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【バイク教習日記番外編5】第二の思春期の過ごし方

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした時のことを振り返りながらコーチングやカウンセリングの観点から分析していきます。


運動音痴以外に免許取得を阻むものがあった


人生100年時代と言われるこの時代、「50歳を迎えた際に新しいチャレンジをしたい!」と思い立ち一念発起して教習所に通い始めたものの、大型バイク免許の取得までには、かなりの時間を要することになってしまった。

「運動神経をおかんのお腹の中に置いてきた!」
と豪語するほど、運動が苦手。
そのくせ身長153㎝、股下短めの小柄属性の遺伝情報に関してはしっかりもって生まれてきた私の免許取得は一筋縄ではいかないのは承知の上。

ただ、それに加えていわゆる「更年期障害」による体調不良で何度か長期間教習を休んでしまった。
度重なる補習だけでなく、免許取得への道のりを阻むものとなってしまった。

お年ごろだもの♪第二の思春期真っ只中

50代前半といえば「更年期」真っ只中。
最近はテレビでも「更年期の女性の心身の状態」について特集が組まれたりと、ずいぶんとオープンになってきた印象がある。

インターネットなどのマイクロメディアにおいても、下記のように目に触れる機会は増えてきた。

「年が更(あら)たまる期」とかいて「更年期」
女性として新しいステージへの転換期という意味のハズなのに、どうもイメージが悪い。

更年期を「年が更(ふ)ける時期」だと思っている人はいないだろうか?更年期とは、本来、「年が更(あら)たまる時期」という意味である。
ギリシャ語で「はしごの横木」を意味するklimacterという言葉に由来して、「女性の転換期」を英語でclimactericと呼ぶようになった。この言葉は「階段」という意味をもっており、更年期の語源はここに由来している。

人生という階段を登っていく。登るときは元気よく登っていいけれども、降りる時には十分に注意して降りてください、という意味である。

下記の記事より引用


私も40代になったころに、「あと何年かで更年期だな…。」
「更年期になるの嫌だな、しんどそうだな」というマイナスのイメージを持っていた。

「障害」という表現がどうもしっくりこない。まるで予測せずに突然に現れた人生の壁のように感じる。

そうではなく、誰にでも必ず起こる身体の変化の時期なんだから、もっと前向きに受け止めたいなと思い、「お年ごろ」とか「第二の思春期」とか言い換えるようにしている。

実際に「更(あら)たまる時期」に突入してみて感じたこと


「なるほど、これはしんどい。根性とかではどうにもならん!」

唐突に大量に不正出血し始め、それがいつ終わるんじゃ??な感じで続き貧血状態でくらくらしたり。

果たして私はずっと同じ場所で寝ているのか??と思うほどに急激に体感温度が変化する。
夜中に急に体が暑くなって汗が噴き出て目が覚める。なかなか眠れなくてやっとうとうとしたかと思うと、今度は急に寒くなって目が覚める。

指の関節が痛くて物が握りにくくなる
酷い時はペットボトルが開けられなくなったりもした。
今はずいぶん改善してはいるけど、バイクの運転でクラッチやブレーキの操作を長く続けるのは少しばかりしんどい。

とにかくだるくて体が動かない。やる気もでないし、ボーっとする。
そうかと思えば、なにやら急にイライラしてみたり。
はたまた、メソメソと落ち込んでみたり。

などなど、身体が更(あら)たまるための準備をしているのであろう様々な変化が現れる。

予備知識はあったものの、実際に起こってみるとなかなかにしんどいものである。

とはいえ「更たまる時期」はしばらく続く。個人差があるようだが一般的には45歳から55歳までとされている。

あと5年くらいは続くのかと思うと正直げんなりする。
しばらくは付き合っていくしかないのであれば、この時期に起こる自分の変化との「向き合い方」を覚えていれば少しは気も楽になる。


その感情は本当に自分のもの?ホルモンの仕業かも


カウンセラー、コーチという職業柄
「自分の機嫌は自分で取る」を心掛けている。

更年期によくある変化として
「なんかイライラする」がよくあげられる。

私個人の感覚だと意味もなくイライラするというより
「今までより些細なことでが気になってイライラする」
ようになったなと感じている。

なんかイライラするに対しては
「来た来た~このイライラはホルモンの仕業だぞ!」と自分に声をかけるようにしている。

確かに、イラっとすることもあったけどさ。
そんなにイライラするほどのことじゃないんじゃない?
そのイライラは本当に自分の感情なの??

イラっとした自分を認めつつ(否定しない)
その「イラっと度合い」が出来事に対して見合っているか確認してみる。


見合っていないのにイライラしているならホルモンのせい!
ホルモンのせいだからしょうがなくね?みたいな。

些細なことでイライラするかと思えば、体が動かない、やる気がでない、メソメソと底なし沼に吸い込まれるように心身ともにパワーダウンしてしまう。

この感じはよく知っている。「うつ」だった時のデフォルトの感覚

「うつ」の要因の一つとして、脳内伝達物質(ホルモン)の乱れによる気分の落ち込みがあるとされている。「うつ」の治療に抗うつ剤が使われるのは薬によって脳内伝達物質の乱れを整えるためなのだ。

更年期には脳内ホルモン(神経伝達物質)の分泌のバランスも崩れるのではないかと考えられている。

下記サイトより引用

イライラも落ち込みも自分の感情ではある。
感じたことは認め、その感情を消そうとしなくていい。

ただし、必要以上のイライラや落ち込みが続くのは、自分の体や心に優しくないので。
「ホルモンのせい!」ってことで出来るだけその感情を早く手放すのがお得である。

これが今の私だから、それでいい


若い時にいろんなことが出来ていたのは当たり前
昔の自分と比べてもしょうがない

50年以上生きて痛いところや、動きが悪くなったところも出てきたけど、それなりに身体が動いて普通に生活できているならそれでよし!

あの頃のようにバリバリとは動けないけど
今の私なりにソロソロと確実にこなしていく。

休める時には休む、休んだ自分を責めない。だってお年ごろだもの♡

休んで迷惑をかけたと思ったら、感謝を伝え何かの時には進んでフォローする。

1回で全部できないなら、2回3回に分ければいい。結果的に出来たらOK!

今日しないと「死ぬ」ようなことはあんまりない。明日しても大丈夫。

「年が更(あら)たまる時期」はまだ続くので、「ホルモンさんの仕業」に引っ掛からないよう気をつけつつ過ごしていくことが大事なのだ。


第二の思春期と極度の運動音痴で七転八倒、四苦八苦している様子がバイク日記には綴られています。


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