最近新しくやっていること

「なにもしない」日々というのは「なにもしなくてよくて楽」かと思えば存外に精神を削るものである。

本当に自分はダメ人間になってしまった感じが強いというか、そりゃ仕事や学校がある人よりはダメ人間だし堕落した生活を送っているけどそのことにもちろん罪悪感を覚えるしなんというか「ニートを楽しめる才能」っていうのがあると思う。私にはなかったらしい。
なにもしないと焦燥感に襲われるがなにかをするやる気が起きない。まず布団から起き上がるのがめんどくさい。机の前に座るのがめんどくさい。ダメ人間だから。めんどくさい。生きるのがめんどくさい。

そんなめんどくさがりの人生に最近新しいことが生まれた。言語学習だった。かつて同じ学校に通っていて、今でも仲のいい友人がやっていたので始めた。
これはPRやステマの類ではなくシンプルに最近やっていることの紹介だが、Duolingoをはじめた。あの、CMでやってる、でゅおりんごろごろ🎶のDuolingo。
本当にごろごろしながらできるので学習へのハードルが低い。机に向かう必要がない、スマホだけでいい。連続記録というものがあるのでめんどくさいけどやるかという気持ちにさせられる。友達と繋がれば「おいお前Duolingoやってるか?」とつつきあう機能もある。あとランキングなどの競い合う要素だったり、正解時の効果音だったり、なんというか私は詳しくないがドーパミンが出る仕様になっているアプリだと思った。おかげさまで三日坊主の私にしては一ヶ月近く続いている。
日本語話者向けの学習言語はたしか英語、中国語、韓国語、フランス語。
英語話者向けのモードに切り替えるとめちゃくちゃ多い。本当に多い。みなさんエスペラントって知ってますか。多分知らない人の方が多いと思うんですが、人の手によって作られた人工言語。そういうのもある。多すぎない?

じゃあその多い選択肢の中から私が何をやっているかと言えば中国語とエスペラント(頑張って英語モードでやっている)だ。どっちも簡単なことしか言えないけど。

晚上好、我晚上吃饭、你呢?
(こんばんは、私は夜にご飯を食べます。あなたは?)
我是日本人。你也是日本人。
(私は日本人です。あなたも日本人です)
↑もしかしたら日本人じゃない読者さんもいるかもしれない。

中国語だとこれくらいは書けるようになった。間違ってたらごめんなさい。

人工言語エスペラントの方はかなり緩く進めている。

Mi dormas multe. Bonan nokton.
(私はたくさん寝ています。おやすみなさい)

こんな感じ。まだ会話できる段階じゃないけど、シンプルに新しいことを学ぶのが楽しかった。

これがエスペラントの単語である。突然色々ぶち込まれて困惑している。

なぜこれらの言語を学ぼうかと思ったのかといえば、中国語に関しては特に理由がない。強いて言うなら他言語より漢字など似た面があって親しみやすいと思ったから。
エスペラントは、完全にロマン的なあれだ。母語が異なる人たちが通じ合うために作られた人工言語。なんか……良くないですか? 使い所があるかと言えばないと思う。ただ、どこかで「私エスペラントちょっとわかるよ」と言ってみたい気持ちがある。
マスターしたら全然違う外国の人とも話せたりするのかな。そういう機会が私に訪れるかといえば訪れないだろうけど。ちょっと夢がある、とも思った。

言語学習、結構楽しい。まだ私が高度な会話を学ぶ域に達していないからかもしれないけれど、楽しい。「なにもしていない」を解決するのにもちょうどいい。強制されず自発的にする勉強ってなんだかんだで楽しいのかもしれない。出席日数が足りず参加した少人数制の補習で、大嫌いで苦手だった数学を「面白い」と感じた時のことを思い出した。
新しい言葉を学ぶこと。これで意思疎通ができる人が増えると思うとちょっとわくわくする。繰り返すがそういう機会があるかはさておいて。

これからもっと色んな単語や文法を学んでみたい。世界にはわたしの知らないいろんなことがある。一生かかっても味わい尽くせないくらい。死ぬのはそういうのをちょっと齧ってからでもいいのかな、と思えるくらいにはなってきた。

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