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”転職の本当のところ” vol.001「転職にはリスクがつきもの!」



インターネット、TVCM、電車内、街中…あらゆるところで「転職」にまつわる広告をみかける時代となりました。

背景に、終身雇用時代の終焉、個が尊重される時代、働き方改革、情報社会化などがあります。

一昔前までは、社会人デビューで就職した会社に長く勤めることが是とされたり、個で勝負するよりも何処の組織に属するかが重視されていましたが、時代は変わりました。

結果「転職」することが特別ではなくなったわけです。

私は2014年から10年近く、転職支援の仕事をさせていただいております。私の社会人キャリア20年の半分にもなってきていますが、この仕事を続けてきているのは、「転職」という局面が人の人生を前向きに変えるものととらえ、使命感をもってのぞめているからです。

一方、真逆なことを申し上げてしまいますが、「転職」は「リスク」でもあると考えています。

する必要がなければ「転職はしない方が良い」と本気で思っています。

転職についてまわるリスクとは?

転職をすることで生じるリスクは様々です。

これから初めての転職をする人、二回目以降の転職をしようとしている人…転職を考える皆さまに、どんなリスクがあるのか、このシリーズ一回目の投稿でお伝えさせていただきます。

リスクを知っていただいた上で、それでも、そのリスクをとってでも転職をしたい理由があるのか?挑戦しなければ後悔するのか?を自問自答いただければと思います。

  1. 想定していた仕事と違った

  2. 組織の風土や文化と合わなかった

  3. 仕事を進める上での価値観が同僚たちと合わなかった

  4. 仕事の環境になじめなかった

  5. 経営陣や上司との相性が悪かった

  6. 給与が思うようにあがる仕組みではなかった

  7. 業界構造が変わり、経営が悪化してしまった(結果、給与が下がった、賞与が消失した)

  8. 面倒を見てくれる人がいなかった

  9. 使える資源(お金、ヒト、モノ)が限定的だった

  10. 会社都合で役割が変わってしまった

パッと思いつくもので10個、挙げましたが、この他にもいろいろなリスクがあります。

これは私が想像で挙げてことではなく、これまで1700名近くの方の転職相談を受けてきた中で見聞きしてきたリアルな情報からわかっていることです。

とれるリスク、絶対に避けたいリスクを明らかにしましょう!

転職には必ずリスクが伴う、と強めにお伝えしましたが、じゃあ「転職できないじゃん」ということではありません。

・起きても、何とか乗り越えられる/さほど気にならない/我慢できるリスクは何か
・起きたら、かなりマズイ/乗り越えられない/会社を辞めてしまいそうなリスクは何か

この二点を転職活動中に明らかにすることが大事です。

感覚的にではなく、徹底的に考え抜きましょう。

とれるリスク、とれないリスクをハッキリさせておけば、企業選びも判断基準が明確になりますし、収集したい情報も明らかになりますし、何よりも転職後の新しい職場での心構えも変わってきます。

ご参考までに、私が転職相談を受ける中で、ご相談者の皆さまが「とれないリスク」として挙げられる代表的なものは以下の通りです。

・給料が大幅に下がる(現職と同等くらいは欲しい)
・やりたいと思う仕事内容じゃない(仕事内容のミスマッチを避けたい)
・働きにくい社風(自分に合う社風)

こうして「とれないリスク」を明らかにしたら、あとは選考の中で企業側に確認をしたり、エージェントを挟んでいるときはエージェントに確認をしたりしましょう。

良いお話ばかりに飛びついてサクサク転職を決めることはオススメしません。

大切な人生の重要な局面、ぜひ考え抜いて意思決定をしていただければ幸いです!

※転職における、とれるリスク、とれないリスクについてディスカッションしたい方は、お気軽にご相談ください(無料でキャリアカウンセリングを承っております→ https://www.longrelief.com/career/

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