娘から母へ
「私はお母さんのためには生きられない。自分で何とかして。私も、自分で自分を何とかするから。期待に応えられなくてごめん。」
「期待に応えない自分の方が、みっともない自分の方が、私、生きてて楽しいんだ。」
凪のお暇の中の台詞より。心にずんと来た。今回は、親と子の関係について考える。
私も同じような台詞を母に伝えたことがある。ただ、ドラマのような母娘関係ではないが。
母は、私が結婚しないのは「自分のせいでもある」と思っているようだ。父との折り合いや関係から、私が結婚に希望を見いだせないのでは、と。
そんな気持ちは言葉で言われたことはなくとも分かっていたのだけど、今年あるきっかけで、言葉として受け取った。
違うよ!蔑ろにしちゃいけない。私の気持ちを伝えなければ。
だから母に伝えた。
父のせいじゃないよ。誰かのせいにして言い訳して生きたくないよ。私にもプライドがあるんだよ。
私の人生は私の選択の結果。いままでも、これからも。良くも悪くも、今は私が選んで決めてきた姿なんだ。
でもね、母さん。今までも、私が選んできたことは間違ってなかったじゃない?もちろん、沢山の人の助けがあったからここまでこれたんだけど。
色んなタイミングもあるし、私、やるときはやるし!
そんな私を、信じてくれたら嬉しいな。
どんな選択をしても、もう自分の責任は自分で持ちたいの。大丈夫やで。
だからさ、母は見守って。時々迷ったら、大丈夫って言って。
もう、全部全部、責任持たなくていいんだよ。信じて。ね。
でも時々甘えさせて。困ったら助けて。グチも一番聞いてもらうかもしれない。褒めてほしいし、話もいっぱい聞いてほしい。
まったく、どうしようもない わがまま娘だね。いつもありがとう。
親子だけの話ではない。誰かの期待に応えようとして、誰かの価値観が自分の事のように生き、足掻いていないか?
「何守ってんの?」
ほんとにその通りだ。自分だ自分。お前はどうしたいんだ。