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採用マーケは「社員インタビュー」から始める。

こんにちは!
株式会社ロングリリーフ、代表の西見です。

当社は「希望のライフラインとなり、前を向く人で溢れる日本社会をつくる」をミッションとし“世の中に希望をもたらす成長企業”と”周囲に希望を与えるリーダー人材”をお繋ぎする人材エージェンシー事業をおこなっております^^

本日の記事は「採用マーケティング」がテーマです。

当社は人材紹介を主事業としながら、一部、企業様の採用マーケティング支援も請け負っております。

私がもともとマーケティング戦略策定~実行支援をおこなうコンサルティング会社にいたこともありまして、その当時のノウハウと、人材エージェントとしての経験をかけあわせた独自の方法で支援をさせていただいておりますが、おかげさまで、目に見える成果をしっかり出すことができています。

その独自の方法の一部をお伝えしてまいります。

ぜひ皆様の採用マーケティングの一助となればと思っております^^

※前提としましてこの記事では、採用マーケティングの打ち手、つまり媒体は何がいいか、とか、SNSはどのようにやればよいか、といったお話ではなく「採用ターゲット(候補者)とどのような関わりをつくっていくかの全体設計」を「採用マーケティング」と位置付けています

採用マーケティングの起点は「社員」

マーケティングは顧客が誰か?顧客は何を求めているか?顧客はどのような生活導線を辿っているか?など、自社の商品やサービスを購入、利用する「顧客」側から考えることが超大事、という周知の事実があります。

採用マーケティングも同じように考えると…

自社を「購入、利用」つまり「選ぶ」のは、採用対象となる候補者、ですね。

ここまでは「そんなのわかってます」という方も多いでしょう。

では、いざ、採用マーケティングの戦略や手法を考えるとします。

仮にターゲットが「30代半ばくらいまでで、年収は500~700万円、SaaS事業で営業を3年以上やっている人」とした場合

このペルソナにあてはまる方々が、どのようなインサイトをもっているか、どのような行動導線で転職活動をしているのか、などについて調査・情報収集をする…

もちろん、これはこれで大事なことです。

ただ、先にやったほうが良いのは、既に自社へ入社している「社員」を対象として、インタビューをすることだと私は考えています。

・そもそも、前職を辞めようと思った理由やきっかけは何だったのか
・転職をしようと考えたときに、最初にとったアクションは何だったか
・登録、相談したエージェントから自社の紹介をされた時、どのような印象をもったか
・紹介をされた後、どこで、どのような情報を収集し、どう思ったか
・最初の選考で、面接官に対してどのような印象をもったか
(↑ほんの一例です)

と、入社を決めるまでのプロセスにおける

「心の声の変化」
「興味の変化」
「行動」
「悩んだポイント&解消された理由」

などについて、掘り下げて聴いていきます。

そうすると、日々の採用アクションに対して「狙い通り」と思うこともあれば、「思ったよりささっていないな」や「意外とそれがよかったのか」といった発見が出てくるのです。

もちろん、社員各々、違う観点でのお話や声が出てきます。

ただ、その中でも、共通して自社の採用アクションで◎なこと、▲なこと、×なことは浮かび上がってくるものです。

ATSで管理している数字をもとにPDCAをまわすのも良いですが、「中身」をみて「Why」を把握していける社員インタビューでのリサーチをすることで、採用アクションの改善→打ち手の精度はあがっていきます。

(簡易図解)採用マーケティングにおけるパーセプションフローのイメージ

実際に私が外部より採用マーケティング支援をさせていただく際のドキュメントを一つ共有します。

一見、なんだか細かい、複雑そうな絵になっていますが、採用する側と候補者側の関係性をフローにしているだけといえば、だけです^^

ただ、重要なことは、この絵に書いていない中身をインタビュー通じて明らかにしていくことです。

そうなりますと、インタビューの仕方も重要です。

表層的な回答では物足りず、特に「Why」や「How」を具体的に聴きこんで、掘り下げて引き出す回答を収集していくことです。

思わぬところにヒントがあるかもしれません。

あの企業が成功しているからって自社が成功するとは限らない

これは言わずもがななお話ですが、A社の採用成功事例を真似たところで、自社の採用が成功するとは限りません。

会社の規模、フェーズ、組織フレーム、カルチャー、求める人材タイプ、かけられる予算、実行する人のリテラシー・・・違いますよね。

自社らしく、自社のやり方をしっかり策定することが先決です。

その起点となるのが、やはり、社員へのインタビューです。

ファクト、再現性が詰まっているはずです。


ということで、本日は採用マーケティングの起点は「社員」にあり!のお話をさせていただきました。

「イチイチ面倒くさいなあ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、試しにやってみていただくことをオススメします。

※当社では人材エージェントとして、人材紹介を軸に、採用マーケティング支援もおこなっております。ご興味お持ちの経営者様、人事責任者様はお気軽にお問い合わせください^^(私のDMです → nishimi@longrelief.com)

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