここで大事になるのが不動産や工務店など「高額商品」を取り扱う場合は、ここで申込しないほうが良いです。
オートウェビナーでは「個別相談」「お問い合わせ」というゴール設定をしておくことが大事になります。
このあたりのゴール設定はしっかりと考えたうえで決定していきましょう。
5.見逃し配信機能
5つ目の機能は「見逃し配信機能」です。
※項目が自動リプレイ(再放送)機能から変更となりました
オートウェビナーに参加申込してもらっても、当日参加出来なかった方も出ますし、再度見直したい方もいます。
L-CASTには見逃し配信機能があるので、見ていなかった方に対しても自動でお届け出来ます。
もちろん届けたいタイミングや再放送期間なども調整出来るので、いつまでも視聴できるという事も防げます。
6.リダイレクト機能
6つ目の機能は「リダイレクト機能」です。
オートウェビナーの放送終了後に好きなページにリダイレクトさせることが出来ます。
Aさん:オートウェビナー後「個別相談申込」→そのまま個別相談へ
Bさん:オートウェビナー後「質問タイム選択」→リアルウェビナーへ移動
Cさん:オートウェビナー後→アンケートへ移動
などオートウェビナー後の導線も自動化することが可能です。
導線をつなぐことでオートウェビナーだと気づかれずに開催出来ます。
7.イベント・リスナー分析機能
7つ目の機能は「イベント・リスナー分析機能」です。
こちらの機能を使うことでイベントやアカウントごとの行動分析が可能になります。
滞在時間
ウェビナー中のコメント
カートボタンのクリック
リプレイ(再放送)の視聴時間
ページアクセスの有無
こんなところまで見えるのかと驚くほど詳細に視聴スコアを見える化出来るので、一目で温度感が高い方が把握出来ます。
これまでは名前などを覚えておく必要があり労力がかかっていた分析をすべて自動で出来るのはかなり嬉しいですね。
8.Lステップ連携機能
8つ目の機能は「Lステップ連携機能」です。
もちろんL-CASTはLステップの新サービスなので、Lステップとの連携は可能です。
ですが、これまではLステップとウェビナーは別ツールだったので管理がかなり大変でしたが、連携することでかなり楽になります。
視聴状況に合わせてLステップのシナリオ配信を組み込む
申込した方にアクション設定を行う
など、分析をしつつ、パーソナルな施策を打つことが出来ます。
Lステップ連携をすることでこれまでの手作業で行っていた労力は圧倒的に少なくなります。
9.コメントアクション機能(追加)
9つ目は、2024年11月1日に開催されたL-CASTの先行説明会で新たに発表された機能です。
それは「コメントアクション機能」になります。
事前に指定のキーワードを設定しておけば、LIVE中にキーワードを入れてもらうことで自動アクションが出来ます。
録画の場合でも擬似的に双方向のコミュニケーションが取れるので、視聴維持率も促進出来ます。
使い方としては特典をつけたり、簡単なアンケートを取ったり出来ます。
活用することでコメントが多くなりますし、チャットも盛り上がるので、好循環が生まれます。
かなり幅が広がる機能になるので、絶対に使いたいですね。
まとめ
今回はLIVEやウェビナーについての有効性とL-CAST(エルキャスト)9つの機能について解説しました。
これまでにないLIVE戦略をLステップと連携しながら出来るので、画期的なサービスだと感じます。
ただ、大事になってくるのはL-CASTをどのように活用していくのかという部分です。
まずはL-CASTについて理解して、ご自身のビジネスやサービスの課題とL-CASTを組み合わせることで何が産まれるのか考えていきましょう。
私がいる不動産業界は金額が大きいですし、不安を持っているお客様が非常に多いです。
そのためウェビナーで会社や営業マンのことを理解してもらい信頼を確保するなどの施策が打てそうです。
他にも色々と面白い取り組みアイディアが出てきたので、L-CASTがリリースされた際は活用していきます。
ぜひ、今後もLステップに関する最新情報をお届けしていきますので、フォローやスキをお願いいたします。

いいなと思ったら応援しよう!
