「Delta Force」はどんなゲーム?【レビュー】
最近は冷え込みますね。皆さん体調を崩さないようにお気をつけて。
✂┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈キリトリ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✂
筆者は様々なゲームをやってきましたが、FPSゲームは少し距離を置いていました。対戦シューティングはたくさんありますが、人を選ぶゲームでもあるからです。
今回は、そんなFPSでも無料で配信されたゲームを紹介します。
注意
このレビューは個人的な意見や偏見、多少の意訳が含まれます。
ご了承ください。
Delta Force
Steam配信ページ☟
Delta Force公式サイト☟
開発元
Team Jade
発売元
TiMi Studio Group
Steam版グローバルオープンβテストローンチ日 2024年12月5日
対応・対応予定プラットフォーム
Microsoft Windows (キャンペーンは2025年1月配信予定)
Xbox Series X/S (要出典)
PlayStation 4 (2025年以内)
PlayStation 5 (2025年以内)
IOS (2025年1月20日)
Android (2025年1月20日)
ゲーム内容
Delta Forceは、「Call of Duty: Mobile」の開発チームが制作したFPSゲーム。1998年に発売された「Delta Force」シリーズのリブート作品で、基本プレイ無料のオンライン対戦/協力FPSゲーム。
様々なゲームモードがプレイ可能で、武器のカスタマイズが豊富であり、無料というところから注目を集めている。
このゲームは、Battlefield 2042とEscape from Tarkovを足してApex Legendsのようなキャラ要素を取り入れたようなゲーム。
戦闘テーマは現代戦で、戦車に装甲車、ヘリコプターなどがあり、武器も現代で使用されている実銃が収録されている。
・ゲームモード
ゲームモードは3つある。内1つは配信されていない。
ウォーフェアモードがメインとなる。
ウォーフェア
PVPモード。ゲームのメインモードであり、広いマップで32対32、合計最大64人での大規模戦闘が楽しめる。乗り物やポイントを消費して使用できる支援等を活用し、勝利を目指す。
ウォーフェアモードにもモードがあり、
攻撃と防御に分かれて戦う「攻防」と、
エリアを奪い合う「占領」
の2種類がメインである。
「攻防」は攻撃側と防衛側に分かれ、攻撃側はチケット(リスポーン回数)がなくなる前に防衛側のすべての拠点を制圧すれば、防衛側は拠点を取られないように攻撃側のチケットをなくせば勝利となる。
「占領」は2つのチームに分かれ、敵を倒すと1ポイント、エリアを制圧すると20ポイント入手でき、先に1000ポイントに到達すれば勝利。
また、経験値などは手に入らないが「攻防練習」という、自分以外全員AIのモード(いわゆるBotマッチ)もあるため、練習や操作設定の確認、手ならしなどに使えるモードも存在する。
オペレーションズ
PVPVE。最大3人でチームを組み、マップの所々にある物資を漁り、敵プレイヤー・敵AIを倒す、または避けて脱出を目指すモード。
最初に武器・防具などを購入し、その装備で戦場に向かう。
マップの物資や敵の物資を入手し、脱出ポイントに向かい、生還すれば成功。その物資を利用して更に良い物資を求め戦場に行くのも、溜めておくのもプレイヤー次第。資金を使って倉庫を拡張すればさらにアイテムを保管できる。高性能の装備・倉庫拡張は値段が高く、無理に購入すると資金不足になってしまうため、いかに良質な物資を入手できるかがカギ。
戦闘に負けたり、脱出に失敗した場合、最初から持っていた装備を含む全てのアイテムを失ってしまうため注意。
武器を持ち帰った際、その武器がプレイヤーのレベルで開放される武器だった場合、レベルに関係なくウォーフェアモードで使用できるようになるため、腕に自信がある人は地道にレベルを上げなくても武器を開放できるかも?
ブラックホークダウン
2001年の映画「ブラックホーク・ダウン」を元に制作されている、リブート前の作品のキャンペーンのリメイク。現時点ではまだ配信されていない。
・オペレーター
本作にはキャラクターによってスキルが異なり、スキルによって兵科分けされている。
攻撃的なスキルが多く、敵にダメージを与えたり、前線を切り開くようなスキルが多い「突撃兵」、
敵を妨害したり、味方を回復したりするスキルを持ち、前線のプレイヤーをサポートする「支援兵」、
乗り物や電子機器を破壊したり、障害物を建てたりするスキルを持ち、乗り物を妨害する「工兵」、
敵の位置を暴いたり、敵の障害物を発見するスキルを持ち、他のプレイヤーに危険を知らせる「偵察兵」
の4つの兵科があり、現在はそれぞれ2人ずつオペレーターがいる。
・装備
戦場に持っていける装備は
ライフルやショットガン、サブマシンガンなどの「メインウェポン」、
メインウェポンの弾切れ時などにサポートをする「サブウェポン」、
近接戦闘で使用する「近接ウェポン」、
兵科によって使用できるものが変わるサポートアイテム「兵科ガジェット」
となっている。装備はマッチ中でも、出撃前に変更できる。
メインウェポンは兵科によって使用できる武器種に制限がある。投擲武器は変更できず、オペレーターによってスキルとして決まっている。
武器のカスタムはかなり豊富で、無料のゲームとは思えないほどのコンテンツ量がある。武器によってはスコープだけで20種類以上存在するものもある。
カスタマイズによってパフォーマンスが変わるため、自分に合った武器を、自分に合ったカスタマイズができる。
ゲームのいいところ
1.「競技FPS」ではない
Apex LegendsやOverwatch2など、最近のFPSゲームは「ランクマッチ」や「アリーナ」など、ゲームと言うより競技に近いものが主流になってきており、ヘビーゲーマーではないがライトゲーマーでもない、FPSを嗜みたい程度の方は疲れてしまうものばかりです。しかし、Delta ForceはFPSの「ゲーム」としてプレイできます。
現時点では壁キックやストレイフといったテクニックはなく、昔の
「『FPS』って何?フレームレートのこと?」
と、ゲーマーが言うような古の時代のFPSが楽しめます。
2.カジュアルだけどリアル
Battlefieldシリーズといった、大規模戦闘FPSをプレイしたことがある方なら感じた方もいると思いますが、ゲームのカジュアルさとリアルさの調整が良くできており、「手軽にできるリアルなFPS」という言葉が適切なゲームです。
FPSをプレイしたいけど、フレンドを集めてチームを組んでプレイするほどではないような時や、順位とかランクとかどうでもいいからFPSゲームをプレイしたいという方向けです。
3.カスタムが無限大
武器のカスタマイズがとても多く、その武器を使えば使うほど、カスタマイズできるパーツが増えます。
パーツによってパフォーマンスに変化が起き、腰撃ち精度やエイム移行の速度、リコイルなどが変わります。
武器には「プラン」が存在し、開発陣のイチオシプランが見れたり、自分のプランを保存してすぐにカスタマイズが変更できます。いわゆる「プリセット」機能です。これを使えば、1つ1つパーツを変えなくても、保存したプランにすぐに変えられます。
また、スコープのズーム距離や瞳孔間距離も武器ごと・スコープごとに変更できたり、バレルの重さや長さ、ストックの重さや取り付け位置なども変更でき、その数値によってもパフォーマンスが変わります。
4.「チーム」が大事
大規模戦闘でも小規模戦闘でも、「チーム力」はどんなゲームでも大事ですが、FPSゲームによっては1人で戦況を変えることが容易で、チームメイトのことを見捨てたり、無視して戦うようなプレイヤーがいます。
しかし、このゲームはチームでの戦いが重要で、単騎で行動するのはかなり危険です。その分、もちろん1人で目標を達成できた嬉しさは増しますが、チーム力が大事になっている点は、本物の戦場が再現されているといえます。
5.乗り物
この手のゲームは乗り物が強くなりすぎて、爆撃やミサイル攻撃などで徒歩の兵士はすぐにやられてしまいがちですが、このゲームは現在乗り物の種類が少なく、おそらくですが「攻防」ではヘリが使用できなくなっています。そのため、古のFPSゲームにあった味わい深い「歩兵戦」が楽しめます。
ゲームの悪いところ
1.コントローラーが使えない
現時点では、コントローラーを使用できません。キーボード操作のみです。
そのため、操作の数に対してキーの多さが目立ち、普段からFPSゲーム等をコントローラーでプレイする方にとっては、直感的に操作できずプレイしづらいと感じる方もいるかもしれません。
これに関しては運営から情報が出ており、2025年の第1四半期(4月から6月まで)にコントローラーを対応させる予定だと言っています。
2.アンチチートソフトの競合
環境にもよりますが、かなりの多くの方がアンチチートソフトについて提言しています。筆者も発生しましたが、このゲームが使用しているアンチチートソフト「Anti-Cheat Expert」は、Apex LegendsやFortniteが使用しているアンチチートソフト「Easy Anti-Cheat」と競合し、「Easy Anti-Cheat」を使用するゲームが起動できなくなることが確認されています。
恐らく、修正するにはどちらかを諦めるしかないと思われます。
3.試合時間
1試合に時間がかかるときもあれば、すぐに終わるときもあります。
筆者は基本30分くらいでしたが、短ければ20分、長いと50分程度と安定しませんでした。
そのため空き時間にプレイすることや、ゲームをプレイする時間に余裕がない方には向かないと思います。
4.マップの作り
ウォーフェアモード「攻防」のマップのほとんどは、全体的に攻めが不利なマップ仕様になっているため、理不尽にキルされることがあります。
リスポーン地点に遮蔽物がないことが多く、リスポーンしてすぐにキルされることも多々。
また、マップに角が多く、角待ちや匍匐などで隠れられると対処できないことが多い。
5.対乗り物
投擲武器が変更できないが故、対乗り物に対する武器が少ないため、戦車や装甲車に勝つ術がありません。
対乗り物に効果的なガジェットも工兵しか持てないため、工兵以外の兵科は乗り物にめっぽう弱いと言えます。
6.チャットの民度が最低
このゲームにはワールドチャット(人によっては「全チャ」とも言う)があります。
MMOゲーム等をプレイしたことがある方ならわかる方もいると思いますが、ワールドチャットとは、サーバー内の全プレイヤーが使用できるチャットです。パーティーチャットなどと違い、知らない人や別の国の人ともチャットができますが…
汚い表現を使いますが、このゲームのワールドチャットは民度がクソです。
余裕で下ネタや暴言が飛び交い、中国人と日本人の暴言の言い合いやスパムが当たり前の無法地帯。
とは言っても、見なければいいだけなので気にしなければいいだけです。
結論
以上となります。総評から言うと
カジュアルなFPSゲー、競技性の高いFPSゲーが嫌いなゲーマー、現代戦FPSゲー好きの方にお勧めです。
少しゲーム内容を語る量が少ない気もしますが、自分の語彙力ではFPSゲームの内容を語るのには限界がありました()
個人的に驚いたのは、スナイパーライフルで遠いところから撃つ「芋砂」や、建物の屋上で籠って戦うといった、嫌われがちなプレイ戦法が通用しないゲーム性に驚きました。
筆者はApex Legendsをプレイしていましたが、競技のような緊張した環境になり、ゲームは趣味の1種のくせにヘマをしたら責められるような環境が嫌でやめましたが、このゲームなら恐れずにプレイ出来そうです。
批判的な意見が目立ちますが、何といっても無料なので、気になったら是非一度やってみてください。
Delta Force
Steamで現在 無料
ヘビーゲーマーでも、ライトゲーマーでもない、中立でいい加減な貴方。
Delta Forceは、そんな貴方を受け入れます。
ではまた、次のブログで。