”転職の本当のところ” vol.002「転職活動は HowよりもWhy&What が大事!」
日々仕事をする中で「転職しようかなあ」と思い始めることがあると思います。
現職の人間関係、納得のいかない人事、会社の業績悪化、腹落ちしない評価や給与、人生のステージの変化、自己成長への欲、新しいWill(やりたいこと)ができる…などなど、様々な理由があると思います。
そして、その何かしらの理由をきっかけに、頭の中が「転職モード」に入っていきます。
転職モードに入ると、次に、なんとなく求人を見始めたり、人材紹介会社に相談をしたり、求人サイトに登録したり、と転職先の検討がてら情報収集をしますよね。
特に昨今、どこもかしこも「転職」「求人」の文字が並ぶ広告物が目に入るのでなおのこと行動が促されやすいです。
もちろん、アクションをすることは必要なのですが、アクションを起こす前に、必ずご自身の転職のWhyそしてWhatを考えていただきたいです。
最優先すべきは、転職の「Why」と「What」
「なぜ、何を目的に転職をするのか」
「目的を果たすために、転職先で自分は何をするのがハッピーなのか」
ぜひ考え抜いてください。
WhyやWhatを考えず、例えば人材紹介会社に相談をしたとしましょう。
本質的で、しっかりと伴走してくれる人材紹介会社や転職コンサルタントと出逢えれば良いのですが、残念ながら、そうではない出逢いをする可能性もあります。
私が過去に相談を受けてきた方々から以下のようなお話を聴いてきました。
「自分の意向とは全く異なる求人を紹介された」
「キャリア面談と言いながら、私のことを理解してくれるようには思えなかった」
「経営幹部案件を扱っているにも関わらず、そのコンサルタントが紹介先の経営状況や課題などを全然理解していない」
「面談が電話のみ、かつ、30分もしないうちに終了となった」
同業界で働いている身としては悲しくなるようなお話が結構あるようですから、ご自身のWhyやWhatがある程度整理されていないと、人材紹介会社側の都合で色々とお話が進んでしまう可能性が出てきてしまうのです。
WhyやWhatが明確になっていれば、ずれた求人を提案されたら「全然違います」ときっぱり言えると思いますし、担当のコンサルタントの聴き取り力が低くても、ご自身の考えをズバッと伝えてあげて、マッチする求人の提案を待てばいいのです。
転職のWhyやWhatが明確にならない場合は…
一方で、自分で転職のWhyやWhatが何なのか?なかなか整理できない場合もあると思います。
私自身も過去に二回の転職と一回の起業をしましたが、悩みに悩んだ記憶があります。
そんな時は、壁打ち(相談)相手になってもらえる人とお話をしてみてください。
ご家族、ご友人、過去に所属していた会社の上司、信頼できる同僚など、色々選択肢はあるかと思いますが、もし近い人には相談しづらい場合は、キャリアコンサルティングをやっている方や、人材紹介会社の中でも、その会社が掲げるビジョンやミッションに共感できる会社に相談をしてみましょう(人材紹介会社であれば、相談の前に「求人紹介の前に、キャリアの相談をしたい」旨、お伝えすると良いと思います)。
第三者で利害関係や特別なつながりが無い相手の方が客観性があって、整理しやすいかもしれません。
なお、当社では「キャリア相談」のみのご相談は喜んで承ります。費用は一切かかりませんし、予め「求人の紹介は不要」とお伝えいただければ、求人の紹介はいたしません(お約束いたします)。
ということで、今回のメッセージは「転職を考え始めたら、Why&Whatを考えるが最優先!」でした。
※「キャリア相談だけしたい」方からのご相談、喜んで承っております↓