最も面白いと感じたRTSゲーム「Men of War: Assault Squad 2」
またまた始まりました~レビューとまではいきませんが、自分がプレイしたことがある作品について語っていく、ゲーム紹介コーナー!
今回は知る人ぞ知るゲーム、と言う感じでしょうか。
注意
このレビューは個人的な意見や偏見が含まれます。
ご了承ください。
✂┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈キリトリ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✂
基本、RTSは上からの俯瞰視点で、ユニットをクリックして移動させたりなどの地味な作業を繰り返し、敵を倒せばクリアというようなゲームが多い。
戦略が非常に重要が故、地味な作業になってしまうが、それが面白い。
特にRTSで定番なのは第二次世界大戦をテーマにしたゲームが多く、ゲームに登場する国ごとに使える兵器やユニットが違うことが特徴。
そんな第二次世界大戦をテーマにしたRTSの中で、自分が最も面白いと思ったゲームを紹介する。
Men of War: Assault Squad 2
2014年5月16日発売「Men of War: Assault Squad 2」。(以下MoW:AS2)
Men of Warシリーズの1つであり、2011年発売の「Men of War: Assault Squad」の続編(もしくは改善版)。10年以上経ったのにもかかわらず、過疎ではあるがオンラインも繋がり、ネットではシリーズ最高傑作どころか第二次世界大戦RTSで最も優れているといわれているゲーム。
MoW:AS2の特徴は、兵器の種類が豊富であること、現実で起きた戦いを再現している、という点。第二次世界大戦をテーマにしたゲームとしては珍しく、大日本帝国軍が存在する。
兵器もブラックプリンス歩兵戦車や試製五式砲戦車など、試作や未完成で終わった兵器も一部登場する。
ゲームのメイン要素
キャンペーンモードがメインとなる。
それぞれの国には10種類のミッションがあり、エリアの防衛線の突破だったり、区域の突破を図る敵の防衛だったり、隠密に敵を倒す破壊工作だったりと、様々なミッションがある。
選択できる国は
の5国。
ミッション自体も実際にあった戦いを再現しており、アメリカではノルマンディー上陸作戦やフィリピンの戦い、大日本帝国では硫黄島の戦いや沖縄戦など、当時の戦いを再現したマップでのミッションとなる。
何が評価されているのか
このゲームはRTSの中でもゲーム性とリアリティのバランスが良いゲーム。兵士は銃弾一発で死ななかったり、衛生兵の治療が一瞬だったりするが、兵士1人1人にインベントリが存在し、戦い続ければ弾薬が尽きたり、乗り物に轢かれると即死だったりなど、バランスが良い。弾薬などは補給車などで回復できるため、戦時中における「補給」の大事さがよくわかる。
兵士にも熟練兵士などの、普通の兵士よりも能力が高い兵士がいたり、歩兵だけでも短機関銃兵や衛生兵といった兵科によって装備が違う。
何十、何百人と兵士を動かすことができ、全員がそれぞれ違うインベントリを持っているため、どの兵士をいつ動かすか、どこに配置するかを考えるのが重要。しかし、少しの油断で命を落とす。戦場での兵士1人の重要さと命の儚さが体験できる。
戦車や装甲車は「跳弾」「非貫通」「貫通」というリアクションがあり、損傷の判定がパーツごとに分かれている。そのため、履帯やエンジンが破損すると「走行不能」になり、砲身が破損すれば「射撃不能」になる。薄い装甲を狙われると搭乗員が気絶したり、弾薬庫に引火すれば大爆発する。そのため、弾を当てれば当てるほど体力が減って撃破される~といった、軽戦車の数の暴力で重戦車を倒すといった数の暴力が通用しない。
だが、損傷した場合は兵士が必ず1つは持っている工具箱で修理できる。
また、一度は思うであろうロマンも。
戦車が上のようなシステムになっているが故、機動力が高い兵士に弱い。
対戦車グレネードを上手く当てれれば、戦車を容易に破壊できる。
また、コストの高いKV-2重戦車やティーガー重戦車などを戦略的に使い、不利な状況を打開できたりなど…
歩兵で戦車を撃破したり、数的不利を性能で巻き返すなど、ロマンを感じることもできる。
自由度がかなり高く、敵や味方の死体から武器や弾薬などの物資を取ったり、爆風で吹き飛んだヘルメットや武器を再利用したり、遮蔽物のない場所に土嚢や地雷を使い要塞化したり、撃破した敵戦車を鹵獲・修理して味方のものにしたりなど、戦場なら何でもあり。
そして本作では、ダイレクトコントロールが存在する。
AIが操作するユニットを指揮するのではなく、そのユニット自体を自分が動かすことができる。
AIではできないような動きをユニットにさせたい時は、自分が操作してしまえばいい。小銃兵や衛生兵などの歩兵はもちろん、戦車や装甲車もコントロールできる。RTSではなく、TPSゲームとしてもプレイできる。
機関銃兵で敵兵士に向かって弾をバラまいたり、重戦車で敵の戦車を破壊したり、自走式多連装ロケット砲で敵の塹壕を爆破したりなど、戦場の兵士たちを体験できる。
ミッションではMPを使用して歩兵部隊や戦車の増援を要請できる。
だが、特定のミッションでは国特有の増援を呼べる。
例えばドイツでは自爆特攻ができるゴリアテ、ソ連では射程内のほとんどを破壊できるB-4 203mm榴弾砲、アメリカでは降下作戦に投入された第101空挺師団など、国ごとに特徴のある増援が使用できる。
配布されているModも豊富で、兵士の被弾した箇所でダメージが変わるなどの更にリアルを追求できるModや、乗り物や武器をすべて新しくし、第一次世界大戦にするMod、新たなミッションやマップ、そして日本語翻訳Modもあるため、すべてのミッションをやり終わっても飽きない。
まとめると、
これらが絡み合い、神ゲーと化しています。
日本語がなく、少し古いゲームが故にゲームのクラッシュやFPSの低下が少し見られましたが、敵戦車を鹵獲して操作できるようにしたり、何百人もの兵士1人1人にインベントリがあったり、RTSによくある歯がゆい動きをするAI関係なく操作できるダイレクトコントロールなど、ここまで自由度が高いRTSは初めて見ました。
正直、これより面白いRTSはいまだに見つかっていません。面白いよというRTSを知っている方いましたらコメントなどで教えてください。(宣伝乙)
もしこの記事を元にMoW:AS2を購入しても、チュートリアルも含み最初にイージーをプレイしてください。ゲームに慣れていない状態からノーマルをプレイすると、難しすぎてキーボードをクラッシュします。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた、次のブログで。