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【バイク教習日記28】危険を体験するのもビビりにとっては一苦労

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。

【3月15日 教習43時間目】

教習項目13.14   ケーススタディ(交差点)・交通の状況及び道路環境に応じた運転

速度をだしてのカーブの運転体験


本日はスピードを緩めずに一定の速度でカーブを曲がる体験
カーブ体験をする車線を規制をして、今回の教習のスピードカーブ専用道路にしていざ体験!

久しぶりに先生の後ろについて走る
先生の背中を見るとなんだか安心する。

まずは20キロでカーブを曲がる
普段は1速でゆっくりカーブに入るので20キロでもかなり速いと感じてビビりながらも、なんとかクリア

先生が30キロで華麗にカーブを曲がる
続いて私も!と思ったけど、いざカーブが近づくと怖くて咄嗟にブレーキをかけてスピードを緩めてしまい、30キロにならずじまい。

「周りに教習車いないから、もっとスピード出しても大丈夫!」
と先生に励まされながら再度チャレンジしてなんとか30キロでカーブに突入することが出来た。

減速せずにカーブを曲がる危険性を体験することが目的なのに、どうしても曲がりきれなかった時や転倒した時のことを考えてしまう。
普段の超低速走行でコケまくる私にとって
「スピードを出す=もっとコケて痛い目にあう」と思い込んでいて、危険を体験するのもビビりな私には一苦労なのだ。


右直事故のデモンストレーション


引き続き車線規制をして交差点での車とバイクの右折・直進の衝突事故のデモンストレーション

直進するバイク、右折しようとする車がギリギリのタイミングですれ違う
デモと分かっていても「危ない!」とヒヤッとする。

ヒヤッと体験しつつも、正月の餅つきの如く先生2人の息の合った妙技に「すごい!」と感動してしまう。

交差点に車とバイクを停止させてお互いにどのように見えているのかを確認する。

バイクは小さいので気づくのが遅れがちになり、スピードが出ていればあっという間に近づいてくる。
気づいたら衝突していたというのもうなずける。
公道では交差点で車を降りて見え方と距離を確認するなどできるはずもないので、貴重な体験だった。

回避教習


続いては車線規制をして専用コースを作っての回避の練習直線コースのゴール地点にいる先生が持つ赤と白の旗を見て回避を行う。
赤だったら左、白だったら右に回避といった要領。



十分な距離を取っているとわかっていても人に向かってバイクを走らせるのは怖い。
トロい私は旗を見てすぐに判断して方向を変えられるだろうか。うまく回避できずに先生に突っ込んでいったらどうしよう…

まずは、回避する報告を指示されてから走り出す。さすがにこれは私でも余裕をもって回避できる。

ところが、走行中に指示されると途端に回避が遅くなる。
目で見て判断して身体が回避行動するまでに、タイムラグがあるから当然のこと。

超の付くトロさ、予想外のことがあると頭が真っ白になってしまう私は、案の定回避行動が遅くなる。
何度かチャレンジするも、標準時間内に回避できない。

標準時間内に回避できなくても補習にはならない。
けれども…。
「反応時間が遅い=トロい」
数字でハッキリ出るとわかっちゃいるけどやはり凹む

私のようにトロいと自覚する人は、「急に回避する」という咄嗟のことが起こらないように、安全運転と早め早めの危険回避行動が大切なのだ。

危険運転のデモ


続いては危険運転のデモンストレーション

わざと急ブレーキをかけて車体のバランスを崩す。
マンホールの上でわざとアクセルを回してツルっとタイヤを滑らせる。

「危ない!」と思った矢先、「それは無理やろ!!」という狭い空間で先生はUターンを華麗に決める!

先生すごい!
なんでそんなことできるの??先生の妙技に釘づけ!!

危険運転の例を見せているのだから、素直に「怖いな~」「気をつけよう」と心に刻めばよいと思うのだけど…。

危険運転をしているのに、危険にならない!
すごい!!
比較的安全な教習所という状況の中でも、危険運転自体にチャレンジすらしたくない私からしてみればその姿はまさに”神”
下手すぎる私にはそれは神業にしか見えないのである。

先生の妙技に感心しきりで危険運転のデモの時間を終え、残り時間はコース走行や種目練習を自由に行う「自由走行」となる。

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