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【バイク教習日記21】まだ先生の背中を追いかけていたいのに…。

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。

【2月7日 教習34時間目】 

教習項目 2~8
交通区分、走行ポジション、交差点の通行、安全な速度と車間距離

先生の背中が見えないという不安


「今日は私が後ろを走りますね」
「え?(オロオロし始める)」
突然のお知らせに一気に不安がこみ上げる
「道順は後ろから指示しますから大丈夫ですよ」

先生の後ろをカルガモのヒナのようにヨロヨロと付いて走っていたのに今日からは先頭を走れというのか…。
親離れせよ!という厳しいお言葉にオロオロしてしまう。

免許を取ったら一人で公道を走るのだから、教習所内を一人で走るのは当たり前のことなのに、なぜかもっとずっと先のことだと勝手に思っていた。

私の前に追いかけるはずの先生の背中はない
とにかく真似してればいいという甘えた考えはもう通用しないのだ!

巣立ちの日のヒナのような気分で勇気を出してコースに出たのは良かったけれど現実は厳しかった。


久しぶりにコケる


先生の背中が見えないと不安と戦いながら、お化け屋敷でも歩いているのかという感覚でビクビクキョロキョロしながらゆっくりとコースを走る。

「法定速度までは出していいんですよ~」

先生の声かけで物凄い低速運転になっていたこと気づく

本来はシフトチェンジして2速で走る箇所もノロノロ1速低速運転。私の後ろを走っていた他の教習車はさぞかし迷惑していただろうけど、必死すぎて迷惑運転をしていたことに気づくはずもない。

自動車なら当たり前にできる右左折のタイミングを計ることが難しくてなかなか曲がれない。

「行けるのか?ムリかな?行こうかな?」などと迷っているとタイミングを逃してしまう。

「そんなに待たなくて大丈夫ですよ」
「さっ!と行きましょう」

さっ!と行きたい。
私だってそう思っている。でも腰が引けてさっと行けないんです(泣)こけるんじゃないかと思うと、血の気がさっと引いてしまうんです…。

状況判断しながら適切な操作をする


当たり前のことが当たり前に出来ないから困ってしまう。

後ろを走る先生から突然「止まって!」と指示されるとびっくりして
テンパってしまい上手く停止できず立ちゴケしてしまう。

先生の「止まって!」が突然に聞こえるのは正しい状況判断出来てないからなのだろう。

複数の操作や周りを見ることで頭がいっぱいになっていて、本来注意しなければならないことを見過ごしているということ。

テンパると身体の動きが途端にギクシャクしてしまうので、突然の「止まって!」にコケること3回。

1段階の最後の方からコケなくなっていたので、今日は久しぶりにコケた。立ちゴケとは言えやはりコケると心身共にダメージがある。
バイクさんにも痛い思いをさせてしまう。

教習所内だから「コケた」で済むけどこれが公道なら「交通事故」になるかもしれない。当然「止まって!」の声すらない。

適切な状況判断とバイクの操作の同時進行、突発的な出来事への対応

2段階はこれらを体が覚え込むまで繰り返すことになるだろうし、出来ないまま公道に出るなんてあり得ない!

1段階同様2段階も補助用紙を貼られる未来が見えるような気がしてがっくりしながら教習を終えました。

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