昨日4歳誕生日、今日初めての歯科

昨日4歳を迎えた息子。
数日前に上の奥歯が痛いと言い、
数ヶ月前にも同じ箇所を痛がったので、
目視では虫歯は無いと思われたものの素人目では心配だったので
歯科の予約をとって初めての歯医者へ。
小児歯科ではないものの、小児歯科も受け付けているという
Webサイトで良さそうな近所のクリニックを選んだ。

何でもWebサイトを信じたくなってしまう私。

コロナ時代、ほぼリモートワークなのでこういう時に助かる。

受付を済ませ、いざ診察台へ。
大人の椅子に座らされ、斜めに倒しながら
「もっと上に来てねー」と衛生士さんが息子を引っ張り上げるが
小さな子供はすぐに滑り落ちていく・・・。
まぁそれはいいとして。
先生が来たので事情を説明する。
なるほどと頷き、息子の歯を確認。
「一見虫歯はなさそうですが、念のためレントゲン撮りますね」
歯を見てからその発言まで、たった5秒くらいに感じた。

親としての正直な気持ち、小さな子にむやみにレントゲンは
できれば避けたい。
でも、私も確信は持てない。素人なので医師を信じたい。
心で葛藤しながら、「この歳でもレントゲン大丈夫ですか?」
と一応伺う。
「4歳なら全然大丈夫。2歳以上ならガンガンみんなやってます」

息子はレントゲン室へ。
心配で近くまでついて行く。
大丈夫ダヨ。動かないでね。
しかし口に板を入れられ、息子は必死で抵抗する。
暫くすると、息子もなんとか大人しくでき、
そのまま一瞬で撮影終了。

「結果から言いますと、虫歯はありません。」
医師から告げられた。
いや、まぁそうでしょうねという感じだった。
というか本当にレントゲン必要だったのだろうか?
と頭の中でまだ自分に問いかけ続けていた。
レントゲンを否定するつもりはないし、医師は尊敬している。
ど素人の自分が判断することではない。
でも4歳の乳歯を目でしっかり確認して、
大丈夫そうだったらとりあえず様子見でも良かったのでは?
とか色々考えてしまっていた。
その後、息子の噛み合わせがあまり良くないという指摘をうけ
(噛み合わせると上の歯が下の歯の3分の2くらい被ってしまう)
留意してくださいと言われた。
その後、衛生士さんに歯磨きとフッ素コートを施してもらい、
なんとか終了。
よくガンバったね。エラいね。
息子に私は声をかけた。
「歯肉炎のような症状が少しあるので、1ヶ月後に来てください」
そう医師に言われ、子供用歯間フロスを数本いただいた。
子供が診察台を降りてさぁ立ち去ろうとしたとき、医師に止められた。

「それからお母さん。ホントはね、息子さんもう4歳でしょ?
4歳なら、お母さんは待合室で待ってて、息子さん1人で来なきゃダメよ」

普段私は、医師はもちろん対人にあまりズカズカと言ったりする性格ではない。でもこの時は正直ムカついた。
息子は昨日4歳を迎えたばかり。
そして今日、人生で初めての歯科医院に来た。レントゲン撮影も初だ。
息子は何をされるのか分からずガチガチに緊張していたし、
色々指示された事をすべて理解できるわけでもない。

甘やかし過ぎだと言われればそうなのかもしれない。
他の4歳児は1人で診察台へ行けるのかもしれない。
それでも、初めての歯医者で言われた事に超違和感。

「うちの子昨日からすごく緊張してたので。
しかも英語がメインなので日本語はそこまで得意ではなく、
なので心配だったんです!」
心で煮えたぎる感情を抑えながら、控えめに伝えた。
「英語!あ、そうだったんですねー。英語なんですか!なるほどー。」
英語を喋るというと、すぐ態度を変える。よくある反応。

そう。うちの子はハーフで、家庭では英語メイン。
幼稚園も英語クラスに通っている。
日本語より英語のほうが得意。
でも見た目はどちらかというと日本人寄り。
(正確には8分の5アジア人、個人的には丁度いい見た目だと思っている)
ただ、それは関係ないと思う。
日本語うんぬんではなく、初めての子供に対する発言が信じられなかった。

「受付におもちゃがあるから貰っていってね」
と取ってつけたように言われたが、
次回予約は電話しますと伝え、診察券を受け取り
おもちゃは貰わず速攻出た。

あぁレントゲン断ればよかった。目視だけで今回は様子見します
と、ハッキリ自分の思いを伝えるべきだった。
帰り道、ずっとそんな後悔と自己嫌悪で頭がいっぱいになりながら
子供に「ゴメンね、今日はガンバったね」と心で話しかけた。

あの歯科医院には二度と行かない。そう誓った日だった。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?