【バイク教習日記26】7号車また君なのか…。
50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。
【3月10日 教習40時間目】
教習項目 5・6
交差点の通行(右折)(左折)
この後に及んでUターンができないで転倒
2段階になってあまりコケなくなった。
停止時にバランスを崩してヨロっとこける「立ちゴケ」は時々あるけれど、事故レベルの大ゴケはほとんどしなくなった。
事故レベルの大ゴケは身体と精神とバイクへのダメージが半端ない。
急制動でミスして、やり直しのためにUターンしたときのこと
方向転換したはずのバイクは何故か縁石の方に近づき…縁石を乗り越えて芝生エリアにコースアウト。
落ち着いて止まればいいものの、突然のことにびっくりしてバイクを止めることも出来ず芝生エリアを走行し、次の縁石に引っかかって転倒してしまった。
自分でもびっくりしたけど、急に道なき道を進むその姿に塔の上の先生もさぞかしびっくりしたことだろう。
コースにいた他の先生があわてて駆け寄ってくる
「大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫…です。」
なんだか懐かしい?やり取りだな。
足痛いな。手首も痛い。また青あざになるな…はあ。
コケたショックと痛みの中でぼんやりと考えていた。
ぼんやりしながらも、バイクを引き起こしにかかる。
バイクの重みに「はっ!」と我に帰ってバイクの状態を確認すると
ミラーがあらぬ方向に曲がっている
またバイクに怪我をさせてしまった…。
教習も終盤だったので、教習を中止しバイクを車庫に戻し本日の教習は終了となった。
疲れと痛みとバイクを壊した罪悪感
この段階になってUターンできずにコケる自分に対する情けなさ
頭がぐるぐるしながら帰路につきました。
7号車…また君なのか。
帰宅して少し落ち着きを取り戻して今回の大ゴケについて考えてみると…
本日のバイクは例のアイツ!そう7号車だったのです。
7号車はクラッチの繋がる位置が遠く、手の小さい私にはコントロールが難しい車体。
教習の序盤は集中力と握力が十分にあるので、7号車特有のクラッチの位置に対応しつつ運転することが出来る。
しかしそれも前半だけの話。
教習も後半に差し掛かると、極度の緊張が続くことで集中力が落ち、握力も限界を迎えクラッチを握る手がプルプルと震えてくる。
頭も体も「ピコンピコン」と体力ゲージの終わりを告げ始めるのだ。
低速走行では繊細なクラッチ操作(半クラ)で車体のスピードをコントロールする必要がある。
低速で走りながらハンドルを切って方向転換する
そんな時にクラッチから手が離れてしまったら大変!
クラッチを放せばバイクに動力が伝わりスピードが上がってしまう
これがあの大惨事の仕組みだ
コントロールを失ったバイクはあれよあれよと縁石を乗り越え、芝生地帯に突入してあえなく転倒したという次第
今回の大ゴケはまたもや7号車をうまくコントロール出来なかったことが原因だったのだ。
7号車また君なのか…
ごめんね。確かに私は君をよく怪我させている。
だけど別に嫌いなわけじゃないんだよ。
仲良くしたいと思っているんだよ。
7号車と仲良くなれる日は来るのだろうか…。
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