【バイク教習日記27】シミュレーターでの運転もおぼつかない私は路上に出られるのだろうか?
50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。
【3月11日 教習41・42時間目】
教習項目 15・学科1 危険を予知した運転
バーチャルでも相変わらずのノロノロ運転
本日はシミュレーター実習
実際のバイクではビビりまくりの私もさすがにシミュレーターのバイクは倒れる可能性が皆無なので怖くない。
怖くないからスムーズに出来るかと言うと…
生来のトロさはここでも発揮され、シミュレーターのクラッチやブレーキのタイミングに対応できずバーチャルの世界でもやはりノロノロ運転
せめてバーチャル世界では颯爽と運転してみたいがそうは問屋が卸さないようだ。
路肩に停車して道幅を狭める車、停留所付近で車線変更するバス、右折しようとしたら猛スピードで直進してくる車、死角から急に飛び出してくる子供など事故になりそうなシチュエーションが次々と再現される。
たくさんのトラップをかいくぐりながら目的地を目指す。
小心者の私はバーチャルと分かっていても、バイクに乗っているという極度の緊張状態では、他の車や人が近づいてくるとビクついてしまう。
ビクつくと反応が遅れるので危うく事故になりそうな場面も何回かあった。
これがリアルだったら…と思うと冷や汗が出る。
バーチャルでこんなにビクついていて本当に公道で運転できるのだろうか?
バイクの免許には仮免許がないので路上教習がない。
卒検に受かって免許を手に入れたら即一人で公道デビューとなる。
今日の教習はシミュレーターのバイクでコケる恐怖からは解放されてバーチャル世界を安心して運転できると思いきや…
終わってみると、ますますバイクの運転に不安が募るという結果になってしまった。
2人乗りなどとんでもない!
シミュレーターに引き続き、2段階唯一の学科の時間
前の時間のシミュレーターのリプレイを見ながらディスカッション
早め早めの対応と次の場面を予測しながら落ち着いて運転するようにアドバイスを受ける。
その「落ち着いて」が私にとって1番の鬼門なのだ
バイクに乗ることだけでテンパる私にはなかなか難しい。
「今日の晩ご飯なににしようかな」と考えるくらいの平常心でバイクに乗れる日が来ることを祈るしかない…
2人乗りの注意点、後ろに人が乗ることで制動距離が予想以上に長くなり危険であることなど、2人乗りに関するビデオを視聴した。
免許取得後1年以上で2人乗りが出来るようになるらしい。
1人でバイクに乗るのも「非常事態」なのに2人乗りなんてとんでもない!
自分の命の保証もおぼつかいなのに、後ろに乗せた人の命の保証などできるはずもない!!
私のバイクの後ろに乗りたいという命知らずの猛者など現れるはずもないので、私が誰かを後ろに乗せて走る日は永遠に来ないだろう。