【座談会】プロジェクトストーリー#1後編 「日日nova ロゴ&サイン誕生秘話」
こんにちは。広報部です。
ロゴ&サイン誕生秘話。前編ではこちらのロゴ完成までのプロセスをメインにお届けしました!
後編では、ロゴをモチーフにしたサインの作成秘話を中心にお伝えしたいと思います!
本題に入る前に、少しサインについてご紹介。サインとは、各施設やトイレ、非常口など目的の場所に向かって人々がスムーズに行動出来るようにする標識のこと。空港や駅、スタジアム、公園などで見かけることも多いかと思います。
またサインと一緒に使われることが多いピクトグラムは、情報を視覚的な図で表現するマークのこと。年代、言語の違いによる制約なしで情報伝達ができるので日常で目にしますよね!
最近? では、東京五輪の関連で話題になっていました。著作権の関係で参考資料ですがこんな感じのイメージです!
ということを踏まえて、座談会のスタートです!
ロゴと統一感のあるデザインですが、具体的にどうリンクしているのか、皆さんお分かりでしょうか?
一筆書きのぐるぐるマーク
―― 制作チームでは、ロゴの完成後、サインも作成されました! 作成時のこだわりなどを教えてください。
C:校内を見た時に、小学校跡なので当たり前ですが、そのままだと学校の空気感が強いんですよね。
学校ならではの温かみを残しつつ、何か新しい場所が生まれた、素敵な場所が誕生した、という変化を感じられる場所にしたくて、その空間をサインで表現したいと思いました。
「学校の空気感とのバランスをうまく取りながら、インパクトもあるデザインに」というのがチーム内で一致したサインの方向性です。
A:Cさんがおっしゃったところを意識しながら、〝ロゴを生かす〟という部分は特にこだわりました!
統一感を得られるよう、ピクトグラムには全て〈 ℓ 〉のようなぐるぐるのマークを取り入れて。また、一筆書きのロゴと同様に、ピクトグラムも全て一筆で書けるデザインに落とし込みました。
D: トイレは人の頭の部分、車はタイヤの部分、 靴も端っこがくるんとなっていて。気にして見ていただくと分かるのですが、本当にどのデザインにも盛り込まれています!
C:ロゴの下部にある黄色いバーも、サイン作成時のポイントになりました。いろんなことに展開できるデザインで、これも全てのサインに入っています。
施設のイメージ向上
―― ロゴ作成時の物差しとなった最初のブランディングノート、サインにも生かされているのでしょうか。
B: ロゴに込めたブランディングをしっかりと継承してます!
ロゴマークは、誰もが自然に使える場であり、何かを始める前のスタートラインであるという観点から、試し書きの時にさらっと書くマーク 〈 ℓ 〉 を複数絡めて人と人のつながりを表現。そんな思いのこもった〈 ℓ 〉をサイン全てに盛り込んでいます。
また、サインは確実に情報を伝えることが必須。本来のコンセプトを押さえた上で、誰が見ても分かりやすいナチュラルなデザインに仕上がっています。
D:校内を案内する時に「学校ってここまで変わるんだ!」「こんな場所で習い事や体験教室できたら素敵です!」など、日日novaを使うことへの期待感、こちらもわくわくするような感想をいただくことが多くて。
オシャレなサインの存在が、施設のイメージアップにつながっていると思います。
デザイン数は70以上!
―― パッと見た時の統一感はその細かなこだわりからきているんですね!
サインのデザイン数としてはどれくらい作られたのでしょうか。
A:めっちゃ作りました! 多分70いくつ?
こんなに入稿したことは初めてです!笑
C:校内に何カ所もあるトイレや立ち入り禁止、車を誘導する導線上には複数のマークが必要で。その結果70ほどになりました‥!
敷地全体を回って、実際に使ってみながら、何が必要か考えていきました。
A:そのおかげで、後からやっぱりここにもサイン必要だったよね‥ということは起こっていないので、細かく最初に詰められて良かったと思います!
本物になった喜び
―― 実際に校内にサインが取り付けられて、完成した時はどのような思いを抱かれましたか。
A:言葉にできない大変なこともあったのですが、ずっと手元にあったものがアウトプットされて、本物になった瞬間、心の底から「やって良かった! 」と思いました。
脳内で考えていたものがカタチになるって本当に素晴らしいことですよね。このメンバー、この皆さんの力で完成したものなので、より一層嬉しくなりました。
B:完成時もですが、このメンバーで業務を進めている期間、クリエイティブな作業を進めている瞬間が本当にずっと楽しくて。それぞれの強みを生かして、いろんな分野の話をしながら進めることができて、やりがいしかなかったです。
地域に根差した地方創生というものを、クリエイティブな部分で変えていく、スタート時に関わることができて本当に楽しかったです。
イメージカラーは黄色に
―― 深掘りすればするほど、素敵なエピソードや思いが溢れてきますね!
そのほかロゴ、または、サイン作成時の裏話やこだわりなど、伝えきれていないエピソードがあれば教えてください。
A:実は最初のロゴのアイデアを考える時、リアルな日日novaをまだ見たことがなくて。写真のイメージでラフ案を考えて、当初はかなり細めの書体を使っていたんです。
でも、案出しのミーティング直前に施設見学の機会をいただき、その時に「細くないな」と感じました。空気感や小学校の建物の感じなど、これまでに刻まれた校舎の歴史を感じ取って、逆に「ちょっと太めの感じだな」というイメージに。個人的なことですが、その場に行く、リアルを知ることの大切さを改めて教わりました。現地に足を運ばれた方は、その辺りも踏まえて見てもらえると嬉しいです。
D:サイン作成時のポイントにもなったロゴの黄色いライン。日置市の市章(シンボル)にある〝南国の太陽〟のイメージから取り入れたカラーで、こだわりポイントの一つです。日日novaのネーミングは、日置市(ひおきし)日吉町(ひよしちょう)の「ひ」にも関連して名付けたので、日置市にまつわるカラーにしたいなって。
あとここは感覚的なのですが、色んな人が集まって、出会って、色んなことにチャレンジできて、というわいわい集うイメージにも黄色が合致し、ロゴはもちろん、施設全体のイメージカラーに決まりました。
C:最初の話に戻るんですが、検討チームの結成時、ロゴ作成について、自社でやるのか、他社に委託するのか、実はこの議論から始まりました。
いろんな意見があって、結論、知っての通り、自社作成になったのですが、心の底からそうして良かったです! 自社じゃなかったら、ここまで良いものにはなっていなかったし、思い入れも深くなかったと思います。
デザイン案を考えたAさん、Bさんへの負担は大きかったと思うのですが‥。
B:現実的に日々の業務とのスケジュールの関係で大変な部分ももちろんありました!笑
でも、シンプルに貴重な機会だな、面白いだろうなって思って、最後まで楽しみながら参加させていただきました!
誰にとっても〝日々の場〟に
―― では最後に、日日novaをどのように使ってほしい、どんな場所になってほしいか、改めて皆さんの思いを教えてください。
B:最初(前編)にお伝えしましたが、ブランディングノート作成時に、明確なゴールが見えていて、だからこそしっかりした着地ができたんだと思います。
誰にとっても受け皿になる場なので、これからどんな場になるか、どうやって活用されるか、僕自身も楽しみな場所。 簡潔に伝えると、皆さんにとっての〝日々の場〟になると嬉しいです。
C:完成を待ち望んでくれていたかのように、「こういう場として使いたい」と、オープン前からさまざまな人が集まってくれました。
これから皆さんと一緒に育てていきたい、一緒に育てていける場という部分を大切にしていきたいです。
D:地方創生という面で、廃校活用という取り組み自体がまず意義があるものだと思います。
その上で、仕事ができるビジネス的な側面、誰もが集まれるレジャ―的な側面、地域の子どもたちが意見交換できる教育的な側面、など多角的に利用できる場所にしていきたいと思っています!
すでに事業者さんに入居いただいていることからビジネス、マルシェの開催でレジャー、地域の中学生が集まる研修会の開催で教育・・と全側面での利用が実際にスタートしています。
土台はできたと思うので、現状としては「ぜひ皆さんお越しください! 」 というのが何よりの思いで願いです。
A:皆さんと一緒なのですが、何かを発信したり、スタートするきっかけだったりという当初のタグラインを大切に、それぞれの〝日々の場〟として活用してほしいです。
あと、少し質問とずれるのですが、日日novaは、LRだからこそできた場所だと思っています。LRには、前職でさまざまな経験がある人、スキルを持った人が集まっていて、それを体現したものこそ日日novaではないでしょうか。
LRとしてもスタートの取り組みで、日日novaもスタートを切った、走り出したばかり。重複しますが、利用してくれる皆さんにとっても、何かを始めるきっかけのスタート地点になってほしいです。
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以上で前編、後編と2部作でお届けした日日nova誕生秘話「ロゴ&サイン制作」完結です。
今回の記事を通して、より日日novaに愛着や関心を抱いてもらいたい、そしてぜひ直接日日novaに遊びに来てもらえたら嬉しいです!
日日novaについては、この場ではもちろん、公式サイト、インスタグラムでも随時情報発信していくので、チェックのほどよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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