【バイク教習日記23】初めての雨天教習と仲良くなれないアイツのこと
50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。
【3月1日 教習36時間目】
教習項目 5・6
交差点の通行(右折)(左折)
初の雨の日教習
今日は初めての2コースを走る
コース図と睨めっこして2コースを覚えてきたつもりだけど不安、そのうえ初めての雨の日の教習になり不安の波状攻撃を食らうことになる。
天気予報を見て雨の日は予約を入れないようにしていたけど、なかなか予約のとれないこの時期にそんなことは許されない。
隙あらば予約を取らねば次はいつ予約が取れるかわからないのだ。
バイクの教習待合室の外に貸出用の雨合羽が吊ってある。たくさんの雨合羽がずらりと並ぶ姿はなかなかに壮観!などど見惚れている場合ではない、チビの私に合うサイズの雨合羽を探しだして装着する。
ライダースジャケットの上に雨合羽を着るともこもこして動きずらい。雨合羽のズボンが長すぎて裾がシフトレバーやフットブレーキに引っ掛かりそうで怖いので裾を折って長さを調節。
雨合羽の準備も出来て、いざ雨の日初教習!
小雨だったので思ったよりは走行に影響がないが、雨はヘルメットを濡らし視界が悪くなる。
急制動の距離も11mから14mに変更される。
雨で濡れた路面での急制動は滑りそうで怖かったけど、乾いた路面の時との違いを実感できてよかった。
小雨のなかを、うろ覚えの2コースをヨロヨロと走る。濡れた路面での種目はいつも以上に緊張する。
波状路や1本橋は金属製なので、表面がツルっとしているので滑るんじゃないか?と不安だったけど、さすがは大型バイク!200㎏超の重量が生み出す安心感は伊達じゃない。
ウインカー問題再発!
交差点での左折時にふわ~と外に膨らんでしまい、先生からもっと小回りするように何度か注意を受ける。
対向車からみると膨らんでくる左折車は恐怖でしかない。このままでは公道にでるなどもってのほか!早々に解決しなければならない。
教習が終わって先生に「どうして左折で膨らんでしまうのでしょうか?」と質問してみると、
「ウインカーを見てるからじゃないかな?」と言われてはっと気づく。
ウインカーに手が届かない問題を解決するために、クラッチを握る位置を工夫したりと試行錯誤中。
最初の頃よりはスムーズにウインカーを出せるようになってきているが、ちゃんと出せているか気になってつい手元を見てしまう。
バイクは目線が大事!見た方向に曲がる
手元を見ることで曲がる方向を見るのが遅れてしまい、小回りできずに外に膨らんでしまうのだ。
ウィンカーを確実に出そうとすれば大きく膨らむ、小回りで行こうとすればウィンカーがタイミングよく出せない。
まるでシーソーゲーム、どちらも解決するにはどうすればいいのか。
ウインカー問題の解決にはまだまだ時間がかかりそうだ…。
【3月3日 教習37時間目】
教習項目 5・6
交差点の通行(右折)(左折)
やっぱり私は7号車に嫌われている
2コース2日目の本日はとにかくエンストしまくる。
「え?なんでこんな所で??」な意味不明で不可思議なエンストが続いてとにかく絶不調。
教習所のコースは相変わらず渋滞しているので、変なところでエンストして停まってしまうのは後続車に迷惑になる。
迷惑をかけると思って焦るとますますギクシャクして負のスパイラルに突入してしまう。
エンストしまくりの原因は何となくわかっている。本日の相棒はあの7号車だったからだろう。
7号車は半クラの位置が他のバイクよりも遠くて、手の小さい私には扱いづらい車体なのだ。
50歳153㎝の私が大型バイクに乗るというのは、運動神経や物覚えの悪さという能力の問題だけでなく大型バイクに体のサイズが合ってないという問題もある。
体に合わせた小さいバイクに乗ればいいじゃないかと思うけど、我が家の車庫で待っているZR-7は大型バイクなんだからしょうがない…。
自分のバイクなら体に合わせてカスタマイズすることができるけど、教習車はそうはいかない。
試行錯誤してうまく扱える方法を探すしかない。
運動神経もセンスもない私はとにかく反復練習しかないのだ。
反復練習しようにも教習に使うバイクはその都度違うので、7号車に慣れようにも難しい。
偶然の出会いを期待するより、いっそのこと7号車をご指名してお近づきになった方がいいのだろうか?
卒業検定は当日に検定車が決定される。
7号車に当たったらいやだな…と嫌な予感がふとよぎる。
いつになるかわからない卒業検定のことを考えるより、まずは目下の課題をクリアすべし!と気分を切り替えて、7号車と仲良くなるべくコース走行を続けるも…結局仲良くなるには至らずに教習は終わってしまったのだ。